女性に多い:脊柱側弯症

12月 28, 2017
脊柱側弯症は女性の場合、更年期や骨粗しょう症が原因で、痛みが増すなどして大きな問題になりかねません。今回は、この脊柱側弯症の症状についてご紹介します。

脊柱側弯症とは、脊椎が曲がってしまっている状態を指します

脊柱側弯症の名前を聞いて、子供を思い浮かべる方も多いでしょう。ですが、実はこれは先天的な問題で、多くの若者がこの骨の異常と共に毎日を過ごしています。ほとんどの場合、昔ながらの装具療法を行う事によって治す事ができます。

今現在、世の中にはゆっくりと進行していく骨粗しょう症の1つの症状として何かしらの脊柱側弯症を患っている方がたくさんいます。

更年期を迎えた女性は、特に脊柱側弯症を発症するリスクが高いと言われています。ひどい時には、X線ではっきりと背骨がCやSの形に曲がっているのが分かってしまうほど曲がるのが特徴です。

この骨の変化は、痛みを伴い、さらに姿勢の軸も崩れてしまいます。場合によっては、とても深刻な状況に陥る可能性もあります。脊柱が内側に入ってしまったり、一方にずれてしまったりと言う事が起きる事もあります。

多くの患者さんがいるにも関わらず、あまり語られない脊柱側弯症の症状と治療について今回はご紹介したいと思います。

女性に多い脊柱側弯症

脊柱側弯症の脊椎の状態

生まれつきの脊柱側弯症は、男の子よりも女の子の方が多いと言われています。

大人になってからも、男性よりも女性の方が、骨や関節に問題が生じる確率が高いのが事実です。

脊柱側弯症は、更年期になると症状が強く出てくる可能性があると言われてきました。

先ごろAmerican Journal of Neuroradiologyで発表されたジョンホプキンス病院で行われた研究で、この事が明らかにされました。また、この調査研究の結果では、脊柱側弯症のほとんどのケースが軽く、中度から重度の患者さんは17%に満たないと言う事です。

脊柱側弯症の原因

大人が発症する脊柱側弯症は、退行性脊柱側弯症と呼ばれています。この名前を見ただけで、なんとなくこの側弯症の特徴が分かると思います。

  • 主に大人の脊柱側弯症は、65歳を過ぎてから発症する
  • 女性は40歳から50歳で症状が現れる事がある
  • 女性の場合、更年期のせいで骨や関節の質、強さ、抵抗力に影響がでる
  • また、骨粗しょう症や関節炎は、背骨の小さな関節に局部的に起きる事も忘れてはいけません

退行性脊柱側弯症の症状

スケルトン 脊椎

初期段階では、側弯症とは分かりにくく、靭帯に何かしらの問題が生じていると思ってしまう方が多くいます。ところが、少しずつ背骨の間が麻痺し始め、腰のあたりに指すような痛みが出たり、手足に痺れが生じたりします。

ひどい疲れを感じる事が多くなったり、時には呼吸が難しくなる事もあります。朝に痛みがひどくなり、特に座っている時に痛みが増す事が多く、動かない状態でいると痛みを強く感じます。痛みなどの症状の他にも、背骨の1部がずれている、一方の肩が上がらない、猫背になっている、身長が少し低くなったなどという症状もあります。

退行性脊柱側弯症と若年性特発性脊柱側弯症の違い

脊柱側弯症は、10歳から18歳の思春期に発症する事があります。この場合、原因が分からない事が多いのですが、側弯症のほとんどが先天性のものであると言われています。

ところが、退行性脊柱側弯症には明らかな原因があります。そしてここで大切なのは、背骨の異常は、年々少しずつ悪化し続けると言う事です。

大人に対しての側弯症の治療

うつ伏せになって治療を受ける人

手術での治療は、誰にでも勧められているものではありません。手術以外にも様々な方法での治療が考えられます。医師と相談した上で、ベストな治療方法を見つけると良いでしょう。

  • 薬理学的治療:痛みを抑える薬はいくつかあります。中にはよく耳にするイブプロフェンやアセトアミノフェンなども含まれています。これらは、関節の炎症を抑えてくれる効果もあります。その他にも、硬膜外麻酔も選択肢の1つです。
  • 理学療法:この療法に関しては、運動療法や水中運動療法、カイロプラクティックなどの様々な筋骨格系の疾患に効く治療法があります。

1番良い方法は、1つの治療法だけにこだわらない事です。側弯症のせいで、毎日の生活に支障が起きてしまわないように、専門家の意見を聞いて色々な治療法を取り入れてみて下さい。

医療は日々発展し、新しい治療法もどんどん登場します。少しでも、症状を軽くし毎日を楽しく過ごせるように、様々な治療に挑戦してみてください。

 

あなたへおすすめ