目標を達成するために〜習慣をつける方法
習慣をつける方法を知っていますか? 実はよく知らないという人が多いのです。より健康になりたい、仕事での目標を達成したい、新しい言語を習得したいという思いがあっても、なかなか達成できないという人は多いのではないでしょうか。
実は習慣をつけることは、このような希望や目標を達成する為にとても重要です。問題は、「時間がない」「モチベーションが上がらない」「今はまだできない」などといった言い訳を自分にしてしまうことです。
習慣って何?
前述したように、成功するため、より良い生活を送る為には習慣を身に付けることが大切です。習慣とは以下のようなものだとした研究もあります。
”人間の持つ、自分自身をアレンジする能力は自然のものではない”
また、以下の様にも付け加えています。
”心理学的には、習慣とは、定期的・自動的に行われ、経験に基づく行動である。”
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習慣と慣習をはっきりと区別しましょう。慣習とは、基本的に意識せずともしていること、習慣とは、これをしようと決めて行うものです。
言い換えると、習慣は意識的に決めた事や自分で選択したことです。だから現在の理論では、以下の様に強調されているのです。
習慣は、自動的にコンテキストに基づいて呼応する。
良い習慣をつける
とても興味深いことに、家族単位で習慣づけを達成すると、継続しやすいとの見解を持つ専門家がいます。
子どものケースで言うと、周りの大人の行動を真似することで、健康的な習慣が身につくのです。
ですが、後から習慣づけをする事も可能です。いつでも「現状を変えたい」と思った時が始める時です。習慣をつける際のポイントを以下にご紹介しましょう。
1. 達成したい事を考える
健康的な食事をする、これまでどうしても止められなかったことを止める、新しいルーティーンを作るなど、まずは目標を決めましょう。
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2. まずは最初の第一歩を踏み出す
1日で大きな変化を遂げる必要はありません。例えば、あなたの決めた目標が「毎朝ジョギングをする」ということなら、最初の日は5分でも10分でも構わないでしょう。無理をしすぎないのが継続するポイントです。
3. 明確に計画を立てる
計画は明確に立てましょう。「明日ジョギングをしよう」ではなく、「明日は朝6時に起きて、5分間ジョギングをしよう」というようにです。計画は、細かくはっきりと立てるのがポイントです。
4. 計画を見通す
新しい習慣を取り入れる際は、必ず前の習慣に戻りたいという気持ちが働きます。「今日はしなくてもいいかも」「後でしよう」「今日はちょっとやりたくないな」などという気持ちです。これを避けるには、言い訳ができないよう、しっかりと計画を立てて見直すことが大切です。
5. アラームを設定する
アラームの設定には大きな意味があります。例えば、朝6時にジョギングに行く為のアラームを設定するなどです。メモが良いという方は、鏡や冷蔵庫など目に付きやすい所にその日のタスクを貼りましょう。
6. 記録して振り返る
新しい習慣を取り入れることができたら、達成感を感じるでしょう。どのように気分が改善されたかを記録し、モチベーションを上げましょう。
まとめ
これまでの習慣を止め、新しい習慣を取り入れることは、今まで持っていた信念や考え方を変えるということです。「仕方がない」「これが本当の自分なのだから」などと言い訳をしてしまう人がいますが、この考え方はやめましょう。自分に言い訳をすると目標の達成は難しくなるでしょう。まずは自分を信じることから始めましょう。
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