自宅でステビアを育てる方法
ステビアは、秋や冬に成ると一旦成長を止めて冬を越し、春になるとまた成長を始めますので、多年草として扱われています。4〜5年間育てることができます。春になると根から新しい芽が出、その後8月中旬頃まではゼラニウムと同じような挿し穂ができます。
しかし、ステビアを育てる場合、花が咲いているものは植えてはいけません。花が咲いているということは、もう根が出ないということなのです。そして、ステビアの花は種を作りません。ステビアを増やすには、切っていくしかないのです。
つまり、ステビアの性質をよく知り、きちんと世話をしていれば、最初に苗を買うだけでずっと栽培し続けることができるのです。
ステビアのことをよく知らないという人もまだまだ多いかと思いますが、ステビアは高血糖、高血圧、消化器系のトラブルに優れた効果があるのです。
また、不安感や肥満なども良いとされています。
自宅でステビアを育てる方法
健康のためにステビアを摂取しようと思っているなら、是非、自宅の庭でステビアを育ててみてください。
育てる際はステビアの性質を良く知り、正しい方法で葉を収穫しましょう。
必要なもの
- 大きめの植木鉢
- ステビアの苗(花が咲いていないもの)
- ピートモス(量は植木鉢の大きさに応じて)
- 水
ステップ1
植木鉢にピートモスを入れます。ピートモスはホームセンターやガーデニング専門店などで販売されています。少し水を加え、ピートモスに湿り気を与えます。
ステップ2
ステビアの苗の下の方の葉を2〜3枚取り除きます。苗を植え、指でしっかりと苗の周りのピートモスを押します。
苗の下の方の葉を取り除いたら、すぐに植えるようにしましょう。
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ステップ3
植木鉢は直射日光が当たらない場所に置きましょう。1日に3回水やりをし、ピートモスにしっかりと水分が含まれているようにします。
ステップ4
28〜30日過ぎた頃には、ステビアがまっすぐに伸び始めるでしょう。新芽が出始めたら、植木鉢を日の当たる場所に移動しましょう。
- 苗を直植えした場合、水やりは1日に1回で構いません。
- 夏は毎日水をやりましょう。春や秋はピートモスが湿っているか確認してから水をやるようにしてください。
- 冬の水やりは必要な時だけでかまいません。水をやりすぎると根が腐ってしまいます。
ステップ5
秋の終わりには花が咲き、成長が止まります。そうすれば根元から10センチほど残して摘みましょう。
ステップ6
摘んだ葉を乾燥させます。栄養価が失われないよう、直射日光は避けて乾燥させましょう。
また、室内で乾燥させることもできます。
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ステビアの薬用利用
ステビアは二型糖尿病の患者にも良いとされています。現在、糖尿病患者のうちの90%はこの二型だと言われています。
これまでは、一型だけがインスリンで治療できるとされてきました。
しかし、ステビアを摂取することで血液中の余分な糖をコントロールすることができ、同時に消化器官や心臓系の不快感を緩和すると考えられています。
肥満の人もまた、ステビアを摂取することでより簡単に脂肪を燃焼させることができます。
利尿効果にも優れていますので、腎臓を綺麗にし、余分な水分を排出する作用もあります。
使い方
朝食前、または朝食と一緒に生のステビアの葉を4枚、夕食時にまた4枚食べることをお勧めします。
新鮮な生の葉がない場合は、乾燥した葉を使ってお茶を作って飲むこともできます。飲みたい時にその都度作るか、作ったら2日以内に飲みましょう。
材料
- ステビアの葉(乾燥して細かくしたもの) 大さじ2
- 水 1ℓ
作り方
- 水を火にかけて沸騰させます。沸騰したら火から下ろし、ステビアの葉を加えます。
- 30分程蒸らしてから飲みましょう。
- 1日1回飲むと良いでしょう。
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