タオルの臭いを防ぎ吸水性をキープする方法
お風呂上がりやシャワーの後で、タオルに顔を当てた時に何となく嫌な臭いを感じる、体を拭こうにもなんだか水分をしっかりと吸収してくれない気がする・・・このような経験はないでしょうか?
では、一体どうすればタオルが良い匂いとなるのでしょうか? 濡れた体を拭いた時に、しっかりと水分を拭き取ってくれる柔らかいタオルにするにはどうすればいいのでしょうか? 今日は、毎日のお洗濯で使える、とても簡単で役立つ方法をご紹介します。バスタイムがより快適となるでしょう。
天然の素材を使い、ふわふわで臭いのないタオルにする方法
新しいタオルやバスローブを購入する頻度が高くなっていませんか? 基本的に、これは生地の色が色落ちするせいでしょう。タオルを洗う時、少しでも柔らかく仕上げるため、熱いお湯で洗う人も多いでしょう。
コットンテリーであろうと、別の繊維であろうと、素材に関係なく、タオルはある時点から何となく湿ったような嫌な臭いがするようになります。それだけではありません。この湿り気はバクテリアを繁殖させる原因となるのです。では、どうすればいいのでしょうか?
必要な物
- ホワイトビネガー(又は蒸留酢) 1 カップ (250ml)
- 重曹(又は炭酸水素ナトリウム) 1/2 カップ (125g)
- お湯
使い方
- 洗濯機に入れて使います。 柔らかくしたい新品タオルや何となく臭うタオル、吸水しなくなった古いタオルなどを洗濯機に入れましょう。設定があればお湯の設定にし、グラス一杯のお水で薄めた1カップ分のお酢を注ぎ入れます。その後はいつもと同じように最後まで洗濯します。簡単ですよね!
- 次のステップも簡単です: 同じように熱いお湯を使って洗濯機を回しますが、今回は重曹を加えます。 先程のお酢と重曹を混ぜて使わないことが大切です。洗濯が終わったら、タオルを掛けて干しましょう。効果はすぐにわかるでしょう!
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どうしてこの方法ならタオルの吸水性を上げ、嫌な臭いを防いでくれるのでしょうか?
お酢と重曹の効果は科学的にも証明されています。私たちは洗剤や柔軟剤など、市販品の効果を信頼してしまいがちですが、実はそうではないのです。 洗剤や柔軟剤には、非常にたくさんの化学物質や生地を傷める物質が含まれていて、生地をゴワゴワにするだけでなく、すぐにくたびれた状態にしてしまうのです。
- ホワイトビネガー: 酢酸を含んでいるので殺菌作用に優れています。タオルの湿気を取り除き、生地を柔らかくします。
- 炭酸水素ナトリウム: ご存知のように、炭酸水素ナトリウム、つまり重曹は殺菌消毒効果に優れ、泥や油汚れ、嫌な臭いを取り除く作用があり、家庭での日々のお掃除に最適です。市販の洗剤よりもずっと有効的なアルカリ性性質を持っています。
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すっきりと乾いた、よい匂いのタオルにする方法
お酢と重曹を使ったタオルのお手入れ方法をぜひ一度試してみてください。タオルの中にこもる湿り気にはバクテリアの繁殖や、またそれによっていずれ引き起こされるアレルギー問題等が隠れています。ただの湿り気だと見逃せないことは明らかでしょう。
- バクテリアは湿り気が大好きです。 シャワーやお風呂等でタオルを使った後は必ずそのタオルを掛け、完全に乾かしましょう。毎回洗う必要はありませんが、湿り気を残さず完全に乾かすことが大切なのです。完全に乾かさなければ、バクテリアが繁殖し、嫌な臭いの元となります。
- 洗濯する際は洗剤を使いすぎない様にしましょう。洗剤を使用すると、結果としてタオルの生地に化学物質を付けることとなり、その積み重ねによってタオルの繊維は水を吸い取りにくくなってしまいます。必要最小限の量の洗剤を使用しましょう。
- 柔軟剤の代わりにホワイトビネガーを使用することをお勧めします。自然の素材ですし、化学物質の使用なしにタオル地を柔らかくしてくれます。タオルはより長持ちしますし、肌触りもよく水分もしっかりと吸収してくれるでしょう。赤ちゃんや小さいお子さんのいるご家庭では特に気をつけてください。化学物質の入った洗剤や柔軟剤を使用する代わりに、天然の材料で作られたものを使用しましょう。今回お話しした重曹やお酢はもちろん、レモンも大変効果あり毎日のお掃除に使える安心素材です。
天然素材を使用することで、地球にも優しいですよね。どうぞ一度試してみてください。
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