ペクチン:注目すべき健康上の利点と特性

2月 5, 2020
ペクチンは、さまざまな健康上の利点を持つ食物繊維です。今回はペクチンを消費することがなぜ大切なのか、そしてどの食品にペクチンが含まれているのかをご紹介します。

ペクチンとは果物に含まれる多糖類で、水と結合するとゲルを形成する食物繊維です。

砂糖または砂糖中の酸と組み合わせると、増粘剤として機能します。

果物に含まれるペクチンの量は、果物の完熟度によって異なりますが、一般的には完熟度が増すほどペクチンの量は少なくなります。

また、マルメロ、リンゴ、そして柑橘類のほとんどにペクチンが含まれており、主に食品業界でジャムの製造に使用されます。

ジャムやゼリーにペクチンを加えると、必要な砂糖の量を減らし、調理時間を短縮できます。

ペクチンの特性

ペクチンには、注目すべき特性があります。

  • 悪玉コレステロール(LDL)値の低下
  • 整腸作用:水溶性食物繊維のペクチンは、下痢や便秘の症状を改善します。
  • カロリーゼロ:カロリーを加えることなく満腹感を持続させるのに役立ちます。
  • 腸内における脂肪や糖分の吸収を防ぐ
  • 血圧の調整:胆汁酸の排泄を増加させます。
ペクチン:注目すべき健康上の利点と特性 りんご

リンゴ、柑橘類、マルメロは、ペクチンの重要な供給源です。

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食物繊維を摂取することの重要性

世界保健機関(WHO)は、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方を定期的に消費することを推奨しています。

両方の食物繊維を定期的に摂取することで、腸内細菌叢の組成が改善されることが、いくつかの研究で示されています。

さらに、胃腸管系のさまざまな癌への保護因子であり、特定の腸疾患の症状を改善すると考えられています。

適量の食物繊維を継続して摂取することで、血液中のグルコース濃度である血糖値を正常に保つのに役立ちます。

最近では、腸内細菌叢の大切さが改めて注目されています。

腸内細菌叢を健康な状態に保つことは、私たちの身体の健康全般に有益であるだけでなく、うつ病を発症する可能性を減らし、複雑な慢性疾患を予防するのに役立つかもしれないと言われています。

腸内細菌叢を良好な状態に保つためには、ペクチン、プロバイオティクス(ヨーグルトなど)、プレバイオティクスなどを定期的に摂取することが不可欠です。

ペクチン:注目すべき健康上の利点と特性 柑橘系果物

ペクチンが含まれているサプリメントも販売されていますが、ペクチンは果物や野菜などの生鮮食品から摂取することをお勧めします。

食品産業の問題

近年では、加工食品の消費が増加しています。

加工食品は、不健康な糖が多く含まれ、食物繊維の含有量が低いのが一般的な特徴ですが、食事中の食物繊維が減ると、腸機能が悪化して病気のリスクが高まります。

この状況を解決する良い方法の一つが、果物の消費を増やすことです。

果物に含まれる食物繊維であるペクチンは、、腸壁を洗浄して短鎖脂肪酸の合成を促進します。

この脂肪酸には抗炎症作用があり、腸の適切な機能を確保し、病気のリスクを低下させるのに役立つと言われています。

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結論

ペクチンは、主に食品産業で増粘剤として使用される食物繊維です。

果物には天然のペクチンが多く含まれいるため、定期的に摂取することで腸の健康を改善し、下痢や便秘などの問題を予防するのに役立ちます。

糖尿病患者にとっては、血圧と血糖値の上昇を抑えるのに役立つ可能性があります。

ペクチンの使用と、プロバイオティクスおよびプレバイオティクスの定期的な摂取を組み合わせるのは、腸内細菌叢にとって高い効果があると考えられているのは、興味深いことです。

ペクチンの消費量を増やす最も良い方法は、加工食品ではなく果物などの新鮮な食品を摂取することです。

特に、柑橘類やリンゴを定期的に摂取するのがお勧めです。

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