手作りフラワートルティーヤの作り方
現在人気のトルティーヤには小麦粉とコーンという2種類があり、それぞれの材料も異なりますが、酵母は使っていないので平らな形をしています。
メキシコの中でもコーントルティーヤを主に使う地域と、小麦粉で作るフラワートルティーヤを使う地域があります。本記事では小麦粉で作るフラワートルティーヤの作り方をご紹介します。
フラワートルティーヤの歴史
トルティーヤ、特にフラワートルティーヤの歴史はメキシコをはじめとする南米諸国がスペインに征服されていた16世紀にさかのぼります。
歴史によると、南米を征服していたスペイン人たちはパンを作る食材を見つけることはできませんでしたが、小麦粉はスペインから持ってくることができました。
その後、水と小麦粉を合わせてザルキーと呼ばれる食品を作るようになり、これが現在ではフラワートルティーヤとして知られる小麦粉で作るトルティーヤになりました。
現在でもスペインの一部の地域やアメリカのカリフォルニア州でも人気の食品です。
その後、メキシコにはフラワートルティーヤに肉を挟んだ料理が登場しましたが、現在ではメキシコ国内よりもアメリカの国内で「ブリトー」として人気を博しています。
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フラワートルティーヤの栄養価
トルティーヤのサイズにもよりますが、約200gのフラワートルティーヤは467カロリーです。
467カロリーと聞くと高カロリーのように感じるかもしれませんが、他の穀物と比較するとさほど高いカロリーではありません。例えば私たち日本人が大好きなお餅は100gで387カロリーです。
ただし、コーントルティーヤの方がカロリーは低いと言われています。
一般的なトルティーヤはラードを使って作られていますが、ラードは健康にはお勧めできない栄養価のない食品です。
フラワートルティーヤ100gあたりの栄養価
- 脂肪7.6g
- 炭水化物49.3g
- タンパク質8g
また脂肪の含有量ですが、フラワートルティーヤには1日に必要な摂取目安量の約11.7%が含まれています。
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フラワートルティーヤを作る方法
今回ご紹介するレシピは24枚のフラワートルティーヤが出来上がります。またラードの代わりに植物性の油を使うと健康的に仕上がります。
材料
- 小麦粉 1と 1/2カップ (180 g)
- 塩 小さじ2 (5 g)
- 重曹 小さじ2 (10 g)
- 水 1 と1/2 カップ (300 ml)
- ラードまたは油 大さじ2(30g)
作り方
すべての材料を混ぜると聞くと、とてもシンプルなレシピのように感じるかもしれませんが、ちょっとしたコツを加えることで美味しさが増します。慣れるまでは練習が必要ですが、その価値があります。