体液貯留の症状を和らげるための3つのアドバイス
体液貯留は、誰にでも起こりえます。体液貯留についてよく知らないと、色々な問題が起こります。例えば、この症状は女性のみ起こると思い込んでいる人が大勢います。もちろん、女性の方が体液貯留の症状が出る確率が高いですが、男性だからといって、絶対にこの症状に悩まされないわけではありません。
私たちの身体は、驚くべき働きをしていますが、器官のバランスが崩れた時に様々な問題が起こってしまいます。
体液貯留とは何か?
体液貯留について、正しい知識を持つために、まず以下のことをはっきりさせておきましょう。
- 体液貯留の特定
- 体液貯留の原因の判明
- それによる身体への影響
体液貯留は、身体の組織の大部分に液体、主に水が溜まってしまった結果として起こります。
主な要因は、体液の循環をコントロールするホルモンのバランスが崩れることによるものです。
体液貯留はなぜ女性に多く起こるのか?
女性は、月経周期の第二段階にいる時に体液貯留が起こる傾向があります。第二段階とは、排卵から生理前までの期間のことです。
これは、血液中のプロゲステロンの濃度と関係しています。
他の要因として、経口避妊薬(ピル)の使用も挙げられます。
その他の要因
先ほどお伝えしたように、男性にも体液貯留は起こる可能性があります。それには、以下の理由が挙げられます。
- 太り過ぎ
- 長時間、座っている、立っている、同じ姿勢で横たわっている
- デスクワーク中心の生活
こちらの記事もご覧ください:体液貯留を予防する6つの方法
体液貯留の症状の見極め方
これは病気なので、多くの症状が現れます:
- 関節の痛み
- 身体の様々な部分(脚、腕、手、胸、腰)への不快感
- 腹痛
- 洋服がきつく感じる
- 身体の一部分が他の部分よりも大きい
体液貯留の症状のコントロール法
ほとんどの人が、様々な要因で体液貯留を経験しますが、普通は簡単に症状をコントロールすることが可能です。
症状を軽減するために、これらのアドバイスに従ってください。それでも症状が改善されない場合には、かかりつけの医師に診てもらうことをお勧めします。
1.マッサージを受けるか、散歩をする
体液貯留の原因の一つは、運動不足です。
デスクワーク中心の生活を送っていると、体内の循環が不十分になります。これは、身体全体のだるさにも繋がってきます。
これらの症状を避けるためにも、短めの散歩をお勧めします。そうすると、すぐに身体が正常な循環に戻ろうと働きます。
もし、疲れていて散歩に行けない場合には、むくんでしまった部分をマッサージするのも効果的です。
2.砂糖と塩の消費をできるだけ控える
砂糖を大量にとると、体内に蓄積してしまう傾向があります。最も有害なのは、飴やお菓子などです。
砂糖はしっかり吸収されずに、体内の器官に留まってしまいます。
砂糖は量を減らすだけでも良いですが、塩は、体液貯留の症状に苦しむ人にとっては、天敵となります。塩は体液を適切に循環させ、体外に排出するプロセスを妨げる傾向があるからです。
塩の消費をできるだけ、減らすことが勧められています。
こちらの記事もご覧ください:体内に溜まった塩分の排出方法
3.健康的な食生活
健康的な食事は、体液貯留だけではなく、全ての健康状態に関わってきます。
ですから、健康に過ごしたい場合には、新鮮な食品を食べることが最も重要です。 バナナ、タマネギ、ブルーベリー、魚、クルミ、アーモンドなどが特に体液貯留の症状を和らげるのを助けます。
これらの食品には、ナトリウムを排除し、利尿作用、抗炎症性が含まれているためです。
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