不安感を生み出す反芻思考
あなたはこれまでに、”もしあのとき”、とか”〜すべきだった”といったことを繰り返し何度も考えて止まらなくなったことはありませんか? 後ろ向きなことを繰り返し考えていると、いずれ不安感に変わり、極度な心配状態になってしまうかもしれません。
こういった反芻思考は過去について考えるだけでなく、未来の出来事についても起こり得ます。推測や疑い、否定的な信念でまだ見ぬ未来を満たすことで、不安感を覚えるようになるのです。
後ろ向きな反芻思考と誤解
反芻思考は私たちを間違った結論へと導きます。
内容が何であれ、何度も何度も繰り返し考えることで私たちの内側にある弱さが強く影響を受けます。
後ろ向きな考えを持つ多くの人は、常に、他人に焦点を当てています。他人が自分や自分の行動をどう思っているかを常に気にしています。ですが、大事なのは、私たち自身の意見なのです。
自尊心の低さはは不安定さからきます。これにより罪の意識が沸き起こり、全てのもの・人を疑ってしまうのです。
しかし、自分を失望させるのは、他でもない自分自身なのです。
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後ろ向きな反芻思考はあなたをダメにするかもしれない
反芻思考は負のサイクルです。終わりがなく、逃げ場がないように感じるでしょう。
ちょっとしたところから不安感が生まれるようになり、それに対して自分で決定を下せない結果、どんどんコントロールが効かなくなるのです。
そして不安感が雪だるま式に大きくなります。だんだん大きくなり、深い鬱状態へとつながるのです。
反芻思考に悩む人は自分の自尊心を自ら傷つけます。自分が価値のある人間だとは、もはや思えないのです。
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脅迫観念に”さよなら”するとき
反芻思考は、私たちが後から後悔するようなことを誘発する脅迫でしかありません。例えば、もし疑わしい点がありパートナーが不誠実だという考えに取り憑かれたら、不安感に覆われてしまうでしょう。
そうなれば、彼はいつSNSをしているか、誰とメールをしているか、どのくらい自分のことを考えてくれているのか等、不安が次から次へと押し寄せてきます。
この考えの波に飲み込まれてはいけません。私たち自身の不安定さから生まれ出たこういったネガティブ思考が、私たちを傷つけるのです。
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ネガティブな感情を撃退!ウォーキング・メディテーション
もし、何かしらの考えがあなたを捉えて離さないのであれば、以下のことを試して見てください。
- ネガティブな思考を一度吐き出してみましょう。:多くの人はネガティブな思考を自分の中に留めてしまいがちです。このような状態は、ネガティブ傾向を強めてしまうため、外に出す作業を積極的に行いましょう。家族や友人に悩みを相談するのも良い方法でしょう。
- 「今」やるべきことに取り組む :ネガティブな気持ちを無理に押し殺すことはせずに、「今」やるべきことに集中しましょう。例えば、お気に入りの映画を見たり、勉強してみたり、趣味に打ち込んでみるのも良いでしょう。