抗うつ剤をやめる前に知っておくべきこと

7月 3, 2017
抗うつ剤の服用中、気分が良くなったからといってすぐに抗うつ剤を飲むのをやめてはいけません。抗うつ剤を服用している状態からやめるまでのプロセスは医師の指導のもとに行う必要があります。

うつ病や不安障害に苦しむ人々は、抗うつ剤がその効果を発揮することが多いと言われています。もちろん、抗うつ剤が効果を発揮しない人や、様々な理由から抗うつ剤を飲まない決断をする人もいます。

本記事では、抗うつ剤の服用を止めようと決意した時に知っておくべきことをご紹介します。

まず抗うつ剤の服用をやめるときには、必ず医師に相談してください。抗うつ剤は脳への直接的な影響があるため、服用をやめるときには専門医による指導のもとで行う必要があります。

医師の指導

抗うつ剤の服用を止めようと考えているときは、心理カウンセラーまたは精神科医に相談し、服用中止後に患者自身が期待すること、不安感、懐疑心などをしっかりと話し合ってください。

抗うつ剤を服用するかどうかを決定する権利は患者にありますが、抗うつ剤の服用を中止するプロセスにおいて、どのような副作用が現れるかを医師は患者に説明します。患者は副作用などをしっかりと理解した上で中止するかどうかを判断することが大切です。

抗うつ剤の服用が始まると、患者の多くが「気分が良くなった」「感情のバランスを保つことができるようになった」と感じ、抗うつ剤はもう必要ないと考えがちです。

しかし、このような幸福感や気分の向上は抗うつ剤の効能であることも多いのです。

抗うつ剤による治療を中止するべきかどうかという医師からの提案は、まず医師が患者の気持ちや治療への考え方を深く理解することから始まります。

患者は、現時点で感じている感情が「普通」の感情なのか、抗うつ剤の効果が現れているのか区別できにくい傾向にあるため、効果を発揮するまで時間がかかり、薬を飲むことに疲れてしまうことがあります。

医師が抗うつ剤による治療の中止に同意したら、そこから徐々に抗うつ剤の服用量を減らす計画を医師が作成します。

ゆっくりと服用量を減らすことで、抗うつ剤の中止による副作用に心身が対応できます。

また抗うつ剤の副作用が辛く服用をやめたいときも、必ず医師に相談してください。精神科医は、患者にあった別の治療法を提案します。

自分に最適な治療法を見つけるためにも、自分が抱える不安や質問は医師に必ず伝えてください。

 

自分が考えているよりも時間がかかる

抗うつ剤を何ヶ月も服用しているのに、症状が改善されないことに苛立ち、心理カウンセラーや精神科医の再診察を受ける患者がいます。

またネガティブな変化が現れていることもあります。

悲しみ、無関心、不安をはじめとする症状をなくすために抗うつ剤を服用している方がほとんどで、抗うつ剤を飲んだらすぐに魔法のように症状が消え去ると考えがちです。しかし現実はもっと複雑です。

体が抗うつ剤に慣れて、効果が現れるまでには時間がかかります。治療を始めて数日したら、症状が改善され、すぐに日常生活に戻ることができると考えがちですが、医師は治療にかかる時間を想定して薬を処方していることを理解してください。

すぐに効果が現れないからと落ち込み服用量を自己判断で変えてはいけません。

医師による決められた服用量を守らないと、対処不可能な副作用が現れることもあります。忍耐強く治療を続けることを医師は望んでいます。

気分が一時的に変化する

医師の許可なく抗うつ剤の服用をやめると、物事を判断したり対処できなくなる危険性があります。抗うつ剤をやめると自殺を考える確率が上昇するという研究結果も発表されています。

ただし、薬の服用中止と危険な考えとの関係は完全には明確になっていません。

 

薬の服用をやめると現れる症状

前述したように、抗うつ剤は脳に直接影響を与えます。抗うつ剤は脳の機能を正常化する働きがあるため、服用を中止すると正常化作用が中断され、以下のような症状が多発します:

  • 脳や頭部が電気ショックを受けたりや強く打たれたような感覚
  • 集中力の欠如
  • 突然の気分の変化
  • 簡単な行動ができなくなる
  • 記憶力の衰え

患者によってその症状は様々です。

最初の数日はその変化に気づかないかもしれませんが、しばらくすると変化をはっきりと感じます。もちろんこれは一般的な症状で、不必要に怖がる必要はありませんが、症状の深刻度を医師に診断してもらうのが最も安全な方法です。

抗うつ剤の服用をやめるかやめないかを決める権利は患者にある

うつ病患者は多くの症状や竜巻のような感情の変化、そして治療方法の選択肢や外部からのアドバイスなど、全てを耳にすることで混乱してしまい、自分の人生や決定に対して自分はどれだけしっかりとコントロールできているだろうかと考えます。

うつ病の症状や治療方法で悩んだとき、抗うつ剤をやめるかどうかの判断する権利は患者が持っていることを忘れずにいてください。

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