おへそが/大量のバクテリアの住みかに?

6月 23, 2015

 

近年の研究によると、人間のおへそのわずかな狭い空間に、数百もの生命体が生存しているそうです。おへそには大量のバクテリアが生息しており、その種類は菌類、バクテリア、酵母菌を入れて60種類以上と報告されています。

ノースカロライナ大学のロブ・ダン教授によると、調査から、健常者に平均60~70種類の生命体が住んでいることが分かりましたが、中には1,400個を超える人もいて、個人差が大きいことも判明したといいます。

ダン教授と同僚は今まで被験者391人からバクテリアを集めてきました。研究には様々な年齢、人種、さらには衛生面の習慣も対象としました。  彼らは資料のバクテリアだけでなく、興味深い菌類や酵母菌にも着目しました。

教授らによると、文化によって上に挙げたような生命体は多様だそうで、現在は各種類のDNA配列を精査しています。暫定的結果から、人によってその数は大きく異なることがわかっています。

現時点では、バクテリアの数になぜこれだけ差が出るのか要因は確定されていません。 性別、人種、年齢やお風呂の頻度にはあまり関連がなく、他に原因があるようです。

しかし、大多数の人間のおへそに生息するバクテリアの種類は少ないそうです。稀な種類のバクテリアを持つ人も時々いるようです。

ダン教授によると、私たちの多くに共通のバクテリアがある可能性が高いけれども、 珍しい種類は個人の経歴によるもので、本質的に予測不可能であるとしています。

 

バクテリアは防衛団

おへそがバクテリアのすみかに?

調査チームがおへそを研究することにしたのは、入浴、ローション、紫外線ライトなどを用いてもずっと生き延びる種類があるからです。

多くの人がおへそを洗うとよいとお考えでしょう。しかし、ダン教授によると、これらの生命体は前腕や手、さらには体の表面上どこでも存在し、重要な役割をしているといいます。

病原菌から防御する第一線として活躍しており、病原菌を新しく発見すると本能的に戦い始めます。微生物を完全に洗い流した人体は生死に関わる皮膚感染症を起こしやすくなります。 

 

バクテリアで行動も変わる?

ノートルダム大学のエリザベス・アーチ―教授と同僚のケビン・シースは、人及び人に類似した動物の微生物共同体を研究分析しました。そこから、バクテリアによって保持者の行動が変わってくることがわかりました。

ステロイドや他の天然化学物質は特に脇の下にみられます。 これらの化合物はバクテリアの生成物で、私達が他の人と話す時にも発する体臭の元となります。

コリネバクテリアはテストステロンを代謝して尿と似た臭いのムスクを生成します。他のバクテリアは油と汗を代謝してタマネギのような臭いを発生させます。研究では、バクテリアは強力な臭いを発生させるので、わきの下の臭いで人々を認識できることがはっきりと証明されています

臭いのおかげで、個人の判別がしやすくなります。お母さんは赤ちゃんのわきの下を嗅ぐだけですぐに自分の子供だと判別できます。非常に小さくてミステリアスな生命体は。家族のような深い関係にまで関わっているのです。

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