ぜひ知っておきたい甲状腺の病気の10の症状

2月 22, 2016
甲状腺の病気を治癒し、合併症を防ぐには、症状の早期発見が非常に大切です。

甲状腺とは、のどぼとけのすぐ下に位置する、身体の代謝機能を調節する器官です。ここで生成・分泌される甲状腺ホルモンには、新陳代謝を促進する・体温を調節する・脳の働きを活性化する・心臓や胃腸の働きを活性化するなどの働きがあります。成人期に入ってから甲状腺の問題を訴えだす人が多く、身体や心の健康に害をおよぼす、さまざまな病気につながることがあります。

最もよく見られる甲状腺の異常とは、甲状腺機能低下症(甲状腺ホルモンが少ない状態)・甲状腺機能亢進症(甲状腺ホルモンが多い状態)・甲状腺結節(甲状腺にしこりができる)の3つです。これらは、それぞれ異なる方法で身体に影響を与えますが、甲状腺になんらかの異常があることを知らせてくれる、共通の症状がいくつかあります。今回は、だれもが知っておくべき、甲状腺の病気に共通した10の症状をご紹介します。

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甲状腺機能低下症かもしれない10のサイン

甲状腺の異常に見られる症状

疲れやすい・身体がだるい

夜8~10時間の睡眠でもまだ疲れていたり、昼寝が必要だと感じるなら、甲状腺ホルモンの生成機能問題(甲状腺機能低下症)の可能性があります。甲状腺は身体のエネルギーレベルの維持に重要な役割を果たすので、疲労感を経験するのは甲状腺に何らかの異常があるというサインかもしれません。

体重の急な増減

甲状腺異常:体重の変動

甲状腺は、代謝(身体がカロリーを燃焼する過程)のスピードを調節する役割を果たしています。急に体重が増えることがあれば、甲状腺機能低下症(甲状腺ホルモンの生成量減少)のサインかもしれません。その逆に、特にこれといった理由もなく急に体重が減ってしまった場合、甲状腺機能亢進症(甲状腺ホルモンの生成量過多)が原因かもしれません。

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甲状腺機能低下症の治療法

気分の起伏が激しい

甲状腺の病気によって引き起こされるホルモン異常は、あなたの感情や気分にも影響を与える可能性があります。急に不安感・憂鬱・絶望感・原因不明の気分の変動などを経験する場合は、甲状腺に異常があると身体が教えてくれているのかもしれません。

身体のあちこちが痛む

甲状腺異常:身体の痛み

筋肉・関節・腱などに突然の痛みを覚えたら、甲状腺ホルモンに異常があるというサインかもしれません。

不妊・月経不順・性欲低下

甲状腺の病気に関連したホルモンのアンバランスは、不妊症・月経不順・性欲低下などの合併症を引き起こす可能性があります。

冷え性で寒がり

甲状腺には体温を調節し、身体を保温する役割があります。手足がいつも冷たい、全身が冷えるなどの症状は、甲状腺と代謝機能に何らかの問題があるサインかもしれません。

乾燥肌・抜け毛・爪が割れる

甲状腺異常:割れやすい爪

肌が乾燥する・髪の毛が抜ける・爪が割れやすいなどは、甲状腺機能低下症によく見られるサインです。これらの症状は、徐々にひどくなるので、慢性になる前に治療しなければなりません。

便秘がち

甲状腺ホルモンの活動が低下すると、全身に影響を与え、内臓がそれぞれの機能を果たすことが困難になります。消化器系では、食物から栄養素を吸収する機能が低下すると共に、食物のカスを腸管を通して排出することが難しくなります。その結果、ひどい便秘を引き起こす可能性があります。

記憶力の低下・集中できない

甲状腺異常:認知障害

甲状腺の病気がある人は、記憶力や集中力の低下を訴えることがよくあります。これは、甲状腺ホルモンの分泌量が減り、身体の多くの機能が衰える結果起こるものです。

声とのどの異常

甲状腺に問題があるとき、甲状腺が炎症を起こしたり、肥大している可能性があります。そういう場合、のどが痛む・声がかれる・のどに違和感がある・のどが腫れる・いびきをかくなどの症状を引き起こすことがあります。

甲状腺異常のサインがあるとき、どうしたらいいの?

甲状腺治療

ほとんどの場合、甲状腺の病気はすでに進行した状態で発見されます。これは、初期症状が他の病気とまちがわれる事が多いためです。早期診断のためには、甲状腺異常の症状を知っておくことが非常に大切です。甲状腺の病気かもしれない症状を放っておくと、治療困難な合併症を引き起こす可能性があります。

甲状腺の病気のサインを経験されている方は、かかりつけの医師に相談し、健康診断や診断テストを受けることが大切です。また、ご家族の中に甲状腺の病気を持つ人がいる場合は、定期検診の回数を増やし、あなたの甲状腺が正しく機能していることを確かめましょう。

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