【良質な脂質】ベニバナ油の用途、利点、特性について

ベニバナ油の用途には、血糖値の制御、LDLコレステロールの低下、皮膚の健康の促進などがあります。この記事でベニバナ油の素晴らしい効能を学びましょう!
【良質な脂質】ベニバナ油の用途、利点、特性について

最後の更新: 09 10月, 2021

ベニバナは油性の植物です。つまり、油を抽出できる種子がつく植物です。ベニバナの油は、料理や産業用に使用できます。今回の記事では、ベニバナ油の用途、利点、および特性について説明します。

もともとは着色剤、香辛料、またはアニリンの代替品として使用するために栽培されていましたが、1950年代に、種子から得られる油を主な目的としてベニバナが栽培され始めました。

実際、その食用油とエッセンシャルオイルの両方に興味深い利点があります。たとえば、ベニバナ油は不飽和脂肪酸の供給源で、エッセンシャルオイルはにきびや湿疹などの皮膚トラブルの治療に役立ちます。

ベニバナ油の栄養特性

ベニバナ油には、ハイオレイック種とハイリノール種の2種類があります。それぞれ、特定の栄養特性を持つ活性化合物を含んでいます。下記で詳しく見てみましょう。

ハイオレイック種ベニバナ油

このタイプは、栄養素を失うことなく高温に耐えることができる一不飽和オメガ-9脂肪酸であるオレイン酸が豊富です。

さらに、一不飽和のベニバナ油の発煙点は、トウモロコシ、オリーブ、カノーラなどの他のオイルよりも際立って高いので、健康的な代替品です。

実際、味、色、匂いに癖がないので、料理に適していると言われます。

ハイリノール種ベニバナ油

このタイプは、前者より熱に敏感な必須オメガ6脂肪酸であるリノール酸が豊富です。ですので、高温にさらさないでください。

酸化を避けるために冷蔵庫などの冷暗所に保管し、光にさらさないようにする必要があります。ハイリノール種ベニバナ油は、一般的に栄養補助食品として販売されています。高レベルのリノール酸を含んでいるからです。

また、オメガ6は適切な身体機能に不可欠で、食品を通して確実に摂取する必要があることを覚えておく必要があります。体内では作り出すことができない栄養素です。

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ベニバナ油の用途

他の用途として、ベニバナ油で白やその他の明るい色合いの油絵の具を作ることができます。他にもたくさんの用途があり、いくつかは医学にさえ関連しています。下記で詳しく説明しますね。

ベニバナ油はスキンケアにも良い

ベニバナ油はお肌にとっての健康上の利点があるため、さまざまな化粧品の成分リストに含まれていることがよくあります。こういった製品を使用する場合は、必ず用法・用量に従いましょう。

さらに、お肌に直接適用することもできます。ただし、エッセンシャルオイルとしてのベニバナ油の場合は、使用する前に希釈する必要があります。やり方は、ベニバナ油のエッセンシャルオイルに他のオイルを数滴加える方法があります。 ホホバとグレープシードはオイリー肌に効果があるのでお勧めです。

ベニバナ油は安全なオイルとされているので、毎日お使いいただけます。エッセンシャルオイルはより強力なので、使用は短時間にする必要があることを忘れないでください。

料理にベニバナ油を使うとき

すでにベニバナ油のいくつかの利点をお読みいただきましたが、科学研究によると、しっかり証明された利点があります。

1.脂肪酸の源

ベニバナ油は、体が機能するのに必要な脂肪酸(一不飽和および多価不飽和)の供給源です。

これらの良質な脂質は、ホルモン調節、記憶力の維持、ビタミンA、D、E、およびKの吸収などに関与しています。さらに、より長く満腹感を感じるのにも役立ちます。

また、ベニバナ油には飽和脂肪があり、通常は不健康と見なされがちです。ただし、オリーブ、アボカド、ヒマワリなどを使った他の一般的な油よりもはるかに少ない飽和脂肪が含まれているのです!

