早発卵巣不全(POI)とは何ですか?

1月 24, 2020
早発卵巣不全(POI)は、女性が子供を持つ可能性に影響を及ぼしますが、すべてのケースに当てはまるわけではありません。早発卵巣不全を発症している女性は、健康的な生活を送る必要がありますが、それ以外にもサポートが必要になります。

通常、女性は40歳を過ぎると受精機能が低下し始めますが、40歳以前から正常に機能しなくなることがあります。

これは早期閉経の一種であり、早発卵巣不全(POI)と呼ばれ、極端な例では、思春期や若年期に始まる症例があります。

最初に、早期閉経について学びましょう。

早発卵巣不全と早期閉経

女性は一般的に、40歳頃から受精能力が低下し始めます。

不規則な月経やほてりをはじめとして、閉経の最初の兆候が現れることがあります。

ここで問題なのは、これらの閉経の症状が、40歳になる前に現れるケースです。

早発卵巣不全が早期閉経と混同されることがありますが、同じではありません。

早期閉経の女性は、月経が40歳前に停止し、妊娠する可能性がなくなります。

対照的に、早発卵巣不全の女性では、月経が完全になくなるわけではなく、妊娠する可能性があります。

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早発卵巣不全について

早発卵巣不全(POI)の原因

早発卵巣不全(POI)とは何ですか? 3D

90%のケースにおいて、早発卵巣不全の正確な原因を特定することは不可能であると推定されていますが、専門家は、早発卵巣不全が卵胞の問題に関連していると考えています。

卵胞とは卵巣内にある小さな嚢で、卵巣の内部では卵子が発育します。

卵胞が40歳になる前に完全に機能しなくなったり、不適切に機能することがあります。

早発卵巣不全には、以下のような原因考えられます。

女性が早発卵巣不全を発症しやすい、以下のような要因も知られています。

  • 家族の病歴:家族の中に早発卵巣不全を発症している人がいる場合は、発症率が高くなる傾向があります。
  • 遺伝性疾患:早発卵巣不全は、ターナー症候群や脆弱X症候群などの遺伝性疾患の患者に多く見られます。
  • その他の疾患:自己免疫疾患またはウイルス感染が特に影響する場合があります。
  • がん治療
  • 年齢:35歳から40歳までの女性でより一般的ですが、どの年齢にも起こる可能性があります。

症状と診断

早発卵巣不全(POI)とは何ですか? 症状と診断

早発卵巣不全の症状は、閉経期の症状と似ています。

  • 不規則な月経:妊娠や避妊薬の中断だけでなく、自然に数年間続くことがあります。
  • ほてり
  • 寝汗
  • 妊娠中のトラブル
  • 膣の乾燥
  • 性的欲求の減少
  • 気分のむらやイライラ
  • 集中力の欠如

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場合によっては、不妊症、骨粗鬆症、心臓病、うつ病、不安障害などを併発する可能性があります。

最も極端な例では、認知症が発生する可能性があります。

早期卵巣不全の診断を下すために、医師は問診後に骨盤検査を行います。

さらに、妊娠検査、卵胞刺激ホルモン(FSH)検査、エストラジオール検査、プロラクチン検査、核型、FMR1遺伝子分析などの検査も行うことがあります。

治療法

一般に、早発卵巣不全の治療は、エストロゲン欠乏症の影響を改善することに焦点を当てています。

そのため、治療の中心となるのは、エストロゲンを投与するエストロゲン療法で、子宮を保護するためにプロゲステロンが追加されます。

この治療法を行うと、出血が再び起こる場合がありますが、卵巣機能を回復することはできません。

若い女性の場合は、治療の良い効果が現れることが一般的ですが、年配の女性の場合は、心血管系の問題を引き起こす可能性があるため、治療の長所と短所を患者に説明してから、治療方針が決定されます。

これ以外にも、骨粗鬆症を予防するために、カルシウムとビタミンDのサプリメントが処方されます。

早発卵巣不全の最も大きな問題は、早期の不妊症に直面すると言う点です。

この場合は、体外受精が選択肢の一つとなることがあるため、パートナーのサポートが必要になります。

信頼できるパートナーの存在が、患者の感情面を安定させます。

また、心理療法やカウンセリングは、治療において大きな助けとなる場合があります。

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