子どもが乾癬になったらどうする?

12月 4, 2019
乾癬とは、慢性の炎症性自己免疫疾患です。肌に斑点が現れることにより精神的にも子どもに影響を与えることがあるので、子どもがこの症状に悩まされている場合には全面的なサポートが必要となります。

乾癬は女性と男性のどちらもにも発症する病気で、人口の約2~3%の人々が悩まされています。しかし、子どもにこの症状が現れることはめったにありません。この記事では、子どもの乾癬の症状、治療法、そして予防法についてご紹介します。

乾癬とは?

乾癬とは炎症性自己免疫疾患であり、鱗屑と紅斑が特徴です。伝染性の病気ではありませんが、遺伝したり、慢性である可能性があります。

健康な体では3~4週間で皮膚細胞が入れ替わるところ、乾癬の場合には周期が短くなり、15日で皮膚細胞が入れ替わります。そのため、死んだ細胞が蓄積され、皮膚に斑点として現れます。

乾癬は体のあらゆる部分に発症する可能性がありますが、ひじ、手、胃、背中に現れることが多いです。

そして、非常に一般的な病気でもあります。青年期以降に発症することが多いですが、どの年齢でも発症する可能性があり、これが子どもにも乾癬が見られる理由です。

原因

子どもの乾癬

太陽への露出は、子どもが乾癬になる原因の1つです。

乾癬を発症させるまたは悪化させる環境因子には、次のようなものがあります。

  • 細菌感染症、ウイルス感染症、および真菌感染症
  • 外傷および皮膚の怪我
  • 心理的要因(特にストレス)
  • 太陽への過度な露出(日焼け)
  • 日光不足(寒い気候)

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臨床症状

子どもの乾癬の臨床症状は、通常大人と同じです。しかし、子どもの乾癬の中でも最も一般的な種類は次の3種類となります。

  • 尋常性乾癬:銀白色の鱗屑で覆われた紅斑が特徴的です。これらの症状は、ひじ、ひざ、胴体に現れることが多いですが、頭皮だけに発症することもあります。
  • 滴状乾癬:子どもや若い人に最も一般的な乾癬の種類です。通常、胴体や四肢に滴状な斑点が現れますが、頭皮に現れることもあります。
  • 逆乾癬:あまり見られませんが、子どもの乾癬症状の1つとして知られています。

子どもの乾癬の治療法

子どもの乾癬

子どもに乾癬の疑いがある場合や乾癬の家族歴がある場合には、最適な治療法を見つけるために小児科医に相談しましょう。

まずは、医師の診断が必要があります。乾癬と診断できるのは医師のみです。そこから、適切な治療法を見つけることができます。一般的に、保湿剤を使った治療や他の局所治療薬(サリチル酸など)が推奨されることが多いでしょう。

どの場合にしても、乾癬を発症し、特に症状が広がっている場合には、子どもの自尊心にも影響を与える可能性があることを覚えておいてください。子どもが病気を受け入れて乗り越える手助けをし、心理的なサポートを行うことが非常に重要です。子どもの自尊心を高めてあげましょう。

さらに、慢性的な症状であったとしても、治療は役に立つものであり、症状を和らげるてくれることを説明するといいでしょう。

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まとめ

自己免疫疾患であり、さまざまなことが要因となり得ますが、迅速に行動してなるべく要因を防ぐことが重要となります。(ストレス、日焼け、皮膚の損傷など)

最後に、いくつかの推奨事項をご紹介します。

  • 肌に優しい石鹸を使用して、必ずよく洗い流す。
  • 寒さが症状を悪化させる可能性があるので、天然繊維で作られた洋服で温かさを保ちます。特にお勧めなのは、綿の洋服です。
  • 医師から処方された治療を行う。
  • 特に子どもの場合は、自然療法を試す前に必ず医師に相談する。
  • 子どもを常にサポートする。
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