あなたは知っていますか?:睡眠薬の副作用とリスク

8月 5, 2019
睡眠薬の多くは店頭で買うこともできますが、実際には各個人の状況に合わせ、専門家に必ず処方してもらう方が良いでしょう。

このストレスの多い、頭を抱えてしまうような社会において、不眠症と睡眠薬が流行と化してしまっています。

しかし、睡眠薬の使用や乱用によって引き起こされるマイナスの効果を理解している人は少なく、世界保健機構はその統計結果に驚いています

睡眠薬の使用はリスクを伴うものであり、非生産的な影響を生むものです。

鬱と高血圧

いくらか昔に、マヨクリニックが世界中の人に対し、睡眠薬の使用が招く有害な影響について警鐘を鳴らしました。

マヨクリニックは公式に、睡眠薬が鬱や高血圧につながりかねないことを発表したのです。

  • 更に驚くべきは、こうした類の投薬治療が患者によっては慢性的な痛みを引き起こすものであるとも発表したことです。
  • めまいや制御不能な眠気、ふらつきは睡眠薬の使用が生む副作用の症例です。

こうした理由から、マヨクリニックは不眠に関連した病理で苦しむ患者には人間ドックなどの精密検査を行うことを推奨しました。

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高齢の患者が気をつけるべきこと

高齢者の談笑 睡眠薬 副作用 リスク

睡眠薬の副作用には誰もが苦しむものですが、高齢者の人は特に気をつけるべきです。

めまいや眠気といった症状は、高齢者の人に多大な影響を及ぼします。

睡眠薬を使う高齢者の人は、転倒のリスクがそうでない人よりも高くなる他、血圧が危険な形で上昇することにもなります。

また、65歳以上になると、人間の体は徐々に睡眠薬への耐性を失っていきます。

老齢の体は睡眠薬を分解し除去するのがもっとゆっくりになります。そのため、睡眠薬の効果が想定されていた以上に長く続くこともあるのです。

睡眠薬は中毒を生む

睡眠薬の多くには中毒性があります。

また、定期的に使用していると耐性ができてしまい、そのために用量を増やしていく必要性が生まれてしまいます。

場合によっては、不眠症患者が眠るために睡眠薬に依存してしまうこともあります。これは患者にとって悪影響となる不自然な状態です。

ですから、こうした薬は不眠症を治すという目的のみで一時的に、かつ散発的に使用しましょう。

普通に眠るのに薬に永続的に頼ってしまうことは、睡眠薬を使用する目的ではありません。

車の事故に気をつける

飲酒運転 睡眠薬 副作用 リスク

車の事故の原因は、アルコールや違法ドラッグの乱用によるものだけではありません。実は、一般公道で起きる不運な事故の多くは、睡眠薬によるものであることが分かっています。

睡眠薬の問題は、眠気が覚めるべき時に覚めてくれないことです。睡眠薬によって視界がぼやけたりする人もおり、そのせいで適切な車間距離を取るのが難しくなったりする人もいます。

車の運転には、全ての感覚を最適化させた状態で能動的に動かすことが求められます。残念なことに、ハンドルの上で眠りに落ちてしまう運転者もいるのです。

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早死にするリスク

2016年に行われた複数の研究によると、鎮静剤の使用が早世と関係する可能性があることが分かっています。

この比較研究では、鎮静剤を大量に使用すると早世のリスクが上がることが分かっています。

研究の対象となった患者は、テマゼパム、エスゾピクロン、ザレプロンといった薬を使っていました。眠気を起こすバルビツール酸系催眠薬や抗ヒスタミン剤も研究対象となりました。

更に、この研究は、そうした薬剤の使用がガンの発達を促進する可能性もあることを警告しています。

睡眠薬を使う時は気をつけよう

睡眠薬の使用 睡眠薬 副作用 リスク

また、薬の組み合わせによっては深刻な鬱や不安を招くことがあります。一人一人、人間も体の出来も違いますから、薬に対してみなが同じ反応を示すわけではありません。

一番心配の種となるのは、市販の薬が店頭に置かれているため、誰でも手に入れられてしまうということです。

念入りに検査をしてくれる医療専門家に診てもらうことがとても大切です。こうした検査の診断結果によって、適切な薬や用量を処方してくれることになるでしょう。

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