胆石の予防法
胆石とは、 胆のうや胆管で形成される結晶の集まりである小石のような物質を指します。
広島大学外科学第一教室同門会のサイトでは、「肝臓では、脂肪やたんぱく質などの消化を促す「胆汁」という消化液がつくられています。胆汁は胆のうにいったん蓄えられて濃縮されます。この胆汁の成分が、胆汁が通る道で、何らかの原因で固まってしまったものが胆石です。」と記載されています。
本記事では、胆石の形成を予防する自然療法をご紹介します。
有害な食べ物
肝臓と胆嚢を適切にケアするには、以下の食材を避けることが大切です:
- アルコール
- 揚げ物
- 赤肉
- 惣菜
- 乳製品
- 白砂糖
- マーガリン
- 人工甘味料
日頃摂取する食べ物以外で非常に大切なのは、肝臓と胆嚢は明け方に再生するということを意識しておくことです。
従って、夕飯は少なめにするか早めにとるなどして、寝るまでに消化が終わっているようにしましょう。
胆機能に有効な食べ物とサプリメントを以下に挙げます:
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レッドイーストライス
レッドイーストライスは、アジア圏から伝わった食材で、トリグリセリドとコレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす効果があります。
胆石とコレステロールは密接に関係しているので、この食材はお勧めです。
サプリメントとして、錠剤や粉末状、または抽出液などで取り入れる方法があります。
ブラックラディッシュ
ブラックラディッシュは様々なラディッシュの中でも、その起源が不明の野生植物です。
胃腸と肝臓に有効な、食物繊維、アミノ酸、ビタミンBとC、ミネラルなどが含まれています。
そして成分の中でも、とりわけ グルコシノレートは胆汁の産生量を増やし、胆嚢を空にする重要な役割を果たします。.
肝臓が鬱血している時や消化不良など、消化器疾患でお悩みの方にお勧めです。
重ための食事の後や食べすぎた時にも、体を浄化するのにお勧めです。
主に根を調理し、サラダ、サイドメニュー、料理の飾り付けなど様々な使い方があります。
クサノオウ
地中海発祥のクサノオウはアジアの地域にも生息しています。
クサノオウは胆汁を形成し、胆嚢や胆管にできる胆石を予防する働きがあります。
抽出液を所定の量だけ摂取して下さい。
ビタミンC
ビタミンCは免疫系の活動を維持し、胆石の結晶化を防ぐ効果があります。
錠剤やビタミンCを豊富に含む食材を毎日摂取しましょう。
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コーヒー浣腸
これは昔から伝わる治療法で、焙煎したコーヒーの粉末を使います。
- 水1リットルにコーヒー大さじ3杯を入れて5分間沸騰させ、 その後15分間弱火で煮ます。
- フィルターにかけて人肌程度の温度まで冷まします。
- 浣腸には500 ml程度を使うのが良いでしょう。
- 右半身を下にして10~15分間待って下さい。
レモンとオリーブオイル
- 胆嚢を毎朝洗浄し、活性化できる簡単な治療法があります。
- レモン果汁大さじ1杯と冷たいオリーブオイルを毎朝食前に摂取します。
- 30分後、暖かいお湯を1,2杯飲んで、朝食にして下さい。
- 便秘にも効果があると考えられています。
引用サイト:広島大学外科学第一教室同門会
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