食品添加物〜アレルギーやその症状、治療法について

15 7月, 2020
この分野に関しては、まだデータが十分出ない部分もありますが、食品添加物に対するアレルギーの数は顕著です。単なる不耐症ではなく、命に関わるような免疫反応を起こすこともあります。
 

食品添加物に対するアレルギーは、食物不耐症と間違いやすいために気づかれないことが多いでしょう。アレルギー源が同じで、症状が似ていても、現象が異なることがあります。

食物不耐症の場合は、その食物や食品添加物を正しく消化吸収できないために、消化系が過敏になります。一方、食品添加物に対するアレルギーの場合は、免疫系が偏って反応するのです。命に危険が及ぶこともあります。

一般的に、食品添加物アレルギーよりも、食物不耐症や食物アレルギーに注目する人が多いようです。一見、無視されがちですが、食品添加物はほとんどの加工食品にふくまれており、その有害性を放っておいてはいけないでしょう。

食品添加物

食品添加物は、加工の段階で食品に加えられます。食品の色や匂い、食感、味、日持ちなどを良くするために添加されます。例えば、米国ではFDAの承認の下で使われており、パッケージに使われている添加物のリストが載せられます。

食品添加物に対するアレルギーは、身体が危険なものであると認識した時に起こります。なんらかの症状を出して、その物質に対する免疫反応を引き起こします。症状は、弱いものから深刻なものまで様々です。

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食品添加物に対するアレルギー症状

じんましん 食品添加物〜アレルギーやその症状、治療法について
 

食品添加物に対するアレルギー反応は、通常、呼吸器系や皮膚に出ます。深刻なケースになると、アナフィラキシーショックとして知られる反応が起こるでしょう。

食品添加物に対するアレルギー反応は、人によって様々です。最も一般的なものは、喘息や鼻炎などの呼吸器系トラブル、じんましんやその他皮膚炎などの皮膚トラブルでしょう。

上述したように、深刻な症状であるアナフィラキシーショックは、命に関わることもあります。ヒスタミンやその他の物質ば急激に分泌されるために、とても恐ろしいものです。気道がふさがれてしまうかもしれないのです。

慢性のじんましんを抱えている人の5〜10%は、食品添加物に対するアレルギーのせいだと研究者の間では考えられています。実は、この値はもっと高いかもしれません。食物不耐症は、なんらかのアレルギーが隠れているサインであるかもしれないとも考えられています。

 

食品添加物に含まれるリスク

どの食品添加物もアレルギーを起こす可能性はありますが、特にアレルギーを起こしやすい添加物をご紹介しましょう。

  • 酸化防止剤:酸化防止剤が使われた食品の摂取によって、アトピー性皮膚炎やじんましんが起こることが報告されている。気管支痙攣が起こったケースも、少例だが報告されている。
  • 二酸化硫黄と亜硫酸塩:喘息や鼻炎などの呼吸器系の症状、皮膚炎、じんましん、消化トラブルなどが起こることがある。
  • 亜硝酸塩、硝酸塩:アトピー性皮膚炎の悪化や深刻なアレルギー反応を引き起こすことがある。
  • 安息香酸と安息香酸塩:食品添加物に対するアレルギーが最も起こりやすい。アトピー性皮膚炎や喘息、じんましん、頭痛、偏頭痛、集中力の低下、多動などを引き起こす恐れがある。
  • メチルセルロース:胃腸に対する副作用がおこることがある。
 
  • ゼリーE441:深刻なアレルギー反応を引き起こすことがある。
  • 増粘剤、安定剤:胃腸トラブル、アトピー性皮膚炎の悪化、じんましんが起こることがある。
  • グルタミン酸ナトリウム(アミノ酸):深刻なアレルギー反応が起こるおそれがある。
  • 着色料:弱〜中度のアレルギー反応を引き起こすことがある。時に深刻なアレルギー反応が出ることもある。

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治療

ジャンクフード 食品添加物〜アレルギーやその症状、治療法について

食品添加物アレルギーをコントロールするには、食品添加物を使っている加工食品を食べるのをやめなくてはいけません。その代わりに、新鮮で天然、無農薬の食材を選びましょう。

現在のところ、アレルギー反応を引き起こす食品添加物を摂取しないようにするしか方法はありません。ですが、現代社会では食品添加物を使用している食品が多すぎるため、なかなか難しいことでしょう。

また、すべての食品添加物がその名でリストに載っているというわけではない、というのも食品添加物を避けるのを難しくしているでしょう。パッケージに載っている原材料名、数字、コードなどが何を意味しているのかを調べなくてはいけません。一番いいのは、工場で生産されている加工食品をできるだけ避けることです。

加工の少ない食品ほど、含まれる食品添加物は少ないでしょう。できるだけ新鮮で、自然の状態の食品を食べるよう心がけましょう。それに加え、栄養価も考えて食品は購入することをお勧めします。毎日のちょっとした心がけが私たちの健康に大きな影響を与えるということを、忘れないでくださいね。

 
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