食べてはいけない!?リスクを伴う魚6種

脂肪分が多く水銀が溜まりやすい魚は、健康に悪影響を及ぼす危険な食べ物となってしまうことがあります。
食べてはいけない!?リスクを伴う魚6種
Eliana Delgado Villanueva

によってレビューと承認されています。 栄養士 Eliana Delgado Villanueva.

によって書かれた Katherine Flórez

最後の更新: 06 12月, 2022

魚はとても美味しくて体にも良いため、日々の食生活に取り入れたいものです。健康と関連付けて考えられることも多く、医師や栄養士でさえ太鼓判を押したくなる理由がたくさんある優秀な食材なのです。ところがそんな魚にも、多くの人が気づいていないネガティブな側面があります。そのひとつとして水銀が挙げられます。

魚と水銀

氷の上に並ぶ魚

魚に重金属が含まれていることを認める研究はいくつも発表されています。そのような重金属の中でも、メチル水銀(水銀から生成した有機化合物)が大きな問題となっています。

水銀を多く含む魚を食べると、人体にとってはかなりの危険となります。しかし、人の健康に影響を与えるのは水銀だけではありません。魚の脂肪分には、魚の住む環境に存在する汚染物質など、有害な要素が他にもあるのです

魚にプラスチックや化学物質が含まれているのは人間による汚染が原因ですが、皮肉にもその魚は体に良い食べ物として食卓に並びます。また、人の体は水銀を処理することができないため、危険値に達するまで体内に蓄積してしまうのです。

避けるべき危険な魚

では、どのような魚が水銀の影響を大きく受けているのでしょうか。リスクの高い魚を以下にリストアップしました。

マグロの赤身

マグロの解体

赤身のマグロといえば、食卓においても漁業においても最も人気の魚のひとつです。水銀の危険性を考えると、頻繁に食べるのは避けた方が良いでしょう。特に気を付けなければいけないのは子どもや妊娠中の女性です。多くても週に一度にとどめておく必要があります

バサ

バサは世界で最もリスキーな魚のひとつです。元々はベトナムから来た魚で、その食べやすさのために人気となりました。

バサには骨がないため、とても簡単に食べられます。他の魚のように切り身にして食べることもできますが、バサの方が安価で手に入れることができます。そんな食べやすくて安いバサですが、栄養価は低く、オメガ3脂肪酸もあまり含まれていません

さらに、バサはトリフルラリンという除草剤によって最も汚染されており、これが人体にも有害となりうるのです。

ツノザメ

小さなサメ

このサメはスペイン料理に最もよくみられるものです。メカジキの低価格な代用品として用いられることもあります。ところが、この大きさが仇となってしまうようです。

ツノザメはそのサイズのせいで、カドミウム(有害な金属)や水銀を蓄積してしまうといわれています。これらの金属は危険なため、サメは食べない方が良いかもしれません。

サバ

サバは日ごろからよく食べるという人も多いのではないでしょうか。しかし、世界保健機関(WHO)はサバが危険な食材であると発表しています。

サバの身は多くの水銀を含有しています。食べないようにするか、少なくとも食べる頻度を落とすのが賢い選択かもしれません。

ティラピア

ティアピアの切り身

サバとは反対に、ティラピアのことを知っている人は少ないのではないでしょうか。世界には、釣りや食事などの場面でもティラピアが定番となっている国もあるようです。

それにもかかわらず、ティラピアは人の健康にとってかなりリスキーな魚でもあります。また、ティラピアの脂肪分の多さはラードに匹敵するともいわれており悪玉(LDL)コレステロールにつながる危険性もあります。

関節炎、喘息、心疾患をお持ちの方は特に、ティラピアの摂取量を減らした方が良いでしょう

こちらの記事もご覧ください:体の中の有害な重金属を排出する方法

メカジキ

メカジキはとても大きな魚であるため、その他の小さな魚を餌にして生きています。とても多くの脂肪分を蓄えており、その分、水銀の蓄積量も多くなっているのです。メカジキに含まれる水銀の量を考えると、この魚を食べるのは避けた方が良いかもしれません。

 


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