子どもの初登園:やってしまいがちな7つの誤り

4月 27, 2019
子どもが幼稚園などに通い始める時、受け入れるべき様々な過程があります。家にいることが当たり前の生活から学校に行くという変化に子供が適応出来るよう、親も努力しなければなりません。ですが親がやってしまいがちな誤りもいくつかあります。

お子さんが「赤ちゃん」ではなく子供に成長し、いわゆる「学校」に行き始める。これは教育システムに足を踏み入れる最初のステップであり、未来への旅の始まりでもあります。子供はその環境に適応しなければなりません。ですがこの時に親がしてしまいがちな誤りがいくつかあります。生まれてからずっと何年も一緒だったのに、ある日突然先生の元に送り出す…親にとっても辛いことです。

あなた自身、緊張したり感情的になるかも知れません。親にとっても子供にとっても「離れる」というのは寂しいことです。

ですがあなたは大人であり、子供をサポートしなければなりません。中には感情にのみ込まれ、誤りをおかしてしまう人も多くいます。

こちらもご覧ください 10代の子供と話すための4つのアドバイス

 

親がしてしまいがちな7つの誤り

親子

子どもにとって一番良いと思う教育施設を選んだら、後は心を決めて子供の新しい人生のステージを応援しましょう幼稚園や学校が好きになるかどうか、またその時期がいつ来るのかは子供によって違います。

これからご紹介する事柄は、親がしてしまいがちな誤りです。子供をサポートするどころか、新しい人生へ足を踏み入れることを逆に躊躇させてしまうような行動ばかりです。よく読んで、そうならないよう注意しましょう。

 

1.子どもに心の準備をさせていない

これから一体どこへ行くのか、何をするのか、何一つ知らせず心の準備をさせないというのは非常に大きな誤りです。子供はこの先自分がどうするのかを知っておく必要があります。前もってしっかり話をして心の準備をさせましょう。

入園入学の準備を子供と一緒にするのも良いでしょう。用具などの買い物に連れて行くのも楽しいです。あと数日したら学校でそうしたものを使うんだと子供が分かっているのはとても良いことです。

多くの場合、親が「今までの生活はもう終わり。学校という新しい場所へこれから行くんだよ」ということを説明するだけでも十分です。学校への恐怖心をなくしたいのなら、新しい生活が始める前にきちんと心構えをさせてあげましょう。

 

2.子どもの前で泣く

確かに子供が泣いたり、怒ったり、怖がったりするのを見るのは辛いです。新しい場所で知らない人たちと一緒に過ごす…もちろん誰だって泣きたくなるでしょう!

ですが忘れないでください、あなたは子供が感情をコントロールする見本となる人です。

親として感情に飲み込まれるのは良くありません。子供はすでに緊張しているのに、親が泣いてしまったら状況を更に悪くしてしまいます。新しい場所に適応しようとするのを邪魔してしまっているのです。

泣くのなら学校を出てからにしてください。互いに離れていることに慣れるには数日かかりますが、子供が徐々にリラックスしていくのも見えるでしょう。

 

3.泣き声を聞いて子供の元に戻っていく

泣いている子供

これをしてしまう親はとても多いです。もしすでに「バイバイ」と言っているのなら、子供の泣き声を聞いても戻ることはしないようにしましょう。これをするとその後がなかなかスムーズに進まなくなります。

学校のスタッフは子供を落ち着かせる手法をトレーニングされています。ほとんどの子供は、親がいなくなって数分で、割とすぐに泣き止みます。それから環境に馴染んでいこうとします。どの子も最終的には慣れるのです。

ですが中には泣き止まず親に迎えに来るよう連絡しなけらばならない場合もあります。ですが、それはめったに起こりません。先生は子供との接し方を良く知っているので、泣き止ませることも上手です。

あなたのためにもお子さんのためにも、戻ることはしないでください。

こちらもご覧ください 子どもにおける情緒的剥奪の6つのサイン

 

4.学校へ様子を見に行く

子どもがどうしているか気になって学校の周りを歩いたりするのはやめましょう。大きな誤りです。

せっかく落ち着いたところにあなたの姿を見てしまうと、あなたと一緒に帰りたいと言い出すでしょう。何度も「バイバイ」とは言いたくないはずです。子供に何度も辛い思いをさせるだけで、学校になかなか馴染めなくなります

子どもが学校でどうしているか気になるのは分かります。ですが学校が終わるまで待ちましょう。子供に「今日はどうだった?」と聞いてみてください

 

5.「バイバイ」を言わずにいなくなる

きちんと「バイバイ」と言うのは大切なことです。子供は泣きながら「行かないで」と言うかも知れません。

ですが子供が気づかない間にいなくなるというのは良くありません。解決策とも言えません。

逆に「置いて行かれた」という気持ちにさせてしまいます。きちんと「バイバイ」と言いましょう。後でちゃんと迎えに来るよと伝え、キスとハグをしてあげてください。

なんにしても、静かにいなくなることだけは避けてください。

 

6.別れに時間をかける

別れ

静かにいなくなるのも良くありませんが、「バイバイ」に時間をかけ過ぎてもいけません。短めにサッと終わらせましょう。時間をかけ過ぎると「もしかしたらここにいてくれるかも知れない」という勘違いをさせてしまいます。嘘をついて「ここにいるよ」などと言ってもいけません。

またスタッフがあなたの子供を落ち着させなければならないような状況になったら、子供は「取り残された」ことばかりが頭に残り、教室での空気に緊張感が漂うことになります。短めの別れは、先生にとっても子供にとっても良いことなのです。

 

7.他の子と比べたり泣くことを怒ったりする

子どもはすでに「怖い」と感じているのに、あなたが怒ったり他の子と比べると状況をさらに悪くします。初日に泣くのはおかしなことではありません。素早くなじむ子もいれば時間のかかる子もいます。

始まって数日は嫌がる子もいるでしょう。通い始めて数日経ってから「行きたくない」と言い始める子もいます。いたって普通のことです。我慢強く、心配などせず、子供にプレッシャーを与えないようにしましょう。抱きしめて「バイバイ」と伝え、サッと帰るようにします。

ご紹介した事柄は、思わずやってしまいがちな誤りばかりです。ですが、子供が新しい環境に馴染むのを妨げる行動でもあります。

難しいかもしれませんが、子供のためにも親のあなたが頑張ってみてください。

Tyrrell, M. (2005). School phobia. The Journal of School Nursing : The Official Publication of the National Association of School Nurses. https://doi.org/10.1177/10598405050210030401

Pianta, R. C., & McCoy, S. J. (1997). The first day of school: The predictive validity of early school screening. Journal of Applied Developmental Psychology. https://doi.org/10.1016/j.forsciint.2011.12.002

Raver, C. (2003). Young children’s emotional development and school readiness. Society for Research in Child Development’s Social Policy Report. https://doi.org/10.1145/1121241.1121264