減量に役立つスギナドリンク
ホーステールと呼ばれることもあるスギナは、様々なダイエットメニューに使われています。
昔から薬用植物として多くの人に愛用されてきたスギナは、減量を目指している人に人気のハーブとしても知られています。
スギナはトクサ科の植物で、栄養学的には、フラボノイド、植物ステロール、ビタミン、ミネラルだけでなく、サリチル酸、コーヒー酸を含み、利尿作用、解毒作用、抗炎症作用などがあることで知られています。
スギナが体重を減らすのに役立つのはなぜ?
魔法のような脂肪を落とす薬ではありませんが、スギナを継続して摂取することで、多くの健康効果が期待できます。
本記事では、スギナの特性とともに毎日の食生活に加える方法をご紹介しましょう。
スギナの効能
体重を減らしたい時に、スギナが効果があると言われるのにはいくつかの理由があります。
スギナには、リンパと循環機能を改善するのに役立つと言われており、体内に蓄積された脂肪を取り除くのを助ける働きが期待できます。
スギナの持つ利尿作用は、体重を増やす原因となる体液貯留を解消するのに役立つだけでなく、腎臓や結腸などの器官のクレンズを促進するのにも役立ちます。
スギナに含まれている多くの必須ミネラルの働きにより、体内が脱水症状を起こした時には電解質レベルを調整し、炎症を緩和しながら、筋肉や骨を再石灰化します。
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スギナを減量に役立てる方法
スギナを使った飲み物は、毎日の食生活に加えることができますが、食事と置き換えたり過剰に摂取するのは避けてください。
1. スギナ茶
昔から愛用されているスギナ茶には、豊富な栄養価が含まれているため、新陳代謝を促進しながら心臓の健康を維持するのに役立ちます。
材料
- スギナ(乾燥)小さじ1(5 g)
- 水 1カップ(250ml)
作り方
- スギナを沸騰した湯に注ぎます。
- 蓋をしたら10分間かけて抽出します。
- 漉したら出来上がりです。
飲み方
- 午前中と午後に一度ずつ飲みましょう。
- 1日3杯まで飲んでください。
2. スギナ、アーティチョーク、レモンのドリンク
スギナの持つ利尿作用がアーティチョークとレモンの成分と組み合わさり、体内をデトックスしながら肝機能を改善する効果が期待されるため、減量を促進すると考えられています。
さらに脂肪を分解しながら体内をアルカリ化するのにも役立つだけでなく、体内のむくみを改善しながら、脚、お尻、そして腹部にセルライトが発生するのを防ぐと言われています。
材料
- アーティチョーク 1つ
- 水 2カップ(500 ml)
- スギナ 大さじ2(30 g)
- レモン果汁 大さじ1(5 ml)
作り方
- アーティチョークを細かく切り、鍋に水を入れて火にかけます。
- 沸騰したら、火を弱めてスギナを加えます。
- 2、3分後に火から下ろします。
- 15分間そのままの状態で抽出してから漉します。
- 飲む直前にレモン果汁を加えます。
飲み方
- 空腹時と午後に1杯ずつ飲みましょう。
- 2週間続けて飲んだら、2週間休む周期を繰り返してください。
3. スギナと緑茶
緑茶とスギナは減量に効果的なお茶で、どちらの成分も新陳代謝を促進し、エネルギーの消費を向上させます。
体内をデトックスしながら、膨満感や便秘、そして体液貯留の緩和に役立ちます。
さらに血行を促進し、セルライトの出現を軽減する効果も期待できます。
こちらもご覧ください:ホーステイル(スギナ)とその効果について学ぼう
材料
- 水 1カップ(250ml)
- 乾燥スギナ 小さじ1/2(7 g)
- 緑茶 小さじ1(5 g)
作り方
- 水を沸騰させたらスギナと緑茶を加えます。
- 弱火にして5分後に火から下ろします。
- 最後に漉してください。
飲み方
- 何かを食べたいという過剰な食欲が起きたら、午前中に飲んでください。
- お好みで午後にもう一度飲んでください。
注意事項
多くのサプリメントやハーブと同様に、スギナを適量を短期間摂取するのならば安全ですが、スギナの引き起こす副作用などが起こる危険を知ることが大切です。
- ビタミンB欠乏症やアルコール依存症に苦しんでいるならスギナを摂取してはいけません。
- 腎臓に影響を与える可能性があるため、過剰に摂取しないでください。
- 妊娠中の女性や子供たちは避けてください。
- 肝臓や腎臓の病気を発症している場合は、摂取前に必ず医師に相談してください。
- 高血圧や心臓の問題を抱えている人はスギナを消費してはいけません。
- スギナの過剰摂取は下痢や胃の不快感を引き起こす可能性があります。
これらの注意事項を参照の上、避けるべきグループに自分が属していないことを確認してから、今回ご紹介したスギナのドリンクをぜひお試しください!
引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。
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