良質な脂質が多く、悪性の脂質が少ない食事は、炎症の軽減や心臓の健康の改善など、多くの健康上の利点の鍵なのでぜひ取り入れて欲しい栄養素です。

2.血糖値を安定させる

医学誌「PLosSMedicine」に掲載された研究によると、 一価不飽和脂肪酸が豊富な食事が血糖値を制御するのに役立つ可能性が明らかになりました。

研究によると、飽和脂肪を不飽和脂肪(特に多価不飽和脂肪酸)に置き換えることで、血糖値、ホルモン分泌、およびインスリン抵抗性が大幅に改善されるそうです。

同様に、 Clinical Nutrition誌に発表された研究では、 4か月間毎日8グラムのベニバナ油を摂取すると炎症を軽減できることがわかりました。さらに、2型糖尿病患者の血糖値を改善するのに役立ちました。

そのため、研究者たちは、高脂肪の食事と糖尿病治療を組み合わせることが、糖尿病の合併症を減らすのに効果的であると結論付けました。

3.コレステロール値を下げ、心臓の健康を促進する

Clinical Nutrition誌に掲載された同じ研究では、ベニバナ油を4か月間摂取すると、コレステロール値を下げることができることがわかりました。 これは、不飽和脂肪がLDLまたは悪玉コレステロールを低下させる可能性があることを示しています。

しかし、悪玉コレステロールの低下以外にも、不飽和脂肪酸が心臓の健康につながる理由があります。ベニバナ油に含まれる不飽和脂肪酸は、血小板の凝集を防ぎ、血栓を防ぎます。これにより、心臓発作や脳卒中のリスクが減少するのです。

4.自然な抗炎症剤

慢性炎症は、心臓病、自己免疫疾患、さらには癌を引き起こす可能性があります。幸いなことに、ベニバナ油には抗炎症作用があるという科学的エビデンスがあります。これらの特性は、過活動細胞反応に関連するリスクを減らしてくれます。

5.肌の健康を改善する

かゆみや乾燥肌の症状を和らげ、潤いを与えることができるため、スキンケア製品の人気成分です。

抗炎症作用があり、ビタミンEが含まれています。Indian Dermatology  OnlineJournal誌に掲載された研究によると、ビタミンEは、にきび、乾癬、湿疹などの皮膚の状態を治療し、創傷治癒を改善するのに役立ちます。

ベニバナ油の副作用

ベニバナ油は、推奨用量を超えない限り安全です。下記の投与量をご参照ください。

  • 19〜30歳の女性:小さじ6杯
  • 30歳以上の女性:小さじ5杯
  • 19〜30歳の男性:小さじ7杯
  • 30歳以上の男性:小さじ6杯

さらに、出血性疾患を患っており、手術を受けようとしている人は、ベニバナ油の摂取を避ける必要があります。血液凝固に影響を及ぼし、出血のリスクを高める可能性があるためです。

局所使用に関しては、お肌がベニバナ油に対して敏感であるかどうかを確認するために簡単なテスト(パッチテスト)をまず行いましょう。少量を腕に置き、24〜48時間待ちます。発疹や炎症が起こらなければ、使い続けても大丈夫です。

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ベニバナ油は不飽和脂肪の重要な供給源

もともと、ベニバナは着色剤として使うために栽培されていました。しかし、近年では、バニバナの種子がもたらす油にも注目が集まっています。

不飽和脂肪酸が豊富で、ハイオレイック種(栄養素を失うことなく高温に耐えることができる)とハイリノール種(市場で最もリノール酸の供給源が多い)の2つのタイプを選べて便利だからです。

不飽和脂肪酸は、他の化合物とともに、血糖値の制御、LDLコレステロールの低下、および皮膚の健康の改善に関与しています。

禁忌に関しては、推奨量を守り、局所的に使用する前にパッチテストを実行する限り、ベニバナ油は安全にお使いいただけます。また、手術を受ける予定の、血液凝固の問題がある人は使用を避けるべきです。

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