朝食について知っておくべき7つのこと
朝食は1日の中で最も大切な食事の一つです。
多くの人が朝食の大切さを忘れがちですが、生産的で幸せな1日を始めるのに朝食は欠かせません。
朝食は夜間の睡眠時に失われたエネルギーを補給し、体が正常に働くために必要な栄養素を補給する大切な食事です。
また質の高い食事を摂取することで代謝が上昇し、身体機能と知的機能を向上させることが様々な研究から明らかになっていますが、朝食を抜く人や不健康な食品を朝食として食べる人が少なくありません。
今回は、朝食について知っておくべき興味深い7つの事実についてご紹介します。
本記事を通じてバランスのとれた朝食の効能について学ぶことで、健康のために朝食を毎日摂取する習慣を身につけましょう。
1. 肥満の予防に効果的
質の高い朝食を毎朝食べる習慣のある人は、朝食を食べない人や不健康な食品を摂取する人に比べて、無性に何かが食べたくなるような衝動が少ない傾向にあるため、肥満の予防に効果的です。
適切な栄養素を摂取することで代謝を有効化し、カロリーの消費を促進します。
また朝食をしっかりと食べることで、おやつなどに手が伸びることも減り、無駄な脂質や炭水化物など、カロリーの過剰摂取を防ぎます。
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2. バラエティに富んだ朝食を
丹念に時間をかけて毎朝の食事を用意する必要はありませんが、栄養士はバラエティーに富んだ朝食を推奨しています。
昼食や夕食に食べるものを毎日変える人がほとんどですが、朝食には毎日同じものを食べがちです。毎日同じものを食べるのが嫌で朝食を抜いたり、同じものを食べることで摂取する栄養が偏ることもあります。
朝食は、様々な食品群から食品を選んでください。必要な栄養素をご紹介します:
- タンパク質
- 食物繊維
- 抗酸化物質
- ビタミンとミネラル
- オメガ3脂肪酸
3. 朝食に少なくとも20分かける
朝食、そしてそれ以外の食事でも、急いで食べると健康に悪影響を及ぼします。
また急いでいるからといってコーヒーと甘い菓子パンだけの朝食もおすすめできません。
バランスのとれた栄養満点の朝食を用意し、20−30分をかけて食べるのが最も理想的です。
もちろん急がなくてはいけない場合もありますが、急いで食べると消化器系の健康に問題が生じる可能性がありますのでご注意ください。
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4. 朝食を2回に分けることも可能
バランスのとれた朝食とは、1日に必要なカロリー摂取量の25%に相当します。
ただし一度の食事で全てを食べなくてはいけないわけではありません。
まず自宅で朝食を食べ、数時間後にもう一度職場で食べるなど、朝食に必要なカロリーを2回に分けて摂取することも可能です。
ただし1回目の朝食を多めにし、2回目は1日に必要なカロリー摂取量の10%未満に抑えてください。
5. ストレスの軽減効果
ストレスが溜まり、気分の悪い一日を過ごしたことはありませんか?実は朝食のバランスが原因である可能性があります。
長時間食事をとらないと、体の燃料となるグルコース値が低下します。
その結果、身体エネルギーが低下するだけではなく、イライラや集中力の欠如、そして精神的な問題などを引き起こします。
バランスの悪い朝食を食べることでエネルギーが欠落し、最終的には毎日の生活に悪影響を及ぼす心身の疾患を引き起こすこともあります。
6. 朝起きて最初に朝食を食べる
朝食を遅い時間に食べると胃炎やその他の消化器系疾患を引き起こす原因になります。
朝起きてから朝食を食べるまでの時間が長いほど、食欲が増し胃酸がより多く生成されます。
そのため、朝起きてから1時間以内に朝食を食べるのがおすすめです。
朝早い時間に食べるのが難しい人は、時間をかけてゆっくりと体を慣らしていきましょう。
7. 心疾患を発症するリスクを軽減
バランスのとれた栄養満点の朝食を食べることで心疾患の発症リスクを軽減することが様々な研究から明らかになっています。
朝食は私たちの体にとって欠かせない食事であり、最も重要な働きをする食事です。
朝食を食べない生活を続けると、血糖値、血圧、そしてコレステロール値などの問題が発生しやすくなりますので、必ずバランスのとれた朝食を摂るように心がけてください。
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