傷んだ魚を見分ける方法
栄養価が高く、消化しやすい主食の一つに魚が挙げられます。魚をより新鮮に長く保つ輸送・保存方法はたくさんありますが、そうした方法がうまく行かない時もあるので、魚の良し悪しを見分ける方法を知っておく必要があります。
実は、新鮮な魚と傷んだ魚を見分けるのは、「現代性」のせいで思っているよりずっと複雑になっています。この「現代性」という現象は、ほとんどの人が魚を買う時に便利さを求めるために、魚の頭が切り落とされ、切り身になった状態で売られている現象のことです。こうした状態で売られている魚は通常、既に冷凍されているため、新鮮かどうか分からないまま口にしてしまいます。
傷んだ状態の魚
- 匂い:傷んだ魚は通常、鼻をつくような悪臭がします。アンモニアのような匂いがすることもしばしばです。
- 皮:傷んだ魚は皮がとても柔らかく、うろこや身がすぐに剥がれます。
- 目:傷んだ魚は目がくぼんでいます。まるで白内障を患っているかのように角膜がにごって瞳孔が灰色になっています。
- えら:魚のえらは頭の後ろにありますが、傷んでいると黄色や灰色になっています。
- 内臓:魚が古くなると最初に傷む場所が内臓です。古くなって悪くなった魚は腫れぼったく、くぼみ、たるんだ状態になります。
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良い状態の魚
- 匂い:新鮮な魚は海藻や海から来る栄養分を全て保っています。そのため、海藻や海の匂いがします。
- 皮:前項で述べたのとは逆に、新鮮な魚は鮮やかな色をして、固くてキラキラしたうろこを持っています。
- 目:新鮮な魚の目は突き出ており、瞳孔は黒く光っています。
- えら:新鮮な魚のえらは種類によってはピンクや赤色をしており、キレイで明るい色をしています。粘液はついていません。
- 内臓:身がしまっていて、ドロドロしていません。
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魚でひどい目に遭わないためのコツ
結果として捨ててしまうことにならないように、魚は市場から買ってきた数日以内に調理することをお薦めします。
それができない場合には、冷凍しても良いでしょう。冷凍することで、より長く確実に新鮮な状態を保つことができます。また、魚に含まれた成分も保存でき、食中毒を防ぐことができます。
- 家を数週間留守にした後に、冷凍庫に長く眠っていた魚を食べるのはかなり危険です。
- 家を留守にしている間に停電などがあって魚が適切に冷凍されていなくても分からないためです。
一般的に、冷凍食品は3日以上冷凍庫の外に出しておいてはいけません。
また、解凍したものを再度冷凍することも決してお薦めできません。停電で魚が解凍されてしまっていたら、一番安全な対策法は捨てることです。
冷蔵と冷凍の機能は細菌の繁殖を防ぎはしますが、殺しはしません。
そのため、解凍した後に再冷凍すると腐敗を速めてしまいます。冷凍庫や冷蔵庫が何かしらの理由で動かなくなったら、魚は捨てた方がいいでしょう。
液体の存在
魚を調理する前に、魚が入っている容器や袋などが乾燥した状態か、それとも凍った液体が入っているかどうかをチェックしましょう。
容器や袋の中に液体がある場合は、停電などがあって魚が解凍してしまった可能性があります。
もし冷凍魚を使うのが理想的な場合には、包装が乾燥していても、それでも魚が新鮮かどうかを確認する必要があります。
解凍して、じっくり見て、匂いを嗅いでみましょう。匂いや見た目が正常であれば、食べても安全です。そうでない場合は、おそらく食べない方がいいでしょう。
また、魚は塩水から引き揚げられたその日に食べるべきではありません。よく乾燥させてから、まずは冷蔵庫に入れましょう。
最後に、最初の一口を食べた瞬間に新鮮かどうかが分かります。
酸味がないかどうかで鮮度を確かめましょう。味蕾が味の異常を感知してくれます。
何も問題がなければ、食べてよしです!
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