強く抱きしめて、不安を取り去って
自分が愛されていないと疑ったり、愛されていることに自信が持てないのは、不安の大きな原因となります。
こうしたことを感じるのに年齢は関係ありません。子供はみんな自分が本当に愛されているかどうかということを察知する能力があり、大人もみんな同じ疑いを抱くことがあります。しかし、こうした不安は徐々に人間の内的バランスを破壊します。
一番大事なのは自分自身を愛することですが、人間は感情的な生き物であり健やかで幸せにあるためには本当の人間関係が必要であることを忘れてはなりません。
ハグは人の心を癒す感情表現です。どんな人間関係にもこれが必要です。
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疑いは心の空洞です
疑いにはたくさんの種類があり、そのうちいくつかは人間本来の特徴であり、それが私たちの成長を助けているとさえ言えます。
不安定な気持ちが最も危険
- 私たちは多くの時間を夫あるいは妻と過ごします。安定と幸せの時期は過ぎ去り、突然、不安がやって来ます。
- パートナーがまだ自分を必要としてくれているのかどうかが分かりません。
- 魔法が切れたような感じがして、お互いの腹を読み会うような状況になります。たとえば、すべてのものが、愛さえも含めて、当たり前になってしまうほど、代わり映えの生活を送っている時にそういうことが起こります。
こうした感情は折り合いをつけるのが難しく、人間関係を不安定にします。
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このことを覚えておいてください。感情的な疑惑は夫婦に限ったものではないのです。はじめに言ったように、これは子供も大人もみんなが経験する心理的な特徴です
- それは子供の心に傷を負わせることがあります。小さな子供が、自分が愛されておらず、強い感情的なきずなで両親と結びついていないと感じると、不安を抱え、自分に自信の持てない人間になります。
一般に、こうした問題は、人間の心理に長く続く深刻な影響を与えます。
毎日人間関係を深め、愛する人や親や子供とのきずなを強くすることが大切です。これにうってつけの、寛容で言葉を必要としないやり方があります。
ハグです。
ハグの治療作用
心には空洞があります。疑念、相手が分からないという感情、見捨てられるのではないかという恐れ、孤独といったものは体の一部となり、ストレスを感じた脳が身体や感情の変化をもたらすことがあります。
ハグとオキシトシンン
ハグの持つ最もすぐれた効果を理解するために、1つの例をあげます。相手との距離がある状態が何週間も続いているカップルを思い浮かべてください。仕事、子育ての責任や不安が彼らの関係を冷やかなものにしています。
- パートナーから愛されていないかもしれないという疑いや恐れが脳の化学的変化を引き起こします。コルチゾル、ドーパミン、ノルアドレナリンの分泌量が軒並増えます……これはストレスによる大きな危険です
- “New in Health” で発表されたものなど複数の研究によれば、ハグは脳内のこうした化学作用を一変します。
- この例では、もしその夫婦が立ち止まり、お互いの目をのぞきこんで強く心から抱きしめ合えば、言葉は必要ありません。この行為に対して、好意、情熱、愛のホルモンであるオキシトシンを、すぐさま脳が大量に分泌するのです。
ハグは絆を強めます。
人間はハグを幸せの印とみなすようにプログラムされています
人間はすべて、生物として本能的にハグを好みます。実は、脳がこれに応えてエンドルフィンやオキシトシンを分泌します。
- スキンシップをしたり、手で相手にさわったり、やさしい言葉をかけるといった愛情表現には浄化作用があり、恐れ、疑い、ストレス、不安を取り除きます。
- こうした行為はどんな薬を使うよりも、私達の心理的、感情的健康に効果があります。なぜなら、それはお互いを結びつけ、愛情と相互認識を養うへその緒に栄養を与えるからです。
- “相手を思いやる簡単な行為” の種をまくことが必要です。何分かの思いがけないハグを受けた時には、まるで世界が停まったような感じがします。
2、3時間子どもと遊んで笑顔にさせてやるだけで、その子供たちは1つの宇宙を創り出します。
今日あなたは何回誰かを抱きしめましたか。まだ足りないかもしれませんよ……。