これからは避けるべき5つの食べ物
どんな食べ物が体に良くて、どんな食べ物が体に良くないかについての議論は盛ん行われていますね。たとえば、運動後のプロテイン摂取、体に良いお米、魚介類の種類など。その質問への答えは、ほとんどのケースで同じです。それは、「たぶん良いのでは?」であったり、「たぶん良くないのでは?」「場合によって、体に良いでしょう」「摂取量によっても変わります」など。
どうしてあいまいな答えしかないのでしょう?それは「みんながそれぞれ違った体をもっている」からで、ある人にとっては良い物も、他の人にとっては良くなかったりするからです。そしてどの食品でも良し悪しは摂取量によります。とここまで書きましたが、この記事では「食べるべきでない5つの食べ物」を挙げてみます。
おすすめできない食品
もちろん食品によっては他の食品よりも健康への危険性が高いものもあり、健康的なため推奨されている食品もありますが、本当のところは、食品に絶対的な善悪のレーベルを貼ることは不可能なのです。
これからは避けるべき5つの食べ物
嫌いな食べ物
誰にでもつい残してしまう食べ物や、レストランでわざわざオーダーはしない食べ物というものがあるでしょう。ならばどうして我慢して食べる必要があるのでしょうか? 食べ物を食べないと人は生きていけないのは真実ですが、食べることは喜びであり、美味しさを堪能することであり、料理への愛であり、至福の瞬間であるのです。美味しければそれでオッケーなのです。食べてみたけれど好きでなければ、食べないといけない、と思わないことです。よく、嫌いだけれど体にいいから食べる、という人がいます。しかしそれは正しくないのです。嫌いな食べ物は、あなたにとっては良くない食べ物なのです。
もちろん栄養摂取という点では良い食べ物かもしれませんが、わざわざあなたの嫌いな食べ物でなくても、同じくらいの栄養を摂取できて、大好きな食べ物はほかに山ほどあるわけです。健康的な食品とは、茹でブロッコリーにチキン胸肉のグリルだけではないのです。
食べると体が辛くなる食べ物
例えば、ある食べ物を食べるとお腹とか頭とか関節だとかが痛くなることがあります。大好きだからといって口にすると、お腹が張ったり、無気力になったり、ただなんだか気持ち悪くなるということもあります。こういった症状は、人によってどんな食品でも起こりうるのですが、精製小麦粉、乳製品、肉類などが代表的な食品です。
口にするとあとで体が辛くなる食べ物は、100回食べる機会があったら99回は止めること、そして残りの1回はどうせ食べるならば楽しんで食べてください。その1回を「めったにないご褒美」として考えるならば、いつもよりもっともっと食べることを楽しめるでしょう。でも、あとで後悔しないよう、食べすぎには気をつけてくださいね。
食べるとあとで罪の意識にさいなまされる食べ物
そう、あなたが頭に思い浮かべた食べ物のことです。ケーキ類や、ブラウニー、アイスクリーム、フライドポテト、フライドチキン、ホットケーキ、クレープ、甘いお菓子、タコス、、、などなど、気がついたら週末ずっと食べてしまったなんてことがあるでしょう。月曜の朝「なんで途中で止められなかったんだろう」と胸のムカムカと罪の意識で目覚め、それから1週間ずっとりんごとトマトと人参サラダ過ごしても、浄化できないような気分がする、そんな食べ物です。
このような食ベ方をして、続けることが不可能な辛いダイエットを自分に罰として課してしまうなんてことはよくあることです。つい飲みすぎた後に、禁酒する、と決心したりするのと同じです。とはいえ、実際に禁酒するつもりはないことがほとんどです。次の週末には同じように飲みつぶれてしまうのですから。
食べ物を食べて罪の意識を感じるのは、ひどいものです。そんなものを感じてもなんのためにもなりません。短期間の不摂生によって罪悪感を感じて、自分の体に自信を持てなくなると、「健康的な食品だから」という理由で好きでもない食べ物を無理やり食べるという結果をもたらしてしまいます。いろいろな理由から、こういった食生活はおすすめできません。
まず、食べすぎたことで得た余計な脂肪はすぐにはなくなりませんし、それにあなたのお腹は、一体なにが起こっているのか理解できません。もしあなたが平日は健康的な食生活なのに、週末に不健康な食品(添加物いっぱいのもの、油っぽいもの、調味料たっぷりのもの、砂糖たっぷりのもの)をどか食いしていると、お腹の中がより敏感になってしまう可能性もあります。
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週末に、パーティーに参加したり、お出かけしたり、デリバリーをオーダーしがちな生活をしているならば、食べすぎに気をつけましょう。バランスのとれた食生活を送るように心がけ、食べた後に罪の意識に苛まされるような食べ物は避けることです。食べ物は、食べる前も食べた後も、気分を良くしてくれるべきだからです。目の前の皿を平らげて罪の意識を感じるなんて、なんの得にもなりませんよね?
食べ出すとどうにもこうにも止まらない食べ物
食べ出すとどうしても止められない食べ物、袋が空になるまでついつい口に入れてしまう食べ物、どんなに夜遅くても食べたくなってしまうもの、他の人に止められないと止められないもの、家にないとなるとどうしても食べたくて仕方がなくなるもの、といった食べ物は、あなたの食習慣から追放するべき食べ物です。
つい止められなくなる、やみつきになってしまう食べ物というと、フライドポテトチョコレート、ハンバーガー、ピザなどを思い浮かべますよね。こういった「食品」は、あなたの脳内での反応を化学的に変化させてしまい、やみつきになってしまいがちです。しかし、やみつきになってしまう食べ物=ジャンクフードとはいいきれません。健康的といえる食品にもやみつきになってしまうことがあるのです。
例えば、イチゴジャム、あなたのおばあさんの手作りクッキーや、サラダに中毒になってしまうレアケースもあります。まぁ、万一、芽キャベツ(ほろ苦味のあるゴルフボールくらいのサイズのキャベツの一種。ロースト料理の付け合わせに出てくることが多い。)に夢中になってしまったなんてことだったら、別に止めはしませんが。
食品ではない食べ物
異性化糖(ブドウ糖果糖液糖。果糖ブドウ糖液糖などの名称で知られる天然甘味料)は食べ物ではありません。人工的に手を加えられたコーンスターチ、着色料(食品添加物)、人工香料、セルロース(粉チーズの原料によく加えられているが、元々は製紙原料)などは、どれも食べ物ではありません。しかしながら、大手の食品会社では、製品にこうした原材料を加えています。(ここにあげただけではなく、もっと多くの添加物が加えられています。)
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こうした原材料は、安いコストに抑えられたり、他の大会社と持ちつ持たれるの相互補助の関係を結んだり、消費者がその商品にやみつきになるようにしたり、安くて持ちが良いものを使ったり、と食品会社の利益になるさまざまな用途で使用されていますが、消費者の健康は全くの度外視です。
本物の材料やオーガニック(地元産)の食物や、高質な動物性たんぱく質(抗生物質やホルモン漬けの牛肉ではなく、草を食べて育った牛の肉であったり、養殖魚でない魚であったり、平飼いされた鶏の肉であったり、など)を使って自分で料理するのが一番ですね。製品に記載されている原材料名は隅々までチェックするようにしましょう。もしそこに聞いたこともないような原材料名が記載されていれば、それはおそらく食べ物ではない、ということです。
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- Zink, D. L. (1997). The impact of consumer demands and trends on food processing. Emerging infectious diseases, 3(4), 467.