運動障害アテトーゼとは

3月 20, 2020
アテトーゼとは、特定の神経疾患、特に大脳基底核の解剖学的・機能的損傷を伴う神経疾患に起因する、まれな運動障害です。

アテトーゼとは、不随意運動で、ゆっくりとねじるような動きが見られます。これは最も一般的な運動障害の1つであり、手足に悪影響を及ぼします。アテトーゼは、特定の神経疾患、特に大脳基底核の解剖学的および機能的損傷によって引き起こされる疾患で、まれに見られる症状です。

大脳基底核とは

大脳基底核は灰白質によって形成されます。脳の中央部に位置し、主な特徴は脳内にある多数の他部位とつながっていることです。そして、尾状核、被殻、淡蒼球によって形成されています。

これらのタイプの神経節は、運動機能とその維持に関与しています。したがって、特定の神経伝達物質の不足または過剰による解剖学的および機能的な変化は、異常な動きとして現れます。

大脳基底核運動障害

大脳基底核運動障害

大脳基底核の障害は、機能障害に関係しています。これは、特定の神経伝達物質の不足または過剰を原因とし、大脳基底核がある領域で電気的活性を引き起こします。したがって、罹患者の運動活動に影響を与えるのです。

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全体的に、舞踏病、ジストニア、振戦、アテトーシスなどの異常動作として現れます。舞踏病は、反復的で短時間毎の不規則な不随意運動です。動きは突然的なものが多く、身体の一部で始まり、突然、予期せずに、しばしば連続的に別の部分に移動します。一般的に、舞踏病は顔、口、体幹、四肢に影響を及ぼします。片側バリズムは、通常、腕または脚の激しい不随意痙性運動を伴う舞踏病の一種です。舞踏病よりも広い範囲で激しい動きを伴います。

アテトーゼは、上記の症状と同様に、さまざまな病気が原因である可能性があります。多くの場合、アテトーゼの有無が診断材料になります。「舞踏アテトーゼ」と呼ばれる、舞踏病とアテトーゼが同時に発生する症状もありますが、必ずしも「障害」というわけではありません。他のさまざまな障害によって引き起こされる症状という見方がされます。

アテトーゼとは

運動障害アテトーゼとは

基本的に、運動障害には2つのタイプがあり、関与する運動活動のタイプに応じて、「運動減退候群」または「運動亢進症候群」に分けられます。

  1. 運動減退候群には、パーキンソン病、神経変性障害、続発性パーキンソニズムが含まれます。これらの病気の特徴は、症状があることです。ただし、通常、薬やその他の器質的な原因によるもので、とえば、薬物、感染症、外傷、および水頭症などが原因として挙げられます。
  2. 運動亢進症候群には、明らかな一連の兆候が見られます。振戦、舞踏病、ジストニア、チック、ミオクローヌスなどが含まれ、他の障害との違いは、患者が体の一部を特定の位置に保つことができないことです。

アテトーゼは、ゆっくりと、一定の、止められない動作として現れます。通常、手足、舌、のどなどで起こりますが、身体のどこの部位でも起こります。この障害の特徴であるゆっくりとした動きは、舞踏病などの他の症状と区別されます。しかし、医師が「舞踏アテトーゼ」と判断する類似の症状もあり、「舞踏アテトーゼ」という用語は、ハンチントン病などのさまざまな疾患に適用されます。

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運動障害「アテトーゼ」の他の原因

また、脳炎などの中枢神経系の感染病など、アテトーゼを引き起こす原因は他にもあります。こういった原因は、脳組織の深刻な損傷に関連しているため、運動障害の症状は非常に一般的に現れます。そして、全身性エリテマトーデスなどの自己免疫障害は、このタイプの神経学的障害によって起こる可能性があります。しかし、最も典型的な症状ではありません。

ただし、自己免疫障害の患者は、ステロイドなどの免疫抑制剤による長期治療を受ける必要があります。その結果、神経系感染を引き起こす可能性があり、また、脳炎で起こることと同様に、運動障害を引き起こす可能性があります。

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