子どものストレスの原因が親にある時

4月 17, 2019
親のペースの早い生活、成功への熱望、優秀であることへの高い期待などは、子供にストレスを与え、苦しめる原因となっているかもしれません。

現代の生活スピードは日増しに速くなってきています。人生において成功をするためには、どうしても求められることなのですが、この早いペースの生活は子どものストレスの原因となることもあります。

親であるあなたの生活があまりにも目まぐるしいと、子供の生活に様々な影響を及ぼします。ひとりで寝ること、トイレに行けるようになること、感情をコントロールすること、話すこと、歩くこと、学校に適応すること…全てにおいて、早く、早く…と急かされます。

その速すぎる生活スピードの中で、子供たちは良い成績、良い人間関係、素晴らしい実行力を求められます。あまりにも大きなストレスがかかってくると、次第に体にも様々な兆候が現れ始めます。

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子どものストレスって何?

泣いている男の子

多くの子供たちは、その度合いと期間にもよりますが、精神的なバランスを崩すほどの状況にさえも耐えることを求められています。プレッシャーに立ち向かい対処する、大変な努力を強いられるのです。ですがその要求にこたえきれない子も多く、そのため辛く苦しい思いをしています。

子どものストレスとなる要因はいくつかあります。中には災害や戦争、親の死や性的虐待ような個人的な不運など、避けようのない、または抗いようのない状況もあります。

ですがそうした状況以外に、ストレスの多い日常生活、感情の障害や不調を生み出す生活のリズム、またストレスのたまった親から育てられることも、同じようなレベルのストレスを抱える原因となります。

 

子どものストレスの症状は?

子どもの生活は変化に満ちています。赤ちゃんや子供は成長の段階を上手に受け入れることが出来ます。ですが、親から受けるストレスは別です。

5歳以下の子供のストレスの症状:

・イライラしていることが多い

・良く泣く

・常に親の腕の中にいようとする

・言語問題

・おもらしや指しゃぶりなどの赤ちゃん返り

・異常に怖がる(暗闇、動物、親から離れるなど…)

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5歳以上の子供のストレスの症状:

短気、感情の起伏が激しく、理由もないのに泣く。攻撃的な態度を見せることも

・日常生活の中でやる気がない

・疲労感、怠惰、不注意

・頭痛や身体的な不調

・身体的なものではない病気(身体化

・集中力が欠けている

・無関心な行動または拒絶

・悪夢やおねしょ

・学習態度や成績の変化

・食事に対する態度の変化や問題

 

親の速すぎるペースの生活は子供のストレスに影響する?

親が常にタイトなスケジュールの中で私生活と仕事の区別もつかないような生活をしていると、子供の生活や幸せにも大きな影響を及ぼします。

子どもの身体、精神、感情の自然な成長に悪影響を与えるだけでなく、子供が必要とするものごとを見過ごしてしまいます。

こういったタイプの親は「親の鏡」となれるよう努め、またそれを子供にも強います。常に子供を急かし、子供も体や心がついていけるよう合わせようとします。

学校から受けるストレスはこれだけではありません。タイトなスケジュール、長距離の通学、失敗への恐れ、いじめやハラスメント、親の高い期待、宿題…これら全てが子供をストレスまみれにしてしまうのです。

 

子どものストレスへの対処をサポートする方法

親のサポート

まずは緊張感を緩めましょう。大人からストレスを受けないよう親が努力をしなければなりません。

子どものストレスは子供の時の健康だけでなく、大人になっても引きずることがあります。実際、子供の時のストレスが原因で、大人になってから心臓病や糖尿病になる人もいます。

ストレスの緩和または予防のおススメ:

・不安やストレスを感じていると思ったら、セルフコントロールのやり方を教える。あなたは子供のお手本です。あなたを見て子供はあなたから来るストレスをどのように対処するか学びます。

我慢、喜び、落ち着き、穏やかさ、よく考えるなどの行動を念頭に置く。これらの態度は、子供のスレス回避をサポートします。

・子供との時間を取るようにする。家族間や日常生活での問題やその解決法を一緒に探ります。そうすることで、子供が問題に現実的かつ適切に対応することが出来るようになります。

・子供の意見を聞き、認める。すでにストレスの症状が現れているようなら特に、コミュニケーションが大切になります。

・学校のアクティビティや宿題についての子供の意見を知る。

・子供それぞれの必要とするものを尊重する。兄弟やほかの子供と比べてはいけません。それぞれの能力とスキルを認めてあげましょう。

 

最後に

子どもは皆尊い存在です。頑張った時だけ、いい成績を取った時だけ、愛される、尊重されるなどと子供が思わないよう気を付けましょう。愛や尊重はそういったものとは無関係です。

また子供が出来る以上のことを求めてはいけません。あるがままのその子を尊重し、認めることが大切です。子供のストレスの原因にあなた自身がならないようにしましょう。

Meadows, J. (2017). Stress. In Spirit and Capital in an Age of Inequality. https://doi.org/10.4324/9781315413532

Thompson, R. A. (2014). Stress and child development. Future of Children. https://doi.org/10.1353/foc.2014.0004