年齢別:自分の膣について知っておくべきこと

5月 22, 2017
女性器、特に膣の健康状態は20代と50代では大きく異なります。今回は、膣について気をつけるべきことや知っておくべきことを年齢別にご紹介します。

加齢と共に私たちの身体が変化するように、女性の生殖器も変化します。

女性の生殖器、特に膣は、人生のさまざまなステージによって変化する柔らかな組織で形成されている、子宮と外性器をつなぐ管状の器官です。

膣の健康を維持するためにも、年齢ごとに知っておくべき情報をしっかりと理解することが大切です。


本記事では、年齢や時間の経過が、私たちの女性器、特に膣にどのような影響を与えるのかをご紹介します。

20代

20代は性ホルモンの影響もあり、女性の膣にとって最高の時期です。

エストロゲン、プロゲステロン、そしてテストステロンの生成が最も高まるため、性生活を活発に行う人も多いのがこの時期です

また、膣から尿道へと細菌が移動しやすいため、尿路感染症を発症するリスクが高まる時期ですが、尿路感染症のリスクを低下させるためには、セックス後すぐに排尿し、尿道の細菌を排除する必要があります。

20代の膣には、白または透明のオリモノを出すことで膣内の細菌を洗浄する自浄作用があります。

性行為中の痛み、痒み、かぶれ、ニオイの強いオリモノなどがないときは、中性石鹸と水で女性器の外側を毎日洗うだけで、清潔に保つことができます。

また20代の女性は、婦人科医の定期検診を毎年受けてください。

30代

30代になると、体内で起こるホルモンの変化や乱れにより小陰唇が黒ずみ始め、妊娠中の女性は膣からの分泌物が増えます。

この分泌物はミルクのような形状でややニオイがあります。分泌物が緑や黄色または悪臭を伴う場合を除いては、分泌物の心配をする必要はありません。

出産後は、膣が通常よりわずかに伸びてゆるくなりますが、自然にもとの形状に戻ります。ただし、ケーゲル体操などを行い骨盤を鍛えることが大切です。

膣の健康に悪影響を与えない避妊法は、必ず医師に相談してください。

40代

閉経前後の40代の膣には劇的な変化が訪れます。エストロゲン値が低下し、膣の壁が薄くなり乾燥する、膣萎縮という症状が現れます。

また下記のような症状も現れます:

  • 燃えるような痛み
  • 赤み
  • 性行為中の痛み
  • 膣からの分泌物
  • 痒み
  • 排尿の際の痛み
  • 性感染症(STD)のリスクの上昇

定期的な性行為は膣の健康に非常に効果的です。

膣への血流が増加し弾力を保ちます。膣の乾燥にお悩みの時は、膣用クリームやエストロゲンクリームで保湿してください。

自然療法をお好みの場合は、オリーブオイルまたはココナッツオイルで膣を保湿してください。

50代以上

50代を過ぎると、閉経しエストロゲン値が低くなり、更年期を迎える人も増えます。

外陰が縮み、膣萎縮が起こる可能性も高まります。さらに加齢は膣内の酸度にも影響を与えるため、細菌感染のリスクが高まります。

エストロゲン値の低下は尿道に影響を与え、尿道の萎縮が起こるため、過活動膀胱や尿漏れを発症することがあります。

これらの症状を抑えるためには、経口投与または膣への局所投与によるホルモン療法が一般的ですが、それ以外にもさまざまな治療方法や自然療法があります:

  • 膣エクササイズ
  • 膣の弾力を改善するための膣拡張
  • 健康的な食事
  • 健康的な体重の維持
  • 禁煙
  • 骨盤底筋を鍛えるエクササイズ
  • 膣用の潤滑油の使用
  • 膣内洗浄クリーム

膀胱・子宮・直腸といった骨盤臓器が膣の入口から飛び出てきてしまう性器脱にもご注意ください。

骨盤底筋を鍛えるエクササイズが性器脱には最も効果的ですが、膣を保護する器具や手術という治療方法もあります。

 

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