どうして髪は抜けるのか
毎日私たちの髪の毛は50〜100本抜けます。それは、ごく普通のことです。髪の毛は、生える、落ち着く、そして抜け落ちる、ものなのです。しかし、それ以上に抜ける時には何がおこっているのでしょうか。
髪の毛が抜ける原因
髪の毛が抜ける理由はたくさんありますが、特別な問題があって起こることがあります。たとえば、
- 毛包が閉じている
- きついシャンプー
- 悪い食生活
- ホルモンの変化
- ある種の薬の投与
- ストレス
- 鉄分の不足
- 甲状腺の問題
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悪い食生活による抜け毛
ビタミン不足、あるいは食事制限などによっておこる栄養不足によって、髪のツヤは失われ、弱くなり、抜けます。
ストレスも関係があります。ストレスが高いと、グリセミック指数の高い甘いものや炭水化物などの糖分が高い食べ物を食べてしまいます。これらの食べ物は、体内に有毒な細胞炎症をひきおこすことになります。脱毛の予防には、毎日の食生活に果物や野菜を取り入れることです。
脱毛予防にいい食べ物
たとえば、以下のようなものがいいです。
- ビタミンA: レバー、バター、チーズに含まれる
- ビタミンB群: 米、麦、ヒラ豆、ナッツ類、小麦胚芽
- ビタミンC: 柑橘類、特にオレンジ、ライム、グレープフルーツ、キウィ、そしてほうれん草
- 鉄分: ハマグリなどの二枚貝、牡蠣、ヒラ豆、ひよこ豆、そしてレバー
- 亜鉛: セロリ、アスパラガス、小麦胚芽、ひよこ豆、レバー豊富に含まれる
脱毛を引き起こす髪の間違った扱い方
時々、「引っ張る」ことによっておこる脱毛症ということもあります。これはポニーテールをきつくしばりすぎたり、ヘアーゴムやヘアーピンをきつくしめすぎることによってもおこります。
この問題に関しては、常に髪の毛に圧力をかけるという結果からおこるものです。ほとんどの場合、原因となることをやめれば脱毛はおさまりますが、長期にわたる脱毛症となってしまうこともあります。髪の毛をしばる必要があるときは、あまりきつくせず、また、習慣的にするのもよしたほうが良いでしょう。
もう一つの、髪の毛が抜ける原因として、熱の使い過ぎがあります。
リンス、毛染め、熱風によるヘアードライヤーの使用などは、毛包の中の毛根にとっては、危険なものです。
- 化学薬品、防腐剤などのパラベン、塩分、あるいはアンモニアなどが含まれていない自然商品を使うことが大事です。
- 自然商品は、髪の毛を健康で自然にし、しかも、頭皮のアレルギーや病気をなくします。
- 自分でホームメイドのものを作って、髪の毛を強くすることもできます。
人工の毛を使ったプラスチックのくしやヘアーブラシを使うのも、頭皮に害があります。自然の毛を使ったヘアーブラシを使うことは、頭皮にダメージを与えないので、おすすめです。
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警告サイン
もしこれらのことに気がついたら、注意をしてください。また、もし、以下の症状があれば、皮膚科に行くようにもしたほうがいいでしょう。
- 髪の毛が異常にたくさん、しかも、ずっと抜ける
- 2〜4ヶ月の間に、髪の毛の密度が減った
- 髪の毛が細く、薄くなった
これ以外の兆候として、
- まつ毛、眉毛も抜け始める
- 髪も毛が抜けて、頭皮の目立ったところにハゲができる
- 髪の毛の密度の薄いところに、ヒリヒリとやけどのような痛みがある
- 髪の毛のなくなったところが炎症や赤くなる
よく言われているような「毎日髪の毛を洗うこと」は、脱毛そのものには関係ありません。
脱毛を防ぐいい治療法
- 毛細血管セラピー:初めの症状の脱毛を治療して、問題の箇所にマイクロ移植を行い、傷口もなしに、自然な感じに仕上がります。
- 抗脱毛剤:これらの商品は、髪の毛の成長段階を長くし、髪の毛が抜けるのを遅らせます。例えば、ミノキシジルがあります。
食生活、髪の扱い方、どのようなヘアケア製品を使うかなど、髪のことを考えて十分気をつけてみてください。髪の毛に感謝されますよ。
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