二人の関係がうまくいかない4つの原因
二人の関係がいつもぎくしゃくしていると感じる。ケンカしたばかりなのに、またすぐにケンカを始めてしまう。
こういったことに心当たりがある場合は、今、二人の関係を良くするために努力していることは何か、一度見つめ直してみてください。問題を解決するつもりでいて、実は、間違った方向に進んでいるのかもしれません。
一般的に、カップルがうまくいかない原因として思いつくものはたくさんあげられますが、あなたが気付いていない何かが隠れているかもしれません。
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カップルの間に問題が起きる原因の多くは、現代社会と深く関連している「思い込み」から生まれます。
1. 「大丈夫、私が彼を変えてみせる」
こんなフレーズを耳にしたことはありますか?
カップルがうまくいかない原因の一つに、交際を始めてしまえば、相手のことを変えられるという思い込みがあります。
これはしばしば無意識に起きる間違いです。特に交際を始めたばかりで、お互いが相手に夢中になっている時期は、何もかもうまくいくと考えることは簡単です。
あなたはたばこの煙が嫌いでも、相手は喫煙するという場合、「大丈夫、きっとたばこをやめてくれる」と信じたり、相手があなたの好みではない服装をしている場合に「私が服装を変えてあげる」と考えたり…
これらは多くの場合間違っています。人はそう簡単に変わりません。
また、もし相手が本当にあなたの思い通りに変わってしまったら、個性に乏しい人だとがっかりする可能性もあるのではないでしょうか。
相手を変えたい、変わってほしいと思いながら交際を始めることはおすすめできません。
ありのままの相手を受け入れることが大切です。例えば、もし相手が喫煙するなら、そのことを受け入れるか、その相手とは交際しないという選択をするか、どちらかが必要になります。
2. 「あなたなしでは生きられない」
カップルがうまくいかない原因の一つに、相手に完全に依存してしまうということがあります。
私たちが生きている現代社会は、カップルである、パートナーがいるということに非常に重きを置いています。また、映画やおとぎ話で描かれるようなロマンチックなラブストーリーは、今も人気があります。
これらのことは、シングルでいることに対する恐怖感を増し、パートナーに感情的に依存することの土壌を育てることにもなります。
本来は、あなたの幸せを、そばにいる人にゆだねてはいけません。もし相手と別れたら、あなたには本当に何も残らないのでしょうか?相手と出会う前のあなたはどうでしたか?
一人でいることが耐えられず、誰かと別れたらまたすぐに相手を見つけるという人たちの中には、自分が何者であるかを見失っていて、パートナーと別れることによって大きな喪失感を味わう人もいるかもしれません。
相手への依存心から来る不安は、二人の間がぎくしゃくする原因になります。
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3. 「全部あなたのせいよ!」
自分の間違いを認め、責任を感じることは、時につらいものです。
そのため、二人の間に何か問題が起きたとき、非難されることを恐れ、相手に責任を押しつける人もいます。
しかし、自分がいつも正しいと思い込むことは、二人の間に無数の口論を生む原因となるでしょう。
相手を性急に否定せず、共感を示し、自分とは違う意見に耳を傾け、感情的にならず穏やかに話すように努めましょう―そうすることで、二人の間に起こるかもしれない問題を避けることができます。
4. 以前のようにはセックスをしなくなった
時間と共に、相手に少しずつ魅力を感じなくなっていくことは、多くのカップルが最も恐れることの一つであるのは疑いありませんし、カップルがうまくいかない原因にもなります。
相手とのセックスが、以前のように良いものではなくなったと言う人もいるかもしれません。この場合、二人の関係は危機におちいっているかもしれません。
相手と何年か一緒に過ごすうちに、性生活が徐々に落ち着いていくのはごく自然なことです。代わりに、責任や義務といったことに時間を取られるようになるかもしれません。
しかし希望をなくしてはいけません。できる限り二人で一緒に過ごす時間を作ることで、変わらずセックスを楽しむことができますし、一緒に何か新しいことを試したり、学んだりして楽しむことによって、不安もなくなっていくことでしょう。
カップルの関係は何度も変化を迎えますし、お互いに夢中だった頃と同じものではなくなっていきます。これは多くの場合、恋愛が、成熟した愛情へと形を変えたということなのです。
一時的に関係がぎくしゃくしたとしても、何度もケンカを繰り返すのでなければ、あまり心配する必要はありません。
大事なことは、問題を認識し、考えられる最善の方法で解決しようと努めることです。カップルの間に起きる問題は、お互いが仲直りしたいと思っている限り、必ず解決策が見つかります。
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