胆石と闘うのに役立つ食べ物6選
あなたは医師に、胆石があるので食生活を変える必要があると言われたことがありますか? また、ある食べ物を食べることで、胆石と闘えることを知っていましたか?
通常、医師は食生活の指導をしたり、必要な栄養分について説明を受けられるように栄養士にかかるように提案します。
そうでない場合、もしくは医師からもらった情報が不完全な場合、胆石と闘うのに役立つ食べ物をいくつかここでご紹介しましょう。それらを定期的に食生活に取り入れ、脂肪分の摂取を抑えることを心がけましょう。
胆石とは
胆石とは、胆汁が小嚢に過剰に蓄積されることで起こる小さな形成物です。
胆汁は、私達が食べる脂肪分を合成するのを助けます。食事が健康に良くない脂肪分であふれていると、この胆石という問題をいつ抱えることになってもおかしくありません。
1. 全粒小麦
食物繊維に富んだ食事は、脂肪分を除去し、胆石を減らす助けとなります。
少なくとも1日に1回は全粒小麦を摂ることが必要です。全粒小麦が腸を通過する時、食物繊維が分泌される過剰な胆汁を捕え、それらを取り除いてくれます。
このようにして、胆汁が再吸収されず、胆嚢は解放されます。
中でも、摂取すべき食べ物は以下の通りです。
- ウィートブラン(小麦ふすま)
- 玄米
- オート麦
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2. そば
更に、そばを食べることで胆石の発生を減らすこともできます。また、そばは不溶解性繊維が豊富なため、体脂肪値を低く保つことができます。
そばはビタミン B や E を摂取できるので、優れたミネラル供給源です。パンが大好きでやめられない人は、普通のパンをそばでできたパンに替えることが良策です。
3. 柑橘類
柑橘類には、胆汁の排泄を刺激し、胆石と闘う成分が含まれます。
また、柑橘類のジュースにはペクチンが含まれています。これは、胆石を除去するのに必要なもう一つの物質です。
しかし、こうした果物を取り入れるには、ジュース、特に商業化されたものを避けることが大切です。
- 最善の方法としては、果物を丸々全部食べることです。そうすることで、皮や果肉に含まれる食物繊維や栄養分全てを摂取することができます。
- また、ジュースだけを飲むと、血糖値が急上昇し、他部位の健康が脅かされる恐れがあります。
4. レシチンに富んだ食べ物
レシチンやリン脂質など、胆汁に含まれている成分には胆石が形成されるのを防ぐ役割を担っているものがあります。この成分が適切な量ないと、胆石が発生します。
こうした成分が含まれた食べ物を摂取することで、胆石のサイズを抑えたり、石形成のリスクを抑えることができます。
中でも、レシチンが含まれた食べ物は以下の通りです。
- ナッツ類
- 大豆
- レンズ豆
- ひよこ豆
- エンドウ豆
こうした食べ物を日々の食生活に取り入れることをおすすめします。これらは炭水化物が豊富で、望まないのに太ってしまうこともあるので、量に気をつけましょう。
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5. アーティチョーク
アーティチョークは、シナリンが多く含まれているおかげで、肝臓や胆嚢の健康状態を良くしてくれます。
シナリンは胆汁の刺激に貢献し、肝臓の機能を良くする成分です。
アーティチョークは、特に日本では一般に食事に取り入れるような食べ物ではないかもしれません。しかしアーティチョークが手に入るなら、以下のようなアーティチョークウォーターを飲むようにするとよいでしょう。
材料
- アーティチョーク 小 1個
- 水 4カップ(1ℓ)
作り方
- アーティチョークを良く洗い、消毒します。
- 続いて、刻んだアーティチョークと冷水を容器に入れます。
- 一晩つけておきます。
- 翌日、水を濾し、その日中にその水を飲みましょう。
6. ぶどうとブルーベリー
ぶどうとブルーベリーは、胆石により小嚢についた傷と闘う抗酸化物質が高く含まれた成分であるレスベラトールに富んでいます。
胆石に対処する治療に既にかかっている場合には、レスベラトールが回復を助けてくれます。
- 理想的なのは、半カップ分のぶどうか1カップ分の新鮮なブルーベリーを食べることです。
- こうした果物がすぐ手に入らないない場合は、半カップ分のブルーベリージュースや1カップ分の赤ワインを飲んでもいいでしょう。
胆石の蓄積を防ぐには
胆石を既に患っている場合は、胆石と闘い、素早く解消するための指導を医師が確実に行ってくれます。
胆石が最近形成されたと医師から告げられた場合には、以下のことをすることが大切です。
- 食事を抜かない。
- 太らないようにする。
- 不健康な脂肪分に富んだ食べ物の摂取を控える。
まずは、医師にご相談ください。
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