甲状腺機能低下症になったときの/体重の減らし方

7月 13, 2016

甲状腺機能低下症は甲状腺に影響を与える病気のひとつです。甲状腺は、代謝の調節と臓器を正常に機能させるのに重要なホルモンの分泌を行います。

この病気は甲状腺ホルモンが十分に分泌されないと起こり、体全体の代謝速度の低下をもたらし、適正体重を維持するのが困難になります。

甲状腺機能低下症は女性に多く、特に50歳以降になりやすい病気です。しかし、もっと若い人や男性がなることもあります。

この病気で最もよくある症状は炎症で、甲状腺の細胞にダメージを与えます。これは免疫応答やウイルス感染、妊娠が引き金となって起こることもあります。

甲状腺機能低下症と診断された人の多くは、体重が増加したり、その他の健康障害に悩まされますが、仕方がないと諦めています。しかし、研究では、ある種の健康習慣を取り入れれば、QOL(クオリティ・オブ・ライフ;生活の質)が低下するのを抑えることができるとしています。

今回の記事では、甲状腺機能低下症と診断されたときに、体重を落とすいくつかの秘訣を紹介したいと思います。

食事を見直す

甲状腺機能低下症と診断されたら、食べ方を変えることが重要です。これは、体重増加を防ぎ、できる限り体重を現状維持するのに最適な方法です。

食事は脂質を抑え、ヨウ素を多く含む食べ物を摂取してください。ヨウ素は、この病気にかかると自然に不足する栄養素です。

健康に良い脂質を選ぶ

健康的な脂質

食事から完全に脂質をカットする必要はありませんが、健康に良くて代謝しやすい脂質を選ぶのが良いでしょう。

いくつかを以下に示します。

全粒粉を食べる

精製された小麦を含む食べ物は、全粒粉を使って作られたものに置き換えてください。一般的に、全粒粉の方が健康によく、脂肪の蓄積と血糖値の上昇を防いでくれます。

水分の摂取を増やす

水を飲む

毎日たくさん水を飲むと、脱水を防ぎ、老廃物の排泄を促進してくれます。

市販の飲料は可能な限り避け、水を選んでください。

軽めの食事をとる

寝る前に食事をすることは決していいことではありません。消化しにくい食べ物を選んだならなおさらです。

低脂肪で低蛋白な食事を準備し、少なくとも寝る2~3時間前までに夕食を済ませるようにするのがベターです。

緑茶を飲む

緑茶は甲状腺機能低下症の人にとって最も体に良い飲料のひとつです。抗酸化物質に富み、脂肪を燃焼させるため、自然に体重減少を促進します。

緑茶はお通じの改善や消化を早めるはたらきもあります。疲れを緩和し、体の調子を整えてくれます。

一部の食べ物を避ける

避ける野菜

一部の食べ物はゴイトロゲンを含むため、避ける必要があります。ゴイトロゲンとは、甲状腺の機能を低下させる物質の総称で1ヨウ素の吸収を妨げることで、甲状腺の機能障害を悪化させてしまいます(注: 世界においてはヨウ素不足が懸念される文化が多く、「ヨウ素は吸収されたほうがよい」と考えられる国が多いのですが、日本では、基本的に普段の食生活でヨードは十分摂取されており、逆に過剰摂取への注意、制限の必要などどが生じます)。

これらは以下の食物に含まれます:

  • 芽キャベツ、カリフラワー、ブロッコリー
  • ラディッシュ
  • セロリ
  • とうもろこし
  • 大豆製品
  • 落花生
  • アボカド
  • オレンジ
  • カンタループ(赤肉のマスクメロンの一種)
  • イチジク
  • 小麦

ただし、生の芽キャベツ、カリフラワー、ブロッコリーに直接ゴイトロゲンとなる物質が含まれている訳ではありません。ある物質と食物酵素と一緒になることでゴイトロゲンに変換されます。食物酵素は熱を加えることで不活性化するため、これらの野菜は、加熱調理して食べれば問題はありません。

食物繊維を多めに摂取する

食物繊維が豊富な食べ物はこの病気にかかっている人にとって必要不可欠です。食物繊維は消化機能を助け、腸の動きを活発にするため、便秘や炎症を防ぎます

更に、食物繊維は食欲を抑え、代謝において重要な役割を果たします。

適度な運動をする

適度な運動

食事の改善と合わせて、もっと痩せるためには、毎日少なくとも40分間連続で運動をする習慣をつける必要があります。

いくつかの場合、肉体的な活動レベルを下げる必要がありますが、運動できないということを意味するわけではありません。

このような患者さんには低負荷の運動が向いているかもしれません。

運動の候補;

  • 早歩き
  • ランニングとジョギング
  • サイクリング
  • 水泳
  • 重量挙げ

空腹を避ける

あまりにも多くの人が、食事を抜くことでカロリー摂取を簡単に制限できると思っています。しかしながら、これは全体的に見れば間違いです。なぜなら、毎朝、体はこれから1日を過ごすためにエネルギー補給を必要としているからです。

朝食を抜くことは、代謝を下げ、その後1日中お腹がすいたと感じるだけです。

やる気は甲状腺の病気によって体重が増加するのを防ぐのに重要な役割を果たします。自制心に加えて、良い習慣を続けて前進するのを助けてくれるのです。

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