欠かせない必須ビタミン6種
健康的で、バランスの取れた食事は、健康的な体にとって欠かせません。頻繁に摂取するべき栄養素のひとつがビタミンで、体内で起こる化学反応に必要不可欠です。この記事では、十分に摂ることを忘れないように、摂取がマストのビタミンを6種類ご紹介します。
ビタミンC
ビタミンCを十分に摂ることは、特に免疫力が下がる冬に非常に重要です。ビタミンCが抗酸化物質として作用し、風邪やインフルエンザを予防してくれます。
ビタミンCの欠乏は、体が健康的な細胞を生成してウイルスや細菌から守ることを妨害してしまいます。もちろん、ビタミンCを摂ったからと言って必ずしも体調を崩さないわけではありませんが、リスクを軽減するのに役立ちます。
- ビタミンCを多く含む食べ物の例として、オレンジやキウイなどの柑橘系の果実が挙げられます。
ビタミンA
体内に十分ビタミンAが行き渡っていないと、視覚障害が引き起こされます。これが、ビタミンAが「目に良い」と有名な理由です。加えて、このビタミンは免疫系を高く保ってくれる抗酸化物質でもあります。下記の食べ物で摂取することができます:
- 動物性脂肪
- にんじん
- トマト
- 桃
- パプリカ
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葉酸
葉酸(ビタミンB9)の作用の1つは、貧血を防ぐことです。貧血は継続的な疲労を伴いますが、症状の治療は可能です。葉酸を十分に摂取できるように、たっぷりの野菜と果実を食事に取り入れましょう。イチゴとマンゴーがおすすめです。
ビタミンB12
ビタミンB12は、神経と血液細胞を健康に保つために必要不可欠で、体が正常にエネルギーを生み出し、DNAを生成するのに役立ちます。
歳を重ねるにつれ、胃でタンパク質を分解する力が弱まり、ビタミンの吸収力も落ちます。ですので、年齢が上がるにつれビタミンB12の摂取量を気をつけて管理することが推奨されます。特に、50歳以降にビタミンB12不足のリスクが出てきます。
- ビタミンB12を多く含む食材は、例えば魚・肉・卵・乳製品などです。
- ベジタリアンまたはビーガンの食事法を実践しているとしたら、ビタミンB12不足のリスクが高まりますが、穀物から摂取することも可能です。
ビタミンD
もう1つの食事に欠かせない要摂取ビタミンは、ビタミンDです。骨の健康と正常なカルシウム吸収のために必須で、ビタミンD不足は心疾患や癌のリスク増加に繋がることもしばしばです。このビタミンは、日光に当たって生成されるという点でユニークな存在です。実際に、ビタミンDの主な摂取源は日光なのです。
ビタミンD不足に最も陥りやすい人は、
- 汚染度が高い都会に住む人
- 肌を覆う面積が多い服を着ることが多い人
- 肌の色素沈着が多めの人
です。
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ビタミンB6
ビタミンB6は、体内で起きる約200もの生化学反応に関わりがあります。この数を見ると、ビタミンB6を十分に摂取するのがなぜそんなに重要かがお分かりかと思います。ビタミンB6欠乏が原因で影響が出る事項としては、
- 睡眠
- 食欲
- 気分
- 認識能力
- 免疫系
- 赤血球の生成
が挙げられます。ビタミンB6不足は稀にしか見られませんが、そうとは言っても、肉や、全粒粉やナッツを食べて十分に摂取した方が賢明です。
以上で、食事で欠かすべきでないビタミン、ひいては不足すると体内の重要機能に深刻な影響を及ぼす栄養素が、いくつか明らかになったはずですね。風邪から心疾患まで、ビタミンは体を保護し、何百もの欠かせない化学反応を起こしているのです。
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