スイカの種でデトックス
スイカは、栄養価が高く、そして気分もリフレッシュしてくれる体に良い果物です。夏定番のこの果物ですが、種を除いて食べる方がほとんどではないでしょうか。むしろ、「種無しスイカ」が増えてきているのも事実です。
実は、スイカの種には素晴らしいパワーがあるのです。適量を知り、スイカの種で作ったお茶を正しく摂取すれば、腎臓を強くし、デトックス効果も期待できます。
スイカの種のパワーと、そのお茶の作り方をご紹介します。
スイカの種のパワー
スイカが嫌いな人はあまりいないでしょう。水分、ミネラル、抗酸化作用に富み、体内貯留にも良い夏の果物です。スイカを食べる時、種を捨てていませんか?実は、その種を捨てることは、驚くべき効能を捨てていることになるのです。
小さな種で便通促進
多くの果物の種には、消化を促進、 便通を促す作用があります。ただ、スイカの種を食べたがらない人も多いでしょう。問題は、例えばイチゴの種と比べた場合、スイカの種が非常に大きい点です。そこで、スイカの種で作ったお茶を飲むことで、便秘を解消する優れた効果が得られるのです。
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デトックスを促し、腎臓の機能を回復
スイカの種で作ったお茶は腎臓のデトックスや腎臓結石に良いとして古くから利用されています。蓄積した毒素や老廃物を取り除き、腎臓の機能を改善します。
また、このお茶は腎臓に良いだけでなく、血圧を正常化する効果もあります。
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ビタミン・ミネラル
スイカやトマトには抗酸化物質であるリコピンが豊富に含まれています。また、スイカはマグネシウム、亜鉛も豊富です。
スイカの種に含まれるカロリーは少ない一方、エネルギーが豊富なため、病み上がりの方、倦怠感のある方にお勧めです。また、朝、疲れが取れず、起きづらいと感じる方にも良いでしょう。
お茶で腎臓をデトックス
作り方はとても簡単です。腎臓のトラブルのある方や尿路感染症の方は、ぜひお試しください。
材料
- スイカの種(オーガニックが望ましい) 40g
- 水 1ℓ
- スイカ(一口大に切る) 150g
作り方
- 1ℓ分の水を沸騰させます。その間にスイカの種を粉末状にしておきます。
- 粉末状にしたスイカの種を沸騰したお湯に入れ、1時間程火にかけます。火から下ろし、さらに1時間蒸らし、冷ましてから液体をこします。
- 上記で作ったお茶と一口大に切ったスイカをミキサーにかけます。あとは、冷蔵庫で保存です。他の食べ物の匂いが移らないよう、グラスのボトルに入れると良いでしょう。
飲み方
- スイカの種のお茶を飲む時は、常温で飲みましょう。朝の空腹時に一杯飲み、食後30分にもう1杯飲みましょう。週に2日これを行うと、効果が見えてくるでしょう。
- スイカのお茶には砂糖を加えないことが大切です。どうしても甘さがほしい場合はハチミツ大さじ1杯(25g)を加えましょう。スイカのシーズン期にはもちろん簡単に種が手に入りますが、そうでない時期は、健康食品店などで種だけ販売されている場合があります。
- スイカの種は40g以上摂らないようにしましょう。種は、生で食べると消化されにくいので、効能を十分に得るには火を通しお茶にして飲むのがベストです。