スタチンを使わずにコレステロール値を減らす4つの方法

9月 17, 2019
本記事では、スタチンを使わずにコレステロールをコントロールするのに役立つ方法を4つご紹介します。

コレステロール値のコントロールや低下に役立つ薬として知られるスタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)は、コレステロール値の制御と低下に役立つ薬ですが、その服用には有害な副作用が伴うことが多くあります。

今回は、スタチンを使用せずにコレステロールを減らすのに役立つ方法をいくつかお伝えしたいと思います。

コレステロールを低下させる機能を持つスタチンは、肝臓におけるコレステロールの産生を防御します。

ただし、コレステロール値を正常に保ったり低下させるスタチンの有効性は、副作用という負の影響をもたらします。

その中には、筋肉痛、糖尿病のリスクの増加、血中における肝臓から分泌される酵素の濃度の異常、および消化不良があります。

スタチンは、健康に良い善玉コレステロールの産生にとって大切な中心的役割を果たすHDL-C酵素を阻害するため、スタチンを使用せずにコレステロールを低下させる他の方法を理解することで、これらの副作用を避けるだけでなく、心血管の問題が発症する可能性を減らすことができます。

スタチンを使用せずにコレステロールを減らすのに役立つ4つの方法

血液中の悪玉コレステロール値が上昇すると、アテローム性動脈硬化症につながります

また時間の経過とともに、心臓発作、脳卒中、および末梢血管疾患などの病気の発症へとつながる可能性があります。

悪玉コレステロール値のコントロールは、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸を含む食事を避けて、健康的でバランスの良い食生活を行うことで、ある程度緩和されると考えられています。

薬に頼らずにコレステロールを低下するのに役立つ方法をご紹介します:

1.食生活の改善

スタチンを使わずにコレステロール値を減らす

スタチンなしで高コレステロール値を減らすための最初のヒントは、食事を変えることです。

健康的な食事のヒントをご紹介します:

  • トランス脂肪酸の摂取を避ける:マーガリンや加工品に含まれているトランス脂肪酸の摂取を避けてください。
  • 飽和脂肪酸の消費を減らす:バター、卵、赤身肉などに含まれている飽和脂肪酸は、トランス脂肪酸と比べるとやや健康的ですが、他のすべての食品グループと同様に、適度にバランスの取れた食事の中で適量を摂取する必要があります。
  • 精製された穀類、精製された砂糖、精製されたナトリウムの消費を減らす:精製されたこれらの製品の摂取は控えてください。

バランスの取れた食事には、果物、野菜、種子、全粒穀物などの繊維が豊富な生鮮食品を積極的に加えてください。

オメガ3脂肪酸、カルシウム、マグネシウム、カリウム、およびビタミンDを含む食品が含まれていることが大切で、すべての食品グループから必要な栄養素を毎日の食事に取り入れる必要があります。

コレステロール値を下げるのに役立つ食品は、ナッツ、オリーブオイル、豆、ナス、魚、全粒穀物、オート麦、バナナ、大豆、ブドウなどです。

健康的でバランスのとれた食事は誰にとっても大切です。

私たちが食べるものが私たちの体を作ります。特に心血管系に問題のある人にとって食生活が重要な役割を果たします。

こちらもご参考に:脳卒中の予防に役立つ6つのアドバイス

2. 禁煙

たばこ スタチンを使わずにコレステロール値を減らす

喫煙が健康に複数の悪影響をもたらすことはよく知られていますが、喫煙は高コレステロールとともに、心臓病の一因となります。

コレステロール値が上昇している場合は、喫煙をやめるべきであり、禁煙を始めるのに理想的な時期でしょう。

禁煙を始めると、3週間以内にHDL-C濃度が増加すると言われ、喫煙による弊害も禁煙の開始とともに徐々に減少していきます。

3. ストレスを解消

コレステロール値を下げたい場合は、ストレスのない生活を送るように心がけてください。

実は、ストレスとコレステロール値の上昇には、明らかな相関関係があります。

ストレスを減らすためには、仕事の量や責任を減らし、継続して運動を行い、自然の中で過ごす時間を増やすことをお勧めします。

ストレスが起こるタイミングを認識することから始め、原因が特定できたらライフスタイルの変更など、ストレスを緩和する方法を探してください。

短期間で多くの仕事などをこなそうとする重圧から逃れ、責任やプレッシャーから自分自身を解放することが大切です。

こちらもご参考に:薬に頼らずストレスを緩和する6つの方法

4. 運動

スタチンを使わずにコレステロール値を減らす

運動は、ストレスを軽減するだけでなく、脂質異常症の人が体力を強化し、コレステロール値を低下させるのに役立ちます。

現時点では、コレステロール値を改善するために行う運動の、最適なモード、頻度、強度、および持続時間はまだ特定されていません。

しかしいくつかの研究によると、心臓発作、脳卒中、および冠状動脈疾患のリスクを軽減しながらコレステロールレベルの上昇の予防と管理に役立つことが明らかになっているため、コレステロール値を正常に保つためには、継続した運動が良い効果をもたらすことはわかっています。

1日30分以上体を動かすことで、コレステロール値を下げる効果が期待できると言われています。

スタチンを服用せずにコレステロールを減らしたい場合は、乱れた生活習慣や食生活などの悪い習慣を改め、ライフスタイル全般を改善する必要があることに留意してください。

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