腎障害につながる8つの悪習慣
腎臓は、血流中を移動する廃棄物をろ過するために絶えず働いている体内器官です。
私たちの腎臓は尿を介して、食品、環境および薬物などによって体内に吸収された毒素の大部分を体外に排出しています。
また、ある特定のホルモンを分泌し、血圧をコントロールしながら電解質レベルのバランスを保つ役割も果たしていますが、体内の他の器官やシステムと同様に、腎臓は特定の疾患のためにその働きが失われることがあります。
腎臓の働きや健康状態にあまり注意を払わず、腎障害につながる悪習慣を繰り返すと、腎障害を引き起こすリスクが高まります。本記事では腎障害を引き起こす8つの悪習慣をご紹介します。
早速今日から生活を改善してください!
1. 尿を我慢する
体が「トイレに行きたい」と思っていてもトイレに行こうとしない人がいます。
尿を我慢することはたいしたことでははないと考えたり、トイレに行く必要がないと考えることもあるかもしれませんが、実は腎臓の健康に悪影響を与える習慣です。
尿を長時間我慢することで、尿管の炎症が高まり、腎疾患の原因となります。また膀胱に圧迫を与えるため、体外に毒素や老廃物を排出する働きを妨害する結果となります。
こちらの記事もご参考に:尿の色から分かるあなたの健康状態
2. 十分な水分を摂取していない
腎機能を正常に保ち、デトックス作用を促進するためには、十分な水や健康的な水分を摂取することが欠かせません。
水分を補給することで、体内を保湿しながら体内の老廃物を正しく体外へと排出します。
水分が不足している体内では、腎結石、そして感染症や炎症系の病気を発症するリスクが高まります。
3. 喫煙
毎日タバコを吸う人は、タバコに含まれる毒素の影響によって健康に悪影響を与えています。
タバコの毒素や老廃物は血液に乗って体内を流れます。そのため、タバコの影響は肺だけでなく腎臓や心臓にも及びます。
またこれらの老廃物や毒素が体内に蓄積されることで、腎臓が体内を浄化する作用を妨害し、感染症や腎障害のリスクが高まります。
4. 不健康な飲料の摂取
炭酸飲料、エナジードリンク、そしてソフトドリンクなどをはじめとする商業的に製造された市販の飲み物は、腎障害に関連する多くの疾患の原因となり得ます。
これらの飲み物には、糖分と代謝に影響を与える添加物が過剰に含まれているため、腎臓の健康に重大な影響を及ぼします。
これらの飲み物を毎日、または大量に飲むと、腎臓結石、炎症および慢性腎臓病を発症することがあります。
5. ナトリウムの過剰摂取
ナトリウムとは、私たちがキッチンで使う食卓塩だけではなく、毎日口にする多くの食品に含まれています。
ナトリウムは、適量を摂取している限り体にとっては有害ではありませんが、過剰摂取することで体内に蓄積され、体液貯留や腎疾患を引き起こします。
またナトリウムの過剰摂取は高血圧および早期の腎障害とも深い関わりがあると言われています。
また体内の電解質バランスの乱れなどを不均衡を引き起こす可能性があります。
6.市販薬の服用
市販薬は、腰痛や頭痛などの痛みや、風邪などの一般的な健康問題の治療に役立ちます。
しかしこれらの市販薬、特に鎮痛剤の中には腎臓に影響を及ぼす薬剤があります。
私たちの体は、薬などの化学物質を代謝して体外に排出する必要がありますが、鎮痛剤を頻繁に服用することで、腎臓や肝臓に深刻な悪影響を及ぼす可能性があります。
特に、アスピリン、アセトアミノフェンまたはイブプロフェンなどの薬物の過剰摂取は、腎臓の損傷と密接に関わりあっていることが明らかになっています。
ご存知ですか?: アスピリンの持つ驚くべき効能
7. タンパク質の過剰摂取
タンパク質は、筋肉の形成および代謝において重要な役割を果たすため、多くのダイエットや食事療法に推奨されます。
このように私たちの健康に必要な栄養素であるタンパク質ですが、動物由来のタンパク質は特に、過剰に食べるべきではありません。
タンパク質を過剰に摂取すると、腎臓が硬化して慢性疾患につながる可能性があります。
8. 座る時間の長いライフスタイル
活発的な生活を送る人と比べて、座る時間の長い生活を送る人は腎臓病に罹患するリスクが高くなります。
まずは、座る時間の長い生活を送る人は、食生活が乱れて腎臓の健康に悪影響を与える傾向があります。
運動をはじめとする身体活動の欠如は血液の循環に悪影響を与え、体液を体外に排出するのを妨げることで体液貯留などを引き起こします。
座る時間が長い生活は高血圧を発症するリスクを高め、免疫機能に悪影響を与えることでの様々な病気を発症するリスクを高めます。
腎臓の健康状態が気になるときは、腎臓に悪影響を与える生活習慣を避けて、健康的な生活を送りましょう。