疲労回復に効く5つの自然療法
疲労は、仕事や勉強が忙しく睡眠不足なとき、そしてハードスケジュールな旅行や出張などが原因で起こる、一般的な症状です。
日本疲労学会では、「疲労とは過度の肉体的および精神的活動、または疾病によって生じた独特の不快感と休養の願望を伴う身体の活動能力の減退状態である」と定義されています。
つまり、心身が弱っている状態で、体が弱り集中力が低下するなどの症状が現れます。
ほとんどの場合、十分な休息と健康的な食べ物を摂取すれば、疲労感は無くなります。
しかし、様々な要因により頻繁に疲労を感じることや、いつまでも疲労感が取れない慢性疲労に陥ることがあります。
幸いなことに天然素材を活用して、安価にそして安全に疲労を回復させるサポートをする自然療法があります。
今回は、疲労を感じた時に試したい5つの自然療法をご紹介します。
ただし、疲労感が継続している時や、症状が悪化するときは、必ず医師の診察を受けてください
1. 疲労を回復するジンジャーティー
生姜は、筋肉痛の痛みに対して効果がある抗炎症性と鎮痛成分が含まれていることで知られています。
抗酸化成分が多く含まれていることによって、体の毒素を排除し、がんの発生を促進するフリーラジカルの影響もブロックします。
これは神経システムへの刺激効果があり、身体機能を高めるエネルギーの増加に役立ちます。
材料
・おろし生姜 小さじ1(5グラム)
・水 250ml
作り方
・水を沸騰させ、おろし生姜に掛けます。
・10分ほどそのままにしておき、生姜を濾して飲みます
・1日に3回飲みましょう。
こちらの記事もご参考に:ショウガを毎日使う13の理由
2.オートミール・ドリンク
オーツ麦には、疲労を軽減しながら体にエネルギーを与える炭水化物と食物繊維が含まれているため、消化と心臓血管の健康を向上させる健康的な食品の一つと考えられています。
材料
・オートミール 大さじ2(20グラム)
・オートミルク 1カップ(200ml)
・はちみつ(お好みで)
作り方
・オートミールとオートミルクを混ぜ、お好みではちみつを加えます。
・ミキサーで2~3分混ぜ、濾します。
・飲むタイミングは、いつでも!
こちらもお試しください:前の晩から用意できるチアシードとオートミールの健康朝ごはん
3.りんごとオレンジ、レモンのジュース
このジュースは元気にしてくれるだけでなく、免疫力を強化し、病気の予防に最適です。
またビタミンCが豊富に含まれ、健康な体にするために体の中の廃棄物の除去を促進してくれます。
材料
・りんご 2個
・オレンジ 5個
・レモン 1個
・水 1/2カップ(100ml)
作り方
・りんごを洗って、皮をむかないで、そのままさいの目に切ります。
・オレンジとレモンを絞って、ジュースを作ります。
・ミキサーに全ての材料と水を入れ、よく混ぜます。
・ジュースは濾さずに、朝食の前に飲むのがお勧めです。
4.高麗人参
高麗人参にはビタミンとミネラルが豊富に含まれているため、定期的に摂取することによって、仕事によるストレスや疲れが原因で起こる疲労を軽減することができると考えられています。
材料
・高麗人参 1つ
・水 250ml
・はちみつ(お好みで)
作り方
・水を沸騰させ、高麗人参の根を加えて、2分弱火で煮ます。
・火から下ろし、しばらくそのままおいてから、濾します。
・はちみつを少し加えると、甘さとさらなる効能を加えることができます。
・1日1回飲めば、疲労感から回復すると考えられています。
5.ヨーグルトとバナナのスムージー
このヨーグルトとバナナのスムージーは、食物繊維やミネラル、ビタミンが含まれており、身体的そして精神的疲労を軽減してくれる健康飲料です。
また、このスムージーには、小麦胚芽、イチゴと牛乳も入っています。これらの成分には、炭水化物、そして空腹と疲労を軽減しつつ酸化ストレスを止める抗酸化物質が含まれています。酸化ストレスとは、活性酸素が過剰に発生し、体がサビついていくことです。
材料
・プレーンヨーグルト 240グラム
・バナナ 1本
・小麦胚芽 大さじ3(30グラム)
・イチゴ 5個
・バニラエッセンス 小さじ1/2(2.5グラム)
・スキムミルク 大さじ1(10ml)
作り方
・バナナをスライスし、イチゴを洗います。
・ミキサーに材料全てを入れ、なめらかでクリーミーになるまで2、3分混ぜます。
・すぐに飲みましょう。
これらの自然療法は、いずれも疲労を回復し、活動的にしてくれるでしょう。
十分な休息やバランスのとれた食生活、そして定期的にリラックスする方法を取り入れつつ、これらの飲み物をしっかりと飲みましょう。
引用サイト:日本疲労学会「抗疲労臨床評価ガイドライン」
引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。
- Alalwan, T. A., Perna, S., Mandeel, Q. A., et al. (2020). Effects of daily low-dose date consumption on glycemic control, lipid profile, and quality of life in adults with pre-and type 2 diabetes: A randomized controlled trial. Nutrients, 12(1), 1-10. Disponible en: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7019638/#:~:text=Dates%20consist%20of%20more%20than,%2C%20and%20selenium%20%5B4%5D.
- Arring, N. M., Millstine, D., Marks, L. A. & Nail, L. M. (2018). Ginseng as a treatment for fatigue: a systematic review. The Journal of Alternative and Complementary Medicine, 24(7), 624-633. Disponible en: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29624410/
- Chen, X., Liang, D., Huang, Z., et al. (2021). Anti‐fatigue effect of quercetin on enhancing muscle function and antioxidant capacity. Journal of food biochemistry, 45(11). Disponible en: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34651301/
- Corwin, E. J., Klein, L. C. & Rickelman, K. (2002). Predictors of fatigue in healthy young adults: moderating effects of cigarette smoking and gender. Biological research for nursing, 3(4), 222-233. Disponible en: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/12184665/
- Fritschi, C. & Quinn, L. (2010). Fatigue in patients with diabetes: a review. Journal of psychosomatic research, 69(1), 33-41. Disponible en: https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0022399910000620
- Hughes, J. R., Crow, R. S., Jacobs, D. R., et al. (1984). Physical activity, smoking, and exercise-induced fatigue. Journal of behavioral medicine, 7(2), 217-230. Disponible en: https://link.springer.com/article/10.1007/BF00845388
- Kim, H. G., Cho, J. H., Yoo, S. R., et al. (2013). Antifatigue effects of Panax ginseng CA Meyer: a randomised, double-blind, placebo-controlled trial. PloS one, 8(4), 1-8. Disponible en: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23613825/
- Kocalevent, R. D., Hinz, A., Brähler, E. & Klapp, B. F. (2011). Determinants of fatigue and stress. BMC research notes, 4(1), 1-5. Disponible en: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3148561/#:~:text=Fatigue%20can%20be%20triggered%20by,between%20fatigue%20and%20perceived%20stress.
- Makino, S., Hemmi, J., Kano, H., Kashiwagi, M., Hojo, K., & Asami, Y. (2018). Anti-fatigue effects of yogurt fermented with lactobacillus delbrueckii subsp. bulgaricus OLL1073R-1 in healthy people suffering from summer heat fatigue: A randomized, double-blind, placebo-controlled trial. Nutrients, 10(7), 1-10. Disponible en: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6073584/
- Mantua, J., Skeiky, L., Prindle, N., et al. (2019). Sleep extension reduces fatigue in healthy, normally-sleeping young adults. Sleep Science, 12(1), 21-27. Disponible en: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6508947/
- Norelli, S. K., Long, A. & Krepps, J. M. (2022, August 29). Relaxation techniques. StatPearls. Consultado el 16 de febrero de 2023. Disponible en: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK513238/
- Paudel, D., Dhungana, B., Caffe, M. & Krishnan, P. (2021). A review of health-beneficial properties of oats. Foods, 10(11), 1-23. Disponible en: https://www.mdpi.com/2304-8158/10/11/2591
- Popkin, B. M., D’Anci, K. E. & Rosenberg, I. H. (2010). Water, hydration, and health. Nutrition reviews, 68(8), 439-458. Disponible en: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2908954/
- Puetz, T. W. (2006). Physical activity and feelings of energy and fatigue: epidemiological evidence. Sports medicine, 36(9), 767-780. Disponible en: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/16937952/
- Rasane, P., Jha, A., Sabikhi, L., et al. (2015). Nutritional advantages of oats and opportunities for its processing as value added foods-a review. Journal of food science and technology, 52(2), 662-675. Disponible en: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4325078/#:~:text=Oat%20also%20contains%20micronutrients%20such,alkyl%20resorcinols%20(Flander%20et%20al.