【世界いじめ防止の日】学校のいじめについての誤った認識

5月2日は2013年以来、世界いじめ防止の日となっています。この日は、教育現場などにおける何百万人もの子供や青年の生活の質の重要性がユニセフに認められた日です。
【世界いじめ防止の日】学校のいじめについての誤った認識

最後の更新: 31 10月, 2021

非営利団体International Bullying Sin Fronteras(国境なき国際いじめ撲滅)の提案により、5月2日は、世界いじめ防止の日と宣言されました。ユニセフなどの世界的に有名な機関がこの日を認識しており、多くの国が5月2日に社会や学校で行動を起こすため、いじめ防止の世界デーを設定しました。

まず、他の組織も10月と11月に世界いじめ防止の日を設けていることに注意してください。しかし、みんな健康では、いじめ防止の日が多いほど良いと信じています。

「いじめ」という言葉は、ここでの文脈では、教育環境で発生する暴力や脅迫を指します。それは仲間内の暴力的な慣習であったり、肉体的、口頭、または心理的である場合もあります。

このいじめという暴力は、スポーツの練習中や公園などの公共の場で発生することもあり、学校内に限ったことではありません。しかし、学校はいじめが頻繁に見られる場所です。子供たちは教室で何時間も過ごし、その空間は独自の権力グループを持つ小さな社会になります。

世界いじめ防止の日は、いじめについての間違った認識を浮き彫りにする機会です。間違った認識が広まるにつれて、本来なら予防できるいじめの特定が遅れる可能性が高まります。

この記事では、いじめに関するこれらの間違った認識の代表格4つと、それらをなくすために何ができるかについて説明します。

1.「いじめは身体的なものだけを指す」

世界いじめ防止の日が定義するところでは、暴力が身体的なものだけではないことを明確にしています。いじめは口頭または心理的な場合もあるからです。

おそらく、 心理的いじめは特定するのが最も難しいタイプです。しかし、特定のグループの子供たちが一定のターゲットを社会的に孤立させる場合について考えてみましょう。たとえば、誰かを繰り返し除け者にすることは、差別と同じ方法です。

一方、身体的暴力が最も顕著です。いくつかの研究は、学校での暴力と家庭での暴力との間に関連性があり、逃れ難い悪循環を生み出していることを示唆しています。

よりわかりやすい形態ではありますが、身体的暴力に苦しむ子供や青年が両親や教師から自分の状態を隠すことは一般的であるため、身体的暴力が常に露呈しやすいとは限りません。だから大人の注意が必要です。

くいしばられた握りこぶしを持っている10代の少女。
身体的暴力が最も明白ですが、心理的および言葉による暴力によるいじめもあります。

2.「多少の喧嘩は子供だったらしょうがない」

この間違った認識は、最も危険な勘違いの1つです。多くの大人にとって、子供たちの間の喧嘩や、喧嘩を解決するための身体的暴力はごく当たり前だと思われていることがあります。

子供が家族に殴られたことを告げると、両親から「大したことない」と言われたり、むしろ自己防衛のためにやり返せと言われることすらあります。この場合、親がしているのは、いじめを隠し、子供に攻撃性を生み出すことだけです。最終的に、このような認識は問題に取り組む可能性をさらになくしてしまいます。事実、いじめを煽ることにつながるのです。

世界いじめ防止の日は、子供と大人の間の建設的な対話を促し、いじめの問題に対処するためのより平和的な方法に移行することを目的としています。言い換えれば、子供同士が喧嘩しても別に大丈夫だという考えを拒否する方法を議論することを目的としています。また、教育や子育てに関係するすべての人の間でこれらを実行することを目指しています。

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3.「子供たちの問題は子供たち自身が解決できる」

世界いじめ防止の日 暴力
暴力の正常化と対話の欠如は、いじめに苦しむ子供と青年をさらに孤立させます。

いじめの正常化に関してもう1つの非常によくある間違いは、子供たちは自分で問題を解決する必要があるという奇妙な思い込みです。これは全くの間違いです。子供より大人の方が、暴力の問題に取り組み、状況を解決するための方法をよく知っています。

大人が単なる傍観者として行動するのは、介入することなくただ暴力を見ている周りの子供や青年と何ら変わりはありません。周りの受動的な反応はいじめを助長し、年齢に応じてその分義務を負わなければならないはずの大人の場合、事態はさらに深刻です。

教育機関は、いじめに対するプロトコルを用意する必要があります。いじめを早期に食い止められるほど、良い結果をうみ、問題を助長する雪玉効果を回避できます。

世界いじめ防止の日における責任

世界いじめ防止の日は、学校でのいじめ解決及び防止のコミュニティを確立するための素晴らしい方法です。大人は子供たちがまだ持っていないツールを提供するための機会としてこの日を過ごすことができます。いじめは子供たちだけの問題ではなく、コミュニティ全体の問題なのですから。

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  • González, Rodolfo Sergio Castro. “La violencia familiar y su influencia en la violencia escolar (bullying) activa, pasiva y testigo en alumnos de secundaria.” (2015).
  • Enríquez Villota, Maria Fernanda. “El acoso escolar.” (2015).
  • Sampson, Rana. “Bullying in schools.” (2016).
  • Graham, Sandra. “Victims of bullying in schools.” Theory into practice 55.2 (2016): 136-144.