便秘解消に役立つ8つの改善術
便秘の定義は、 72 時間以上、便通がない状態にあること、あるいは、便の量が少なく硬いというような便通に問題がある場合とされています。
トイレの習慣は、年齢や体重、食生活によって異なりますが、3日以上お通じがなければ、つらい問題でしょう。
このような便秘は大したことではないと思われがちですが、実際のところ、便秘は慢性化しないように良いタイミングでの治療が必要です。
また、便秘の原因となる基礎疾患も調べる必要があります。
便秘の多くは、水分不足や偏った食生活、体を動かさない生活が原因である場合がほとんどですが、治療が必要なさらに深刻な健康上の問題である可能性があります。
本記事では、市販品に頼らずに穏やかなお通じを促す便秘改善術をいくつかご紹介します。
1.アロエベラジュース
アロエは健康に良い成分が内側にも外側にも豊富に含まれている植物です。
アロエから抽出したジュースを毎日飲むことで、腸内がきれいになり、老廃物の排出も改善されます。日
アロエ成分のアロインは、便秘改善を促す働きがあるとされています。
2.りんご
便秘改善に役立つ食べ物にりんごがあります。りんごには、ペクチンという物質が含まれていて、便通を改善する働きをします。
ペクチンとは、あらゆる植物に含まれる天然の多糖類です。ゼリー化する成分のため、果物を煮るとペクチンが水に溶け出して、糖分と一緒に煮詰めると果実の中の酸との作用によりゼリー化しジャムが作られます。
また、水に溶けるタイプの食物繊維なので整腸作用があり、下痢や便秘の予防に効果的です。
オハイオ州立大学の医学部が行った研究データでは、りんごには、便を柔らかくし老廃物を排出しやすくするために必要とされる食物繊維もたくさん含まれていると報告されています。
3.バナナ
バナナは美味しいフルーツですが、美味しいだけでなく、消化を助け便通を改善してくれます。バナナに含まれる十分な量の食物繊維が、自然な排便を促し、老廃物を排出しやすくしています。
1本のバナナで、1日の摂取量として推奨されている食物繊維の12%を補うことができます。また、フラクトオリゴ糖という消化されずに大腸まで届くオリゴ糖を含んでいるため、より効果的な消化を促します。
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4.緑茶
緑茶は、健康に良いとされる面がたくさんある抗酸化物質を含む飲み物として、近年とても人気となっています。
その中でも特に重要なのが、消化を良くし、腸内に溜まった老廃物の排出を促すことにあります。
また、緑茶には、おだやかな便通を促す効果があるので、便秘改善には大きな助けとなります。
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5.オート麦
便秘に悩む人は、毎日の食生活にオート麦を取り入れることをお勧めします。
オート麦には、炭水化物、ビタミン、ミネラル、そして、より効果的な消化を促し便秘を防ぐ食物繊維が含まれます。
理想的には、朝食にオートミールを摂るようにして、スムージーやスープ、サラダに取り入れることもできます。
6.亜麻仁
亜麻仁(アマニ)は、薬効性が高いとされています。
それは、たくさんの食物繊維とオメガ3脂肪酸を含んでいることが大きく関係しています。
オメガ3脂肪酸は、不飽和脂肪酸であり、えごまなどに含まれる植物由来のαリノレン酸や青魚に含まれる海洋由来のDHA、EPAが同類の脂肪酸です。
亜麻仁には、便通をおだやかにする特徴があり、腸の機能を改善し、老廃物を排出することによって腸内をきれいにします。
- 亜麻仁は、亜麻という植物の種の意味で、この種から搾った油が「亜麻仁油」です。
- 健康食品として、日本に限らず世界で注目されています。
- 大さじ1杯の亜麻仁をコップ1杯に入れて、一晩おきます。
- 翌朝、空腹の状態で飲みます。
7.レモン果汁入りオリーブオイル
薬効の特徴があるオリーブオイルとレモンを組み合わせることで、腸の動きが改善され自然なお通じとなり、便秘が改善されます。レモンから搾った果汁をコップ1杯のお湯に入れて薄め、大さじ1杯のオリーブオイルを加えます。そして、毎朝、空腹の状態で飲みます。
8.アップルサイダービネガーとハチミツ
自然なお通じを促す、もう 1 つ違った組み合わせをご紹介します。
小さじ1杯のアップルサイダービネガーとハチミツをコップ1杯のお湯に薄めます。そして、これを1日3回飲みます。
アップルサイダービネガーはリンゴ酢のことで、ペクチン、カリウムをはじめとするたくさんのミネラル類が含まれています。
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