毎日の水分摂取量を増やすことで解消される疾患

水分補給は私たちの健康維持に様々な効果を発揮しますが、消化機能に悪影響を与えない空腹時や食事時間以外に水分を摂取することが非常に大切です。
毎日の水分摂取量を増やすことで解消される疾患

最後の更新: 06 11月, 2018

毎日水をたくさん飲む習慣をつけることで、多くの病気を予防・解消する効果があるのをご存知ですか?

医師、栄養士、友人、または家族から水をたくさん飲めと言われたことが誰にでも一度はあるでしょうが、水をたくさん飲む習慣をつけるのは簡単ではありません。

本記事では、一日にグラス8杯以上の水を飲むことでその症状が改善される、健康問題や病気をご紹介します。

たくさん水を飲むことで解消されることは?

毎日十分な水分補給を行うことで症状を改善・解消することができる病気や健康上の問題をご紹介します。

便秘

ベッドに起き上がってお腹をおさえる女性

水分補給は便秘の予防・改善に高い効果を発揮します。

水分補給が十分にされないことが便秘の原因の一つだと考えられていますが、特に食物繊維が多く含まれている食事を心がけている時には水分補給が欠かせません。

十分な水分を摂取することで便通を促進します。顔が浮腫んだり乾燥している時は、通常よりも水分を多めに摂取することで、下剤などを使わずに便秘を解消することができます。

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お肌のトラブル

ニキビ、アトピー、乾燥肌、そして肌の老廃物などは、食事の時間以外に積極的に水分補給を行うことで解消できます。

水は、体内に蓄積された毒素や老廃物を体外に排出します。遺伝的要因や他の外的要因による毒素は、皮膚の毛穴を通じて体外に排出されることもありますが、水分を積極的に摂取することで、これらの毒素が尿として体外に排出されます。

腎結石

腎結石

 

腎結石を予防するために、医師たちが最も推奨する方法が、ナトリウムの含有量が少ない水を一日に2リットル以上飲むことです。

排尿が促進され、結石の形成を予防しながら、自然に結石を体外へと排出します。

家族の病歴に腎結石がある方は、積極的に水分を補給する習慣を身につけることが大切です。

オーバーウエイト

水分補給を積極的に行うことで、体重を数キロ減らす効果が期待できます。その理由をご紹介します:

  • 体重やサイズの増加の原因となる体内に過剰に蓄積された水分や体液を体外に排出
  • 代謝を向上させながら脂肪の燃焼を促進
  • 消化機能を向上
  • 便通を促進
  • ストレスや不安感などが原因の食欲など、過剰な食欲を抑制
  • 発汗作用を高めて体内の毒素や体液を体外に排出

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高血圧

血圧をはかる

 

日本生活習慣病予防協会によると、高血圧の年間患者数は、1,010万8,000人 、そして年間死亡数は、6,932人と、多くの人が高血圧に悩んでいます。

高血圧にお悩みの方は、積極的に水分を補給する習慣を身につけてください。

徐々に薬に頼らずに血圧をコントロールすることが可能になります。

排尿を促進することで高血圧の予防・解消が可能になりますが、必ず低ナトリウムでバランスのとれた食事を摂取して、ストレスや緊張を毎日の生活からできるだけ排除することも大切です。

加齢

加齢とは、フリーラジカルによって私たちの体がダメージを受けることですが、それと同時に体内の水分量が減っていることも原因の一つとされています。

新生児は体重の80%が水分と言われていますが、成人になると70%となり、年齢を重ねると60%まで低下します。したがって積極的に水分を補給することで、この脱水症状による加齢のスピードを緩やかにする効果があります。

シワや皮膚のたるみを予防しながら細胞の加齢などを内面から予防します。また加齢によって発症する、慢性疾患や退行性疾患を予防する効果も期待できます。

正しい水分補給の方法

水分補給で体内の健康を維持して病気の症状を緩和するためには、正しい方法で水分補給をすることが大切です。

水分補給は空腹時、または食事の時間以外に摂取してください。食事中や食べ物と一緒に飲む水は、健康維持に効果を発揮しないだけではなく、消化機能に悪影響を及ぼします。

水を飲むのに最もお勧めの時間が空腹時です。

朝起きてすぐの空腹時や、食前や食後とは関係のない時間に積極的に水を飲んでください

一度に大量の水を飲むのではなく、一日を通じて一度に少量の水を飲みながら、一日の摂取量を達成してください。

ただし、水分の過剰摂取により睡眠が妨げられるときは、夕方から夜にかけての水分補給を控えめにする必要があります。

引用サイト:日本生活習慣病予防協会


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。