ビタミンD欠乏の症状9選

· 11月 12, 2017
疲れやすいとお悩みですか? また免疫システムが弱っていると感じる時は、ビタミンDが欠乏している可能性があります。本記事でビタミンD欠乏の症状についてご説明します。

ビタミンDは脂溶性ビタミンで、他のビタミンやミネラルと同様に体の主たる機能を正常に保つ働きがあります。ビタミンDは、基本的に皮膚が太陽光にさらされることで体内で生産されるものですが、食品やサプリメントから摂取する方法もあります。

ビタミンDは、歯と骨を強く健康に保つ栄養素であるカルシウムとリンの吸収に重要な役割を果たすため、骨の健康維持に欠かせません。それだけではなく、筋肉、脳、心臓など、重要な役割を果たす体内器官が正常に機能するために必要な栄養素でもあります。

しかし、現代社会ではビタミンDが不足している人が多く、ビタミンDが不足する生活を続けると健康用の問題や様々な症状を発症します。本記事を通じてビタミンD欠乏症の症状を理解することで、毎日の生活の中でビタミンDが不足していないか、また不足していたら積極的に摂取するように心がけることができるでしょう。

ビタミンD欠乏症の症状

1. 筋肉と骨が弱くなる

首の付け根に手をやる

ビタミンDはマグネシウムの吸収を促進してくれます。言い換えるとビタミンDが欠乏すると、筋肉と骨を強く健康に保つミネラルであるマグネシウム値のバランスが乱れて筋肉と骨が弱くなります。またオレゴン州大学の発表によると、ビタミンD欠乏の状態では体が必要とするカルシウムを摂取できなくなるので、骨にあるカルシウムを用いてその需要を満たすことになり、骨粗しょう症などの病気に繋がると言います。

2. うつ病

ビタミンDの欠乏はうつ病や集中力の低下、眠気などと深く関係しています。実際、ビタミンDの濃度が低いと、鬱になるリスクが1.3倍程度上昇するとも言われているようです。英国のケンタッキー大学による研究によると、どうやらビタミン欠乏は脳内におけるタンパク質の過酸化を促し、脳機能の損傷を起こすのではないかと指摘されています。

これらの症状は、当然精神的な疲労感にも繋がっていきます。

3. 炎症と痛み

ビタミンD と炎症の関係

他の必須栄養素と同様、ビタミンDは体内の炎症反応を正常に保つことで痛みへの過敏症や関節疾患などを予防する働きがあります。そのため、ビタミンDが不足するとこれらの疾患を発症したり、慢性疾患の症状を緩和するのが困難になります。

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4. 歯や口内の病気

前述したように、ビタミンDの欠乏は、骨に使用されるべきカルシウムの吸収を低下させます。そして歯も骨ですので、当然ビタミンD欠乏の影響を受けるのです。具体的には虫歯や口内感染症を発症したり、歯が抜けるなどの症状がリスクとして考えられています。

また炎症の問題に加えて、赤み、知覚過敏、そして歯茎からの出血などの症状が現れることもあります。

5. 高血圧

血圧が上昇しがちな時は、高血圧と密接な関わりのあるビタミンやミネラルなどの栄養素が不足していないかを確認してください。また上述の通り、ビタミンDとカルシウムは密接に関係しており、カルシウム欠乏になると体は骨からカルシウムを摂取するようになるのですが、これにより血中のカルシウム濃度は必要以上に高くなるのです。

これはカルシウムパラドックスと呼ばれているのですが、血中のカルシウム濃度は血管壁に取り込まれ、血液の流れが悪くなります。すると、心臓はより強い力で血液を送り出さねばならなくなるため、高血圧に繋がるのです。

もちろん心疾患の原因は複数考えられますが、ビタミンDの欠乏も数珠つなぎのように心疾患にまで及ぶ可能性があるのです。

6. 体重の増加

体重計

ビタミンDとカルシウムには高い相関性がある、というのは上で何度か述べましたがこのカルシウムは体重にも大きく関係しています。そもそもカルシウム不足は、摂取したカロリーを脂肪に変える酵素を大きく増やしてしまいます。一方、日本食品分析センターが言うように、ビタミンDをしっかりとることで体におけるカルシウム代謝を調節すると、脂肪を燃やす体を作ることができます。

7. 喘息

免疫調整作用を持つビタミンDの欠乏は、肺機能の低下と深い関わりがあるため、喘息の治療がうまくいかなくなる可能性があります。一方で、ビタミンDを適量摂取することで、肺組織に炎症を起こすタンパク質を制御することで、喘息の症状を抑える効果を期待できます。

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8. 風邪とインフルエンザ

1の項目でもあげたオレゴン州大学の発表は、ビタミンDと免疫システムの相関性も示唆しています。ビタミンDが欠乏すると免疫システムにおける整合性が損なわれる可能性があり、これは抗体の生成に影響を与えます。となると、風邪やインフルエンザを発症しやすくなり、また呼吸器系や組織が炎症を起こしやすくなるなどの健康リスクが上昇します。

9.腸内の病気

脂肪の吸収に関する問題はビタミンDの欠乏と深い関わりがあるとされ、腸内に発生した疾患の進行に影響を及ぼします。

以下の症状をすでに発症している方は、ビタミンDの摂取量を改善することが大切です:

  • セリアック・グルテン過敏症または非セリアック・グルテン過敏症
  • クローン病
  • 炎症性腸疾患
  • 過剰な発汗

ビタミンDが不足すると、ホルモンが乱れて過剰な発汗などの症状を引き起こしますが、頭部などの過剰な発汗は一般的な症状です。

今回ご紹介した症状を発症している方は、ビタミンDを含む食品の摂取を増やし、少し太陽に光に当たる時間を増やしましょう。