強直性脊椎炎の診断と治療方法

強直性脊椎炎のほとんどの患者は「HLA-B27」の遺伝子を持っています。しかし、その中の一部の人だけがこの病気を発症します。
強直性脊椎炎の診断と治療方法

最後の更新: 15 2月, 2020

強直性脊椎炎は、主に椎間関節に影響を与える慢性炎症性疾患です。関節が互いに融合し、可動性の低下につながります。その結果、この関節の柔軟性が弱まるため、この疾患にかかった人は、前傾姿勢になることがあります。

強直性脊椎炎の原因は正確にはわかっていませんが、DNAが原因の1つだと言われています。患者のほとんどに、「HLA-B27」の遺伝子が見られますが、その中でも一部の人だけが病気を発症します。

強直性脊椎炎の症状

強直性脊椎炎の診断
強直性脊椎炎の患者の脊椎の一部がくっつき、こわばりや痛みをもたらします。

リウマチ性疾患の一種であるこの病気は、椎間関節に炎症を引き起こします。ただし、他にも肩、腰、膝、足首などの関節に​​も炎症が出る場合があります。

強直性脊椎関節炎の初期症状には、腰の痛みとこわばりが含まれます。ただし、これらは主に午前中や、体を動かしていないときに発生します。首の痛みや疲労も症状の1つです。

最も一般的に影響が出る領域は、脊椎の基部と骨盤と股関節の間に位置する椎間関節です。ただし、腱や靭帯が骨に結合する部位、特に脊椎にも症状が出ることがあります。

強直性脊椎炎にかかると、体が自己治癒の一貫として新しい骨を形成します。この新しい骨が、椎骨間のスペースを狭め、その結果、椎骨同士が融合します。

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そして、この部分が硬直し、柔軟性が低下します。骨の結合は胸郭に及ぶこともあり、肺の機能を低下させる可能性もあります。

強直性脊椎炎の合併症

合併症の一例は次の通りです。

  • 眼の炎症(ぶどう膜炎)。強直性脊椎炎で最も頻繁に見られる合併症の1つです。目の痛みが急に現れ、光に対して敏感になり、視界がぼやけます。
  • 心臓弁の損傷。強直性脊椎炎は大動脈に問題を引き起こす可能性があり、炎症を起こした大動脈は、心臓の大動脈弁の形状に影響を及ぼし、これが弁の機能を低下させます。

診断

強直性脊椎炎の診断に役立つ症状には以下が含まれます。

  • 3か月以上続く腰痛。運動で改善することがありますが、体を休めても痛みが消えません。また、胸部を以前と同じように膨らませるのが困難で、脊椎の可動性に変化が見られることもあります。。
  • 仙腸関節の炎症がレントゲンで見られる。

医師による診察結果に応じて、強直性脊椎炎を診断(臨床基準とレントゲンの結果が示唆する場合)または「可能性有り」とします(臨床基準の内3項目に当てはまるか、またはレントゲンで症状が1つ現れる場合)。

血液検査と尿検査は、HLA-B27抗原があるかを確認します。また、将来的な炎症過程の強度を示唆もします。

強直性脊椎炎の治療

強直性脊椎炎の治療 薬
痛み止め、リハビリ、手術により、痛みを軽減することが可能です。

強直性脊椎炎の治療では、さまざまな薬とリハビリが組み合わされます。

  • 非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)および鎮痛薬は、痛みを制御し、関節の炎症を軽減または抑制することを目的とした薬理学的治療法です。その結果、患者の生活の質が向上します。また、不快感を和らげることにより、夜間の睡眠を改善します。
  • 疾患修飾薬は免疫系に直接作用します。
  • 生物薬剤では病気は完治しませんが、病気の症状を制御します。
  • リハビリを、薬物治療と一緒に継続的に行う必要があります。運動により、脊椎の可動性と筋力を改善します。
  • また、水泳などの背中を強化する比較的穏やかな運動を行う必要があります。
  • 手術はめったに行われませんが、関節のみがひどく、可動性がほとんど失われた場合に行われます。

可能な治療法を組み合わせて使用​​すると、筋肉の硬直を阻止できます。また、他の筋肉や運動機能障害の予防にも役立ちます。

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