人と一緒に使うべきでないモノ

どんなに仲が良くても、どんなにきれいに見えても、一緒に使うべきでないモノがあります。理由と一緒にご紹介します。
人と一緒に使うべきでないモノ

によって書かれた Yamila Papa Pintor

最後の更新: 26 5月, 2022

想像してみてください。家で、友達と一緒に出かける準備をしています。化粧をしている友達から、化粧品を貸してほしいと言われたら、どうしますか。何も考えず、「いいよ! 好きなの使って」と言ってしまうのではないでしょうか。

気を付けましょう! 化粧品や日用品の中には、人と一緒に使うべきでないものがあるんです。

 

絶対に人と一緒に使うべきでないモノって?

それが、妹やいとこ、親友、または、彼氏でも関係ありません。化粧品や日用品は自分専用にしましょう! 自己中だとかケチだと思われるのではと心配であれば、理由をきちんと説明すれば良いのです。理由が分かれば、きっと相手もあなたの心づかいに感謝するでしょう。自分を守ることは、相手を守ることになるのです。

一緒に使うべきでない化粧品や日用品とは…

 

1. マスカラ

目は、顔だけでなく全身の中でも最もデリケートな部分のひとつです。無数の細菌が目に入り、感染症を起こす可能性があります。中でもよく見られるのは結膜炎ですが、それよりずっと深刻な問題もあります。

まつ毛は、有害な病原菌が目の中に入らないようにしている身体の自衛のひとつです。そのまつ毛に使うマスカラを一緒に使うということは、様々な病気にかかる危険に身をさらしていることになります。

 

2. フェイスブラシやスポンジ

ブラシ

複数の人たちが同じメイクブラシやスポンジを顔や首に使うと、1人の人の肌から他の人たちの肌へと、細菌が移っていく可能性があります。ニキビ・毛穴の黒ずみ・炎症・感染症・アレルギー反応などを起こすリスクが高くなります。

友達の顔がどんなに清潔であっても関係ありません。特に、ニキビや毛穴の黒ずみが出やすい人は、これらのメイク道具を人と一緒につかうことは避けた方が良いでしょう。

きれいなブラシが1本しかなければ、薬局で販売している液体洗浄スプレーを使うのも1つの手です。また、すぐ乾く消毒用アルコールを使って消毒する人もいます。

 

3. 歯ブラシ

化粧道具ではありませんが、歯ブラシを共有することの危険性に気づいていない人たちのために、ここで触れておきます。これまで友達や恋人の歯ブラシを平気で使ってきた方も、もう一度考えてみましょう。

食事の後、あなたの口の中には、無数の細菌がたまります。それに加え、一日を通し、あらゆるもの(爪・ペン・紙など)が唇・舌・歯ぐきなどに触れています。

インフルエンザや口唇ヘルペスなどの病気は、同じ歯ブラシを使うことで感染する可能性があります。誰かが泊まりにきて、歯ブラシを持ってくるのを忘れたときのために、予備の歯ブラシを洗面所に用意しておきましょう。

また、あなたも急な泊まりなどに備え、いつも携帯用の歯ブラシをバッグに入れておきましょう。コンパクトで場所を取りませんし、とっても実用的です!

 

4. カミソリ

たとえば恋人の部屋に泊まりに行って、うっかり腋の下をそり忘れていたことに気づいたとします。洗面所を探し、彼のカミソリを見つけました… ああよかった! でも、使ってはいけません。

カミソリは使う度に、肌に小さな傷を作ったり、出血することもあります。よく流したとしても、カミソリの刃についた細菌はそのままです。

カミソリを使っている人が肝炎やHIVなどの危険な病気を持っている可能性さえあります。気を付けましょう! 毛抜きや電気シェーバーも同じです。これらは、絶対に貸しても借りてもいけないモノです!

 

5. 口紅やリップ

一日の仕事が終わり、同僚と食事に行く前、お手洗いで化粧直しをしているとします。そこにやってきた職場の友人が、あなたのリップグロスをほめて、ちょっと試させてと頼んでくるかもしれません。または、あなたが買ったばかりの新しい色の口紅を見て、妹が使ってみたいと言うこともあるでしょう。

歯ブラシ同様、口紅やリップクリームなど、あなたの口に触れるものを共有することは、どのような状況においても、あまり良いことではありません。それから、店頭に置いてあるお試し用の口紅やリップグロスも、使うべきではありません

口紅など唇用の化粧品を、どうしても一緒に使わなければならない場合、まず、消毒用アルコールや消毒液で消毒してからにしましょう。(この消毒用スプレーも、いつもバッグの中にしのばせておきたいモノです)

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6. 容器に入ったクリームやローション

毎晩フェイスクリームやローションの容器に指を入れるたび、手についた細菌が顔のデリケートな肌に移って繁殖する可能性があると考えてみたことはありますか。自分自身の指でも危険性があるのに、これらの化粧品を人と一緒に使ったらどうなるでしょうか!

フェイスクリームやローションを使う前には、必ず手をキレイに洗いましょう。また、人と共有しなければならない時は、相手の人にも手を洗ってもらいましょう。

 

7. アイライナー

アイライナーもマスカラと同じ注意が必要です。アイライナー(リキッドタイプでもペンシルタイプでも)を友達に貸すと、事実上、あなたの目からその人の目に(またはその逆)細菌を移していることになります。

この行為から引き起こされる最も深刻な問題のひとつは、角膜炎と呼ばれる重篤な目の感染症です。

 

8. デオドラント

デオドラント

デオドラント(消臭制汗剤)で共有しても良いのは、スプレー式のものだけです。他のタイプは自分専用にしましょう。腋の下は、腋毛をそったり、あるいは、いつも服で覆われているために出る汗で、細菌がたまりやすいところです。

ジェルやスティック式のデオドラントは、細菌がウヨウヨしているお肌に直接触れることになります。デオドラントを使用する前に、腋の下をよく洗っておくことをおすすめします。人と貸し借りするなんて、もってのほかです! どんなに「緊急」の場合だとしても、これだけは避けたいものです。

こちらもお読みください:脇のニオイを解消する天然デオドラント5選

 

9. 爪切り

爪切りは、一家に1つだけという所も多いのではないでしょうか。これは大きなまちがいです! 毎回完璧に消毒するのであれば良いですが、爪切りを共有することは決しておすすめできません。

爪を切るとき、爪切りの刃は、爪の裏の皮膚に直接触れます。そこには、細菌だけでなく、一日でたまった土やその他の汚れもあり、それを共有することになるのです。細菌や真菌による感染症のリスクが高まります。

もっとひどいことに、爪が肉にくいこんでいる場合など、爪切りに血がつくこともあります。そうなると、カミソリと同じです。

 

10. 爪やすり

これも人と一緒に使うべきでない日用品です。爪の裏は、さまざまな病原菌の巣窟です。自分で爪やすりを使う前にも、爪をよく洗いましょう。もちろん、人に貸すことは厳禁です!


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。