1日3杯のコーヒーを飲むことは/健康に良いか?

· 12月 2, 2015

かつては、コーヒーやコーヒーに含まれるカフェインは体に有害だといわれていました。

現代でもコーヒーが健康かどうかという論争は続いていますが、コーヒーは、糖尿病、アルツハイマー、そしてパーキンソン病などの治療と予防にある一定の効果を発揮するといった、コーヒーが健康に良いという意見を支持するいくつかの研究が発表されています。

アメリカ合衆国メリーランド州、ベセスタ所在の米国国立がん研究所が行い、Hepatology米国肝臓病学会雑誌)に掲載された研究によると、コーヒーを飲むことは肝臓に良い影響があることが明らかになりました。

この研究を行うために、全国健康栄養診断調査(NHANES 1999-2010)からのデータを使用し、20歳以上の2万7千793人のボランティアの参加者を選びました。

参加者が各自のコーヒを飲む習慣についての回答した後、研究者は参加者の血液検査を実施し、参加者の肝臓の健康状態を検査しました。

結果として、コーヒーが適度に摂取された場合は肝臓の健康を促進することが明らかになりました。

こちらの記事もご参考に:コーヒーを飲むことのメリットとデメリット

コーヒーで脂肪肝や線維症のリスクを軽減する

肝臓コーヒー

Hepatology米国肝臓病学会雑誌)に掲載された他の研究によると、コーヒーを飲むことで肝線維症のリスクを減少させる効果があることが分かりました。

この研究は、コーヒーに含まれるカフェインが、肝維症のような慢性の肝臓病で苦しむ人々にどのような効果があるかを調べるものでした。

研究者は306人の参加者に、カフェインの摂取に関する面談をを行い、以下のようにグループ分けを行いました

  • 超音波で線維症の症状のない患者
  • 脂肪変性のある患者
  • 非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)のステージ0-1と2-4の患者のグループ

コーヒーを飲む脂肪変性の患者と、ステージ0-1の非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の患者を比較すると有意な差が見られました。

ステージ0-1の非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の患者において、コーヒーの摂取量は58%と報告されており、それはステージ2-4の患者の36%に比べると高いという結果になりました。

ただし、臨床経過の結果に影響を及ぼすコーヒーの摂取量を決定するためには、さらに多くのテストと研究が必要です。

コーヒーの効果

コーヒー

長い間コーヒーは健康に有害な飲み物と信じられてきましたが、最近では、次のような効果があるという多くの結果が発表されています。

  • 糖尿病の予防・症状の緩和:米ハーバード公衆衛生大学院のシルパ ブパシラジュ氏が「コーヒーに含まれるカフェイン、ポリフェノール、マグネシウムなどの成分に、糖尿病発症を抑える効果がある可能性がある」と述べています。
  • 減量効果:コーヒーに含まれるクロロゲン酸というポリフェノールには脂肪燃焼効果があるといわれています。
  • 肝臓ガンや膀胱ガンの予防効果:コーヒーには抗がん・抗酸化作用のあるといわれるフラボノイドが含まれています。
  • 肝硬変になるリスクの軽減:肝組織のダメージを軽減する効果があるといわれています。
  • 心臓病を発症するリスクの低下:抗がん・抗酸化作用のフラボノイドのの働きの働きだと考えられています。
  • 頭痛や特定の片頭痛を緩和:コーヒーに含まれているカフェインには、脳の血管を収縮させる作用があり、圧迫されていた筋肉が緩和されることで、片頭痛や頭痛への効果が期待できます。。
  • 消化の促進:コーヒーのカフェインには、胃酸やリパーゼなどの消化酵素の分泌を促進する働きがあるため、胆汁の生成を増加し、消化を良くするために胆のうの収縮を促します。
  • 1日に3杯のコーヒーを飲む人は認知力が低下するリスクが50%低くなる:アメリカ全国コーヒー協会は、カフェインだけでなく、コーヒーに含まれるマグネシウムは、ポリフェノール酸も関与しているため、バランスのとれた食事をとりながら適量のコーヒーを飲むことが認知症の低下を防ぐのに役立つとの見解を述べています。

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