大腸がんについて/知っておくべきことがら

10月 15, 2015
大腸がんの早期発見のため、50歳をすぎたら毎年検査を受けましょう。大腸がんの予防には、ヘルシーなライフスタイルが欠かせません。

大腸に起こる問題の中で、もっとも深刻でキケンな病気は大腸がんです。発生例が年々増えていますから、その予防と早期発見のため、この病気についてできるだけ多くの知識を得ておきたいもの。今回は、大腸がんについて知っておくべき基本的なことがらをお伝えします。

日本における女性のがんの死亡率1位、男性では3位を占めている大腸がん早期発見により完治が可能です。大腸がんは、結腸と直腸の内壁に発生します。

大腸がんの原因

大腸がんの原因は、ひとつだけではありません。まず良性のポリープができ、治療せずに大きくなるまま放っておくうちにがんに変化するケースがほとんどです。大腸がんにかかる危険性が最も大きいのは、以下の人たちであると言われています。

  • 60歳以上。
  • 加工肉・赤身肉を多量に食べる。
  • 大腸にポリープがある。
  • 潰瘍性大腸炎またはクローン病など、炎症性の腸疾患がある。
  • 大腸がんにかかりやすい家系(特に家族性大腸腺腫症にかかった家族がいる場合)。
  • 脂肪の摂取量が高く、食物繊維の摂取量が低い。
  • 過度の喫煙・飲酒。
  • 肥満または過体重

日本では、がんの中でも大腸がんでなくなる人の数は肺がんにつぎ2番目に多く、女性ではがんによる死亡率の1位となっています。大腸にできるポリープのうち、がんになるのは10%だけですが、なるべく早期に治療する必要があります。

大腸

大腸がんの症状

大腸がんの症状は、腸のどこに腫瘍ができるかによってちがいます。

  • 下行結腸にできた場合:血便・下痢・便秘・残便感など。
  • 横行結腸にできた場合:痛み・閉塞・けいれん・嘔吐・腹部膨満など。
  • 上行結腸にできた場合:内出血・慢性貧血・疲労感・蒼白な肌・力が出ないなど。

どの場合にも共通して起こり得る症状としては、食欲不振・急激な体重減・発熱・慢性疲労・下腹部の痛みと過敏性・細い便などが挙げられます。

大腸がんの検査法

大腸がんまたはその前症状であるポリープの有無を調べるために、医学的検査を行います。医師は大腸にしこりがないかを調べるため、直腸診(肛門からの触診)を行うほか、腹部をに圧力をかけたりします。

また、便に血が混じっていないかを調べる便潜血検査も行います(便に血が混じっているのは、大腸がんだけでなく、その他の病気の場合もあります)。その他、血液検査をし、貧血の有無や肝機能をチェックします。

大腸内視鏡検査では、肛門から挿入した小型カメラ(内視鏡)で腸管内部をくまなく観察し、がんやポリープがないか調べます。疑わしい箇所があれば、組織を採取し、分析します。けがなどで大腸内視鏡検査が行えない場合は、肛門から造影剤(バリウム)を注入し、X線撮影を行って、大腸の輪郭を調べます。

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