必読!かゆ〜い水虫の/予防法と家庭療法はコレ!
水虫(足白癬)は、真菌(カビ)による感染症で、足の指の間・足の裏・足の横側にできます。
英語ではアスリーツ・フットと呼ばれ、なんだか運動選手だけがかかる病気のようですが、高温・高湿度の環境にいる人ならだれでもかかり得ます。
その他のタイプの真菌と同様、肌と肌が触れ合ったり、個人的なものをシェアしたりすることで感染します。プールや温泉・ジムのシャワーなどの床や足拭きマットの上を歩くことで感染することさえあります。
水虫の98%は皮膚糸状菌が原因で、残りの2%はカンジダなどのイースト菌やその他の細菌が繁殖を始めるときに起こると考えられています。
原因が何にしろ、水虫にかかった人はだれでも早く治したいと思うもの。かゆみ・ニオイなど、たいへん不快な症状がありますし、足全体の健康に悪い影響を及ぼしかねません。特に女性だと、サンダルの季節に素足になるのが恥ずかしくて……と言われる方もいらっしゃるでしょう。
今回は、ひそかに水虫でお悩みの方、また今は大丈夫だけど絶対にかかりたくない! と思っていらっしゃる方のために、家庭でできる水虫のための自然療法と、水虫にかからないための予防法をご紹介します!
水虫のための自然療法って?
水虫があるかどうかの自己診断はごくカンタン。最も一般的な症状を挙げると……
- ひどいかゆみ
- 強い悪臭
- 水ぶくれ
- 湿疹
- 患部の痛みと赤み
残念なことに、治療法は診断法ほどカンタンではありません。真菌を完全に取りのぞき、健康な足を取り戻すためには、根気と忍耐が必要です。
それでも治療を始めるのが早ければ早いほど、早く完治することが可能です。
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リンゴ酢療法
リンゴ酢には、真菌の成長を抑えるためにお肌のpHレベルを整え、水虫と闘う、特定の酸と栄養素が含まれています。
リンゴ酢を足につけると、不快なかゆみを緩和する・悪臭を解消する・赤みを軽減するなどの効果が期待できます。
利用法:
- リンゴ酢と水を1:1の割合でボウルにまぜ、足を20~30分間つけましょう。
- そのあと足をよく乾かします。最大の効果を上げるため、毎日くり返しましょう。
ティーツリーオイル療法
この天然のオイルは、真菌と細菌に対する殺菌作用がある、強力な抗生物質です。
利用法:
- 水虫の治療には、ティーツリーオイルとオリーブオイルを1:1の割合で混ぜ、コットンを使って患部に塗りましょう。
シナモン療法
シナモンは、抗生物質としての効能を持つスパイス。健康を改善し、局部の細菌や真菌を抑制します。
利用法:
- シナモンスティック6本を、水カップ6杯(3リットル)でグツグツ煮て、煎じ茶を作ります。さめたら、この液体に20分間足を浸しましょう。
- その後、足を完全に乾かします。これを毎日実行しましょう。
アロエベラ療法
アロエには保湿・回復作用がありますから、水虫の症状を抑え、患部のデリケートな肌を守るのに役立ちます。
利用法:
- 新鮮なアロエの葉からジェルをこそぎとり、1日に2回患部に塗ります。
- 真菌を殺すためには、アロエ療法といっしょに抗真菌薬も用いましょう。
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水虫の予防法って?
暖かくて湿った環境に足をさらす機会がある人なら、だれでも水虫にかかる危険性があります。
完治するのはカンタンなことではありませんから、とにかくまず水虫にかからないようにすることをおすすめします。
通気性のある靴を選ぶ
できるだけ通気性のよい靴(たとえば合皮より本革など)を履きましょう。靴の中に湿気と熱がこもり、水虫の温床となってしまう事態を防ぐことができます。通勤時はどうしてもムリという方でも、可能であれば職場ではサンダルなどに履き替えるようにしましょう。
靴や靴下をシェアしない
どんなに親しい間柄でも、靴やソックス、スリッパなど、足に触れるものはシェアしないようにすること。水虫菌(白癬菌)はこういうアイテムからうつりやすいのです!
湿った表面を裸足で歩かない
プールや更衣室、ジムのシャワールームなどの床を、裸足で歩き回っても平気な人たちが結構います。でも、水虫にかかる人は、こういう場所から菌をもらってくるケースが多いのです。サンダルやウォーターシューズなどをいつも履くようにし、家に帰ったら履物を消毒することをおすすめします。
足を完全に乾かす
シャワーのあとなどに足を完全に乾かさないと、足の指のあいだに湿り気が残り、白癬菌が繁殖する温床となってしまいます。靴下や靴を履くまえに、完全に足を乾かしましょう。
パウダータイプの水虫治療薬を選ぶ
水虫にかかってしまったら、スプレーやクリームよりも、パウダータイプの抗真菌剤を選びましょう。足をもっと乾燥させるのに役立ちます。