子供が学習障害かもしれないサイン

5月 7, 2019
学習障害は幼少期の大変早い時期から現れ、子供にとっては一生付き合っていかなくてはならない特性となることが多いです。その症状に早くに気づくことが重要です。この記事では学習障害の特徴や特性についていくつかご紹介します。

4歳のアンジェリカは、先ほど幼稚園に初めて行ってきたところです。アンジェリカは授業中に他の子供と喋ったり、何かを一緒にしたりすることがありません。また、先生の指示にも従えていないようです。幼稚園専属の心理士と担任の先生はアンジェリカの両親と面談をすることにしました。アンジェリカには学習障害の疑いがあると見て取れたからです。

しばらくして、アンジェリカの両親は3回にわたって幼稚園に呼び出されました。家では、アンジェリカはよく話し、ママとパパから学ぼうと学習に興味を示しています。しかし、幼稚園ではそうではありません。

アンジェリカの両親はそのことをプレッシャーに感じ始め、アンジェリカを神経小児科医に診てもらうことにしました。検査の結果、医者は異常は特に見られないと言います。アンジェリカは多くの子供達がそうであるように、単純にクラスメイトとは違った存在なのです。

その後しばらくして、「奇跡」が起こります。アンジェリカが他の人と交わり、授業に興味を示し始め、先生やクラスメイト達と熱心に接するようになったのです。

 

子供はそれぞれ自分のペースで学んでいく

料理 学習障害のサイン

上記のストーリーは親、子供、教師、そして医療関係者の多くが経験してきた話です。「子供はそれぞれ自分のペースで学んでいく」とはよく言いますが、問題など何もないところを不安によって問題と見なしてしまうこともまた非常によくあることです。

学校が始まると、いろいろな問題が起こりますが、ほとんどのことは時間と共に解決されていきます。

幼稚園や保育園は楽しいところです。子供達は遊びを通して学び、教師は子供達とより近い距離で関わります。

子供が成長するにつれ、学習教科はだんだんと難解になり、課題が数倍にも増え、学校での人間関係はまた新たな異なる形を取るようになっていきます。

そして、子供は自分の能力や限度を以前より自覚するようになります。そうした自覚が何の問題にもつながらない子供もいますが、それが問題や重圧となってしまう子供もいるのです。

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学習障害はいつ分かるのか?

学習障害は早期に察知できるに越したことはないと言う専門家もいることでしょう。ですが、実際には幼少期だと誤診を下してしまうリスクもあります。

専門家は、子供が幼稚園や保育園に通い始めてから3年目に入った頃、大体7歳か8歳くらいの時に学習障害の診断を下すことが好ましいとしています。

学習障害は情報処理能力に影響を及ぼします。例えば、読み書きが遅かったり、数学で苦手だったりする傾向にあります。学んでいる内容は分かるものの、それを適切に表現することが難しかったりするのです。

これは学業だけでなく、他人との人間関係にも影響を及ぼします。

学習障害の初期症状

書く 学習障害のサイン

5歳未満の子供の場合、以下のような学習障害のサインがあります。とは言え、声を大にして言いますがあきらめてしまわないでください。親として忍耐強くなり、子供を観察し、子供がどのように成長していくかを見届けなくてはいけません。サインは以下の通りです。

  • 書く、破る、歩く、切る、ボタンをかける、ファスナーなどを締める、くつひもを結ぶなどの運動機能に問題がある。
  • 簡単な指示に従うことが難しく、指示通りに遂行できない。
  • 言葉を発するのが遅い、発音に問題がある、または新しい言葉を覚えるのに苦労する。
  • 読んだり、数や文字、週の曜日、色、幾何学的形を理解することが困難である。
  • 集中し注意を払うことが難しい。
  • 学校での活動や、家族や他の人との活動に対して苛立った様子を見せたり、やる気のない態度を見せる。

5歳以上の子供に見られる学習障害の特徴

  • 勉強のことについて話したがらず、課題をするのに長時間かかる。
  • 飽きっぽく、学校のことに興味がない。
  • 学校で態度が悪かったり、攻撃的な態度を取る。
  • 自分の気持ちを認識するのが困難だったり、気持ちをうまく表現できない
  • 睡眠に問題があったり、摂食に問題がある。

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学習障害のある子供

親と学習 学習障害のサイン

学習障害を持つ子供は普通かそれ以上の知能を持っています。ですが、自分が分かっていることを表現することに困難を感じています。またある特定の分野のことを学ぶのに困難を生じていることから、不満に思い、苛立つことがよくあります。

こうした感情は自尊心に悪影響を及ぼします。また、達成したいことや言いたいこと、書きたいこと、したいことは分かっているのに、それらをうまく表現できないために落ち込んだり鬱になったりすることもあります。

場合によっては、学習障害を持った子供は難読症、あるいは算数障害、もしくは両方の面で特別支援を必要とすることもあります。こうした症状は間違いなく正しい診断を下すのに役立ちます。また、注意を払うことが苦手であったりすることもありますが、だからと言って注意欠陥障害があるわけではありません。

我が子を救うにはどうすればよい?

  • 学習障害は一生の問題であることを学び、受け入れましょう。ですが、心配する必要はないことを覚えておいてください。適切な支援があれば、幸せで健康な子へと育ちます。
  • 学習障害の症状を察知し、適切な学習環境を整えるのに子供の担任教師が助けとなってくれますが、診断を下すことはできません。
  • 正しい診断と適切な介入は子供の学業に非常に良い効果をもたらします。
  • 学習障害を察知するテストは、心理士、小児神経心理学者、専門の小児科や精神科医などの専門家によって行われます。
  • 学習障害を持つ子供だって学びます。ただ親として、子供の能力や長所・短所に目を配ればいいのです。そうすることで、子供の自尊心を育むことができます。
  • 学習障害を持つ子供には止めなさいと叱ったり、罰するやり方は通用しません。事実、そうしたやり方は問題を悪化させてしまいかねません。
  • もし子供が障害による限度のせいで癇癪を起したリ、泣いたりした場合は、側にいてあげましょう。子供に自分がどれだけ子供のことを愛しているかを伝え、子供は自分にとって容易ではないことを一生懸命頑張っているのだということを肝に銘じておきましょう。

お父さん、お母さんへ

学習障害を持つ子供を育てることは大変でありストレスとなります。助けや心理的サポートが必要であれば、求めましょう。お父さんやお母さんの心が健康であることが子供にとっても良い効果をもたらします。

学習障害を持つ子供をそうでない子供、特に兄弟姉妹と比較することはどうかしないでください。比較しないという行為を子供はありがたく思うでしょう。

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