あなたの食事に取り入れるべき6種類の全粒穀物
ホールグレイン(全粒粉・全粒穀物)の消費量はここ数年で大きく増えましたが、それはホールグレインがどういった食事にも合わせやすいからであることに加えて、私達の体に利益をもたらす重要な栄養源だからです。
長年ホールグレインの消費にはいろいろな意見がありましたが、最近ではホールグレインは健康的な食事計画を行う上で基礎的なものだと考えられています。
というのも、食物繊維や炭水化物などの重要な栄養源になってくれるからです。また、減量を試みたい人には必要不可欠の栄養素です。
ホールグレインには様々な種類があり、味もいろいろと違うので別の食材に加えて普段の食事に取り入れましょう。
今回は、あなたがこの食材をしっかり利用できるように、食事に取り入れるべき6種類のホールグレインを紹介したいと思います。
これを読んだら是非試してみましょう!
1.オーツ麦
オーツ麦は「穀物の女王」とも呼ばれ、栄養価が高いことで知られています。その為、オーツ麦は普段の食事のメインとして取り入れることが出来ます。
- オーツ麦は炭水化物の吸収を遅くしてくれることで有名です。これは血糖値の上昇を調整して、エネルギー変換を簡単にしてくれます。
- さらに、大量の食物繊維を含んでいます。これは悪玉コレステロール(LDL)制御して、消化を促進するので食べ物による不安を解消してくれるのです。
- また、オーツ麦はビタミンBの重要な供給源です。これは神経系や筋肉を正しく機能させるには必要不可欠な栄養素なのです。
- そして、オーツ麦には代謝リズムを改善する助けもしてくれます。フリーラジカルによる影響から細胞を守ってくれるのです。
こちらもお読みください:オーツ麦を使ってコレステロールを減らす
2.全粒米
白米の方が一般的ですが、全粒米の方が栄養面では優れています。
- まず、全粒米にはビタミンBが含まれており、神経系や脳の機能を改善するように働いてくれます。
- また、何百もの身体機能に必要なマグネシウムを多く含んでいます。
- さらに、全粒米の食物繊維は消化を良くして、満腹感を持続させます。
- 全粒米は必須栄養素の吸収を良くする効果も持っているので、心臓血管にも良い影響があるのです。
3.大麦
大麦はセリアック病を患っている人には良くありませんが、低カロリーで体に大切な栄養を供給してくれます。
- 大麦はビタミンB1とB2、鉄分、マグネシウム、そして食物繊維を含んでいます。
- 消化を改善し、腸内にとって有害な脂質の吸収を軽減します。
- また、高コレステロール血症や高トリグリセリドに最適な自然療法の1つです。
- 大麦は腸管を調整して、老廃物を取り除いてくれるのに役立ちます。
- さらに、腹持ちが良く、エネルギーも与えてくれるので減量にはお勧めの食材です。
4.全ライ麦
ライ麦は最も健康的な穀物の一つで、普段の食事に簡単に取り入れることが出来ます。そして、栄養価は高いですが、カロリーは低い食材です。
- 多くの食物繊維が高コレステロールの調整を促し、動脈に蓄積した脂肪などを除去してくれます。
- さらに、腸内活動を改善し、便秘などの症状を防いでくれます。
- また、血糖値を整えて、代謝性疾患のリスクを軽減します。
- ライ麦にはビタミンEとセレンが含まれているので、体内の抗酸化作用があります。
- そして、ライ麦は心の健康状態も良くする力があり、神経や認知障害などの病気リスクを下げてくれるのです。
5.とうもろこし
とうもろこしは伝統的な食材で、エネルギー源として食べられてきました。とうもろこしには炭水化物の吸収を遅くする効果があります。
- とうもろこしはビタミンA、B、そしてEを含み、神経や免疫、そして心臓血管を保護してくれます。
- また、腸の機能を正すには欠かせない食物繊維を含んでいます。
- とうもろこしの持つ抗酸化物質は酸化ストレスから細胞を守ってくれます。
- さらに、肌のコラーゲンを保護して、肌に見られる早期老化のサインを和らげてくれるのです。
6.そば粉
そば粉はセリアック病を患っているや、グルテンの耐性が無い人にとっても良いホールグレインの1種です。
- そば粉は体に良いアミノ酸を多く含むので、体を活発にして、筋肉を強く保つのに役立ちます。
- また、血液の健康を良くするのに必要なマグネシウムや鉄分などのミネラルも含みます。
- さらに、血糖上昇率が低いので血糖値を安定させます。
こちらもご覧ください:グルテンフリー食品は誰にとっても良いもの?
この記事を読んで、この食材を普段の食事に取り入れることがどれほどあなたの体にとって有益かお分かりになったでしょう。あなたも是非実践してみましょう。
引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。
- Sharma GN., Gupta G., Sharma P., A comprehensive review of free radicals, antioxidants, and their relationship with human ailments. Crit Rev Eukaryot Gene Expr, 2018. 28 (2): 139-154.
- Cao Y., Zhen S., Taylor AW., Appleton S., et al., Magnesium intake and sleep disorder symptoms: findings from the jiansu nutrition study of chinese adults at five year follow up. Nutrients, 2018.
- Sima P., Vannucci L., Vetvicka V., B glucans and cholesterol. Int J Mol Med, 2018. 41 (4): 1799-1808.