気分を改善する健康食品6選
栄養価の高い健康食は、気分を改善するのに役立ちます。
基本的には、食べ物に含まれている物質がホルモンの分泌を助け、こうしたホルモンが健康やストレス解消に一役買っているのです。
問題は、私達が脂肪分や糖分、添加物の多いものを食べることに慣れていることで、これがマイナスの効果を生み出しかねません。
今回ご紹介する6種類の健康食は、カロリー控えめで、ストレスやイライラの軽減、そして抗うつ作用などに役立つと考えられています。
早速食卓に加えてみませんか?
1.ビターチョコレート
成分の60%がカカオであるビターチョコレートは、適量を食べると感情面の健康が促進される食べ物の一つです。
- 抗酸化物質や脂肪酸、アミノ酸が多く含まれていることが特徴です。これらの物質が脳のはたらきや神経系を刺激します。
- エンドルフィンの生成が高まるため、ストレスを抑えたり、うつ病の症状を抑えたりするのにおすすめです。
注意:ビターチョコレートは糖尿病やメタボ体質の人にはおすすめできません。
2.牛乳、乳製品
牛乳および乳製品は体に良い効果を多くもたらすビタミンやミネラル、タンパク質、その他重要な栄養分が豊富です。
乳糖不耐症の人はこうした食品は消化できませんが、乳製品に煩わされることのない人は、気分を改善するためにこうした食品を選んでみてはいかがでしょうか。
- 乳製品は、主に緊張やイライラ感、不眠症などを抑えるアミノ酸であるトリプトファンを含むことで知られています。
- ビタミンA、B、Dの他にカルシウムやリン酸といったミネラルも目だって多く含まれており、神経系のバランスを保つのに最適です。
3.緑茶
緑茶は体に最も良い植物の一つです。まず、緑茶はダイエットに役立ちます。また、認知の衰えや酸化をうながすストレスを抑える抗酸化物質も含んでいます。
- ホルモンバランスが崩れた時には、緑茶に含まれるカテキンやイソフラボンが感情面での健康に良い効果をもたらしてくれます。
- 緑茶の主要成分であるエピガロカテキン没食子酸塩が遊離基による悪影響を最低限に抑え、脳と神経系の健康を守ります。
- また、Lテアニンという物質も含んでおり、ストレスホルモンであるコルチゾールのはたらきを遮断するのを助けます。
4.ほうれん草
日常に欠かせない栄養素が多く含まれ、かつカロリーが低いのがほうれん草です。
ほうれん草を食べると脳内の化学物質が活発になるため、うつ病を解消するのに推奨されている食べ物の一つとなっています。このはたらきが幸福ホルモンの分泌を促進します。
- 気分を良くする主な効果は、ほうれん草に含まれる葉酸からきています。この栄養素がストレスや不安、緊張を鎮めます。
- また、強力な抗酸化物質が凝縮されており、食べると毒素の除去が促され、遊離基の影響を和らげられます。
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5.バナナ
バナナはおいしくて、いろいろな調理が可能な食べ物です。心身の健康に重要な必須栄養素を供給してくれます。
- バナナに含まれる天然糖分は吸収が簡単で、エネルギーが体にみなぎります。また、疲れや抑うつ症状を抑えます。
- エンドルフィンやセロトニンを正常に生成するのに必要な葉酸やビタミンC、リン酸を含んでいます。
- また、うつ病や不眠症状を抑えるはたらきと関連があるアミノ酸のトリプトファンを摂取できる重要供給源でもあります。
6.はちみつ
はちみつは、心身の両面に良く効く上質な栄養素を多く含んでいるため、活力を与えてくれる食材です。
- はちみつに含まれている天然糖分が細胞にとって「燃料」のように作用し、心身の両面で優れた機能ができるように助けてくれます。
- また、はちみつには酵素や必須アミノ酸が含まれており、これらが吸収されると、神経系や脳を強くしてくれます。
- はちみつに含まれるビタミンやミネラルは、幸福ホルモンとしても知られるセロトニンの合成を促進するのを助けます。
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今、精神的に辛いですか?あるいは、すぐにストレスを感じて参ってしまうタイプですか?もしそうであれば、またそんな自分を変えたいのであれば、ここでご紹介した食べ物を普段の食事に採り入れてみて下さい。こうした食べ物が健康を維持するのにいかに優れているかということが分かることでしょう。
また、素晴らしい効果を得るには、これらの食べ物を食べる以外にも、水分をいつもより多く摂取したり、上手にリラックスしたり、体を動かしたりすることも忘れないで下さいね。