副鼻腔炎を治す自然療法3種
鼻水、鼻づまり、そして頭痛などの症状を起こす副鼻腔炎は、副鼻腔を覆う軟組織に菌がついて荒れてしまった状態です。
このような症状が12週以上続く場合は慢性、逆に風邪やアレルギー症状の後で一時的に起こるものは急性とされています。
本記事では、急性の副鼻腔炎の症状の緩和や、慢性の副鼻腔炎の改善効果が期待できる自然療法を3つご紹介します。
副鼻腔炎の原因
副鼻腔炎の症状を緩和するためには、原因を知ることがまず第一歩です。
- 鼻中隔湾曲や鼻甲介の腫れ
- 喫煙(受動喫煙も含む)
- ばい菌やウイルスによる感染
- アレルギー
- 鼻ポリープ
- 嚢胞性繊維症や糖尿病のような慢性疾患
- 腫瘍
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副鼻腔炎を治す自然療法
1.ミントとユーカリの水蒸気療法
水蒸気を使った方法は、昔からよく利用されてきた家庭療法です。
特定の薬草の成分を含んだ蒸気を吸引することで、呼吸器官をきれいにして痰や鼻水を溶かして排出します。
副鼻腔炎の治療のためにここで選んだのは、呼吸器官の機能を改善するのを助ける成分を含んだ2つの薬草:ミントとユーカリです。
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必要なもの
- 中くらいの鍋(蓋つき)
- 水1リットル
- ミント、ユーカリ各大さじ5 (50g)
- タオル1枚
使用方法
- 材料のハーブを入れた水を火にかける。
- 沸騰したら火を止め、5分間そのまま置く。
- 蒸気が顔に当たるように鍋を覗くような姿勢を取る(火傷しないよう距離を保つこと)。
- タオルを頭から被って、より蒸気を吸引しやすくする。
- この状態で10分間、ゆっくり鼻呼吸を続ける。
- 終わったら、顔のほてりを冷ますために水で顔を洗う。
- 一週間に2~3度この吸入法の実践しましょう。
- 症状が回復してきたら頻度を減らし、週に1回から2週間に一回程度にして維持する。
2.ネティポットで鼻洗浄
ヨガの鼻洗浄器としても知られるネティーポットは、プラスティックや陶器でできた水差しのような容器で、鼻の片方から液体を流し込み、反対側から無理なく自然に排出することが出来るアイテムです。
注射器を使うよりも鼻にやさしく鼻腔をきれいにできます。
この方法を正しく実践するためには、必ず口を開けた状態にしておき、鼻の左右を交互に洗浄することを忘れずに。
3.ニンニク、トウガラシ、ショウガを使った方法
ニンニク、トウガラシ、ショウガの三つは、たまった膿を排出するなどの浄化作用があるため、副鼻腔炎に効果のあると言われています。
ニンニク
ニンニクの薬用効果を活用するカギは、生で使うことです。千切りやおろしたものをサラダ、ごはん、お酢、おかずに入れましょう。
生のニンニクに飽きた時や、消化に問題が生じているときは、カプセル状のにんにくサプリメントもおすすめです。
トウガラシ
辛みが特徴のトウガラシは、血液循環、代謝、消化などに効果がある食べ物です。
副鼻腔炎を発症している人がトウガラシを食べると、すぐに鼻水が出て体外への排出を促します。
大量に摂取するのは難しい食品ですが、おかずやスープに一つまみ程度入れるという少量から始めてください。
生姜
生姜にはトウガラシに似た効果があり、肉にも魚にも使える万能スパイスとしても、千切りにしてサラダに加えたり、ミックスジュース、お菓子、お茶に加えてもおいしい食材です。
生姜の味が苦手な場合は、サプリメントで代用することもできます。