共依存:あなたを傷つける絆
共依存とは、ひどく心を傷つける愛の一種。皮肉だと思いませんか。人を愛するというすばらしいできごとが、突然恐ろしい体験となるのです。
これは、他の人間を、不健康なまでに愛してしまうときに起こります。人は誰も他人に属することはできないという事実に、あなたはまだ気づいていないのかもしれません。なぜなら、幼いときから「所有物」という考えを学んできたからです。今、あなたは自分が恋人や配偶者のものであり、配偶者や恋人は自分のものであると考えているかもしれません。もしそうなら、ただちに考え方を変え始める必要があります。
共依存的関係:愛があなたを傷つける
どんなカップルにも、2人の人間の間のどんな関係にも、対立は必ず起こります。これはまったく自然なことで、共に成長していく過程の一部にすぎません。
でも、パートナーがあなたの世界の中心となり始めるとき、あなたが普通の生活を送ることを妨害するような依存関係が育ち始めたとき、深刻な問題に直面していることに気づかなければなりません。
人生と愛を分かち合い、互いに尊敬し合うためには、2人の人間が共に物事を決めていかなければなりません。一緒に暮らすとは互いに依存し合うことではない、ということを理解しなければなりません。言うまでもなく、いつも相手の個人的空間を尊重しあうことが大切です。もしその関係がうまくいかなくても、それは仕方がないことなのです。
あなたは人生において、誰にも依存すべきではありません―あなたはあなただけのものです。そんなに大切なものを他の人の手にゆだねてしまうなんて、自分をなくすようなもの。ですから、共依存的な人たちが持つ特色に、十分注意を払うことが大切です。
- 本人の自尊心が、パートナーの意見や考えに依存している。
- パートナーの必要を満たすため、正常な義務と考えられていることをはるかに超えた責任を負う。
- 自分自身とパートナーとのあいだに、境界線が欠けている。
- 拒絶を恐れて、パートナーの言うことに決して逆らわない。
- ひとつの関係が終わると、ただちに次の関係を始める。
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これらの点に自分があてはまると感じたら、おそらくあなたも感情的依存を体験したことがある、もしくはそれに近い状態になったことがあると考えられます。
あなたを縛りつけている絆をゆるめる
手からすり抜けてしまわないように、ロープをギュッとつかむところを想像してみてください。ロープが手からすり抜けてしまうとき、手のひらに感じる痛みと傷―これと同じことをあなたは自分自身にしているのです!
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これと同じことがあなたの頭の中で起こっています。あなたは、不毛の関係に身を置いて、他の人間との間にあなた自身を縛りつけているのです。その絆を解くのはやさしいことではありません。なぜなら時として人は被虐的傾向におちいり、そんな絆が引き起こす極度の痛みを耐えることを好むからです。
もしあなたが、しがみついている相手を解き放つかどうか迷っているなら、もしくは解き放たねばと判っているのにそれをためらっているのなら、今すぐ断固としてそれを実行すべきです。
その時あなたが感じる自由は、言葉で言い表すことのできないものでしょう。平安があなたの心を満たします。そして、他の人間の手にあなたの自尊心をゆだねてしまったがために生まれた、恐れ・不安感・自尊心の低さが、すっかり消えてしまったことに気づかれることでしょう。
でも…それであなたは幸せになれるでしょうか。自由になることはすばらしいこと。でも、最初は幸せを感じないかもしれません―心が痛むからです。それでも、自分を解き放ってやらなければならないのです。その痛みにしがみついているのはあなた自身です。
そう、最初の一歩を踏み出すのは難しいかもしれません。もし自分の力ではできそうにないと感じたら、信頼できる人に助けを求めましょう。助けがなくては、一人でこの事態に直面する勇気が出ないかもしれません。
いったい、何がこの事態を引き起こしたのでしょうか。誰かを失うことを恐れるようになった原因が過去にあるのでしょうか。激しい愛に圧倒されているのでしょうか。
時として、愛は麻薬のような働きをします。パートナーのことを思い、いつも一緒にいたいと願うのは当たり前のこと…でも、もしあなたがあなた自身でいることができなくなるなら、感情的依存は有害で、屈辱的なものとなります。
ひとつの関係から離れたあと、何が起こるでしょう? おそらく、ただちに代わりとなるもの、次の相手を探すのではないでしょうか。これは深刻な問題です。あなたはどうやったら一人になれるかを知らないからです!麻薬と同じで、あなたをいい気持ちにさせてくれる関係が、どうしても必要だと思ってしまうのです。たとえそれを得るために、ひれ伏さなければならないとしても。
助けを求め、そんな悪循環は断ち切りましょう。しっかりと目を開き、現実を見つめましょう。最初は心が痛み、苦しみ、自分が自分でないと感じるかもしれません。ですが、今こそ一人でいることを学び、孤独と折り合いをつけましょう。広い世界で一人ぼっちだと不安に思う必要はありません。あなたは、あなた自身の最高の友なのです。
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- DeSteven. Afhankelijk zijn van anderen | jezelf afhankelijk maken. Geraadpleegd op 13 december 2018 van https://www.desteven.nl/leerdoelen/persoonlijke-leerdoelen/autonomie-leerdoelen/afhankelijk
- Nieuwetijdskind. HSP en Emotionele afhankelijkheid in de relatie. Geraadpleegd op 13 december 2018 van https://www.nieuwetijdskind.com/hsp-emotionele-afhankelijkheid-relatie